ITエンジニアのみなさん、大変お待たせしました!
「いま、活躍するITエンジニアに人気のエディタはどれなのか?」
「どのエディタが、どんなITエンジニアに人気があるのか?」
転職ドラフトの人気エディタランキングの最新版を、年収、言語、職種ごとに徹底的に分析してお届けします!
人気エディタランキングとは
人気のエディタランキング
年収別の人気のエディタ
言語別の人気のエディタ
OS別の人気エディタ
職種・役割別の人気のエディタ
人気エディタランキングとは
転職ドラフトに登録する際「好きなエディタ」を入力する必要があります。その項目の集計と分析を行う記事は、転職ドラフトReportで特に人気の記事のひとつです。
人気エディタランキング記事の最新版である今回は、「人気のエディタの推移」「年収別の人気エディタ」「言語別の人気エディタ」「OS別の人気エディタ」「職種別の人気エディタ」といった多視点から2020年のデータの分析を行いました。自分と似た属性の方にはどんなエディタが人気なのかを踏まえて、今後、エディタを試してみる際の参考にしてください。
人気のエディタランキング
2019年は2倍の差があったVisual Studio CodeとVimの差が4倍に開いていることが特徴的です。パーソルキャリアによる「ITエンジニアが使いたいエディタランキング 」では1位の38%だったサクラエディタですが、転職ドラフトの調査では11.43%に留まっています。自社開発に現在携わっていたり、自社開発企業への転職を希望するITエンジニアの多い転職ドラフトならではの属性の特徴が現れているのではないでしょうか。
出典:パーソルキャリア株式会社 「ITエンジニアの【理想の開発環境】に関するツール・サービスランキング」
年収別の人気のエディタ
今度は指名された人に限定して、指名年収別のエディタの人気を見てみましょう。
- 全体支持No.1のVisual Studio Codeが、高額指名者からの支持は低かった
という結果は、2018年の調査同様です。
すべての指名年収帯においてVisual Studio Codeが1位をキープしていますが、高額指名ユーザーにおいてはVim使いが少しずつ多くなる傾向が読み取れます。
VimはUNIX思想を体現するようなエディタで、編集以外の機能はマクロや外部ソフトを用いて連携することができます。
自分に特化した開発環境を構築できる事が自走力の証明になり、やはり今回もVimmer = 「強い」が成り立つのでしょうか。
言語別の人気のエディタ
各開発言語の使い手は、どのエディタを使っているのでしょうか?
年収評価シートに記載いただいた、プログラミング言語ごとのエディタの使用率を導き出しました。今回はRuby、Swift、Javaなど、主要7言語をフィーチャー。あなたが愛するエディタは、どの言語を使うエンジニアたちに人気なのでしょうか?
JavaやC#/C++に関しては、秀丸やサクラエディタのシェア率が他言語より高いです。これは、Windowsで開発される方が多く、窓ベースのUIを特徴として持つので、直感的に操作がしやすいのでしょうか。Javaは特にEclipseの利用者が多い印象ですが、こちらもまたITエンジニアが多い転職ドラフトの特性かもしれません。
OS別の人気エディタ
OS別のエディタ人気はどのようになっているでしょうか。
Linuxにおいては、圧倒的にVimの人気が高いことがわかります。やはり標準エディタの一つとして搭載されていることや、動作が軽いことがLinuxにおけるVim人気の背景でしょう。
職種・役割別の人気のエディタ
最後に、希望職種・役割別で見てみました。幅広い職種でVisual Studio Codeが支持されていることがわかります。
転職ドラフトの希望職種・役割のうち、人数の多さで1位のバックエンドエンジニアと2位のフロントエンドエンジニアでは、フロントエンドエンジニアのほうがVisual Studio Codeの比率が高いです。
UX/プロダクトエンジニアでも高い割合で選ばれていることから、フロント寄りの開発ではVisual Studio Codeがより一層好まれやすい傾向があるのかもしれません。
転職ドラフトのエンジニアに今回の記事を見てもらったところ、
- Visual Studio Codeが人気なんですね。自分はemacsが好きですけどintelliJをずっと使ってます。(バックエンドエンジニア)
- VimかVisual Studio Codeが最近使っているエディタ。Eclipse TheiaでEclipse系がまた盛り上がるかな?(フリーエンジニア)
- 10年間の間に Emacs -> Sublime Text -> Atom -> Visual Studio Code っていう順番に乗り換えて来ました。今はVisual Studio Code で落ち着いています。(バックエンドエンジニア)
- 以前はSublime Textを使っていましたが、ここ最近はVisual Studio Codeを使っています。(バックエンドエンジニア)
というコメントが寄せられました。それぞれのこだわりが垣間見えますね!
今回はより一層のVisual Studio Codeの支持の拡大が見られました。次回の調査ではどのように変化しているのでしょうか?今後も転職ドラフトのエディタランキング記事をどうぞお楽しみに!
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