【2025年版】激動のITエンジニア転職市場を徹底分析!市場価値を高めるキャリアを描くには

2025-05-22 10:00

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「この先、どんなキャリアを描いていくのがベストなのか?」
「いま、企業はどんなスキルや経験を持つエンジニアを求めているのか?」

変化のスピードが加速するITエンジニアの世界で、このような疑問を感じたり、将来のキャリアに悩んだりしている方も多いのではないでしょうか。
変化の波に乗るためには、最新のエンジニア転職市場のトレンドを把握することが不可欠です。

この記事では、転職ドラフトに蓄積された膨大なデータをもとに、平均年収の推移、需要の高いスキルやロール、リモートワークの現状、そして新たなキャリアパスの可能性まで、具体的なデータと考察を交えながら解説します。ぜひ最後までお読みください。

本記事では、2020年から2025年までを扱います。
2016年から2021年までの分析レポートはこちら

提示年収は5年間で147万円増。全体的な年収水準の向上が見られる

まずは、転職ドラフトスカウトでの指名時に、企業がエンジニアに提示した年収の平均値と中央値のグラフを見てみましょう。

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平均提示年収は、過去5年間で147万円と大幅に上昇しました。2020年1月には644万円だった提示年収の平均値は、2024年12月には791万円となっています。

そして、ともに上昇傾向にある提示年収の中央値にも注目してみましょう。
2020年1月には624万円だった中央値は、2024年12月には800万円へと推移しています。このデータから、一部のハイクラスエンジニアへの提示年収が平均値を引き上げているのではなく、エンジニア全体の提示年収水準が底上げされていると言えそうです。

年収800万円以上の指名の割合が5年間で約2.6倍に

次に、提示年収帯ごとの指名数の割合を見てみましょう。

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提示年収の高年収帯へのシフトが鮮明になっています。800万円以上の提示年収の割合が、2020年の16.1%から2024年には41.8%へと、5年間で約2.6倍になっていることが読み取れます。

とくに1,000万円以上の提示年収の割合は、2020年の0.7%から2024年には8.4%に増えていますが、これは1,000万円以上の提示に限定した「転職ドラフトスカウト ハイクラス回」の影響も大きいと考えられます。全体的な年収上昇に加えて、企業がさらにハイクラスエンジニアの採用に注力していることが伺えます。

参考:2024年の転職ドラフトスカウト ハイクラス回を振り返る

AI開発関連やアプリ開発技術の提示年収が上位

ここからは、企業がどのようなエンジニアに高い年収を提示しているのか、その傾向を読み解いてみます。
まずは、プロジェクト経験に紐づくプログラミング言語ごとの平均提示年収の違いを見てみましょう。

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上位には、C++やScalaといった習得が難しい技術に加え、SwiftやKotlinなど需要が増加しているアプリ開発言語が並びます。これらの言語は、熟練したエンジニアの数が他の言語と比較して少ないため、その希少性が高評価につながっていると考えられます。

EMやマネジメント経験のあるエンジニアの提示年収が高い傾向

次に、経験したことのあるロールごとの平均提示年収の違いを見てみましょう。

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近年はEM(エンジニアリングマネージャー)が最も高く、2024年には平均900万円に到達しました。マネジメント経験を持つエンジニアの評価は高く、2024年1月〜12月の平均提示年収を集計すると、マネジメント経験の有無によって提示年収が約67万円異なることがわかりました。また、プロダクトマネージャーやエンジニア採用/人事など、領域横断的な経験を持つエンジニアへの強いニーズも見て取れます。

出社回帰の流れはあるが、それでも週5リモートワークの企業は多い

コロナ禍以降、急速に普及したリモートワークですが、近年「出社回帰」の動きが広がりつつあります。転職ドラフトスカウトの企業データから、週の必要出社日数の変化を見てみましょう。

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2021年12月時点では、週0日出社の企業は60.1%でしたが、2025年5月時点では53.1%に減少しました。それでも全体の半分以上が週0日出社という結果です。週2日または週3日の出社を求める企業の割合は増えており、週3出社の企業の割合は2021年12月と比較して2倍以上に増えています。

また、「週○日出社」という形でのルールは設けていなくても、月に1日〜2日程度は出社、という企業が増えている印象はあります。コロナ禍を契機にリモートワークを導入した企業は、必要出社日数を増やしながら、リモートワークのより良いバランスを模索していると感じます。

キャリアパスは多様化し、様々なロールを経験しているエンジニアが登録

今度は、指名の有無にかかわらず、転職ドラフトスカウトの登録エンジニアの人数を、経験ロール別にみてみましょう。

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エンジニアリングマネージャーの登録人数の割合が高くなっています。一方で、マネジメントを志向するキャリアパスだけでなく、機械学習エンジニアなど高い技術力を追求するエンジニアも増えており、最近ではStaff EngineerやIndividual Contributor(IC)といったマネジメントロールを担わないキャリアパスも注目を集めています。

転職ドラフトが以前に公開したキャリア論『Career Theory for IT ENGINEER』では、「カッツモデル」の考え方をもとに、ロールごとの求められるスキルを以下のように整理しています。それぞれのロールごとに求められるスキルや経験は異なるため、志向したいキャリアパスに応じたキャリア戦略を立てる必要があります。

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参考:【無料公開】ITエンジニアのキャリア論『Career Theory for IT ENGINEER』を公開!

ハイクラスエンジニア限定、次のキャリアを考える「第4回ハイクラス回」を開催

ここまで見てきたように、エンジニアのキャリアパスは多様化し、転職市場も常に変化しています。とくに、1,000万円以上の年収を目指すハイクラスエンジニアにとって、「次のキャリア」の選択肢は多岐にわたり、明確な答えを見つけることは容易ではありません。

そこで転職ドラフトでは、マネジメント経験のあるエンジニアや、高度な技術を追求してきたシニアエンジニアに限定した、特別なイベント「転職ドラフトスカウト ハイクラス回」を開催いたします!

「第4回 転職ドラフトスカウト ハイクラス回」概要
受付期間:2025年6月5日(木)09:59 まで
開催期間:2025年6月6日(金)〜2025年6月17日(火)
参加条件:
・現年収1,000万円以上の方や、CTO等の役割を担った経験がある方など、運営の定める独自の審査基準を満たした方
・過去に転職ドラフトスカウトに参加した経験があり、1,000万円以上の指名を受けたことがある方

ハイクラス回での指名は、年収1,000万円以上というだけでなく、企業の提示するミッションも難易度の高いものばかりです。

「自身の経験とスキルを最大限に活かし、より大きなインパクトを与えたい」
「これまで培ってきた技術力を、さらに高みへと引き上げたい」

そう考えるハイクラスエンジニアのみなさん、ぜひこの特別な機会に挑戦してみませんか?

転職ドラフトスカウト登録ユーザーの方
・過去に転職ドラフトスカウトに参加した経験があり、1,000万円以上の指名を受けたことがある方
・既存会員の参加申請はこちら
 →https://job-draft.jp/special_market_review


転職ドラフトスカウト登録ユーザー以外の方
・現年収1,000万円以上の方や、CTO等の役割を担った経験がある方など、運営の定める独自の審査基準を満たした方
・新規会員登録はこちら
 →https://job-draft.jp/lp/special_market

転職ドラフトスカウト会員以外の方も参加申請いただけますので、友人、知人お誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。

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