初転職でGENDAのプロダクト開発をリードするエンジニアへ。“開発だけではない”仕事で身についた、前に進める力

2026-04-30 11:00

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転職成功に関する事例記事は数多くありますが、入社後のリアルな活躍が語られることはそう多くありません。転職者は本当に、思い描いた未来を実現できたのでしょうか。本連載は、その答え合わせをするための企画です。

第3回に登場するのは、2025年1月に株式会社GENDAへ入社した黒木さんです。前職には友人の紹介で入社したため、「転職活動どころか、本格的な就職活動も初めてだった」という黒木さん。そこからどのように転職を成功させ、プロダクト開発をリードするエンジニアとしての一歩を踏み出したのか。入社後に向き合ってきたリアルな課題と、その中で得た成長とは。黒木さんを上長として支えるGENDAの進木さん、転職をサポートした転職ドラフト キャリアアドバイザーの矢崎とともに振り返ります。

プロフィール
黒木 優大(写真中央)
開発2部
2018年にコンテンツ配信サービスを展開する企業へ入社し、漫画アプリの開発を通してバックエンド・インフラ・Webフロントを横断的に経験。2025年1月に株式会社GENDAに入社し、オンラインクレーンゲームサービスGiGO ONLINE CRANEをリードするエンジニアとして、開発全般を牽引する。

進木 裕大(写真左)
開発2部 マネージャー
受託開発やフリーランスを経て2020年にCTOとしてスタートアップに参画し、ゼロからのサービス立ち上げを経験。そのときのサービスがGENDAに事業継承され、2023年8月にGENDA入社。GENDAでは複数プロダクトの開発に関わりつつ、現在開発2部マネージャー。

矢崎 憲太(写真右)
株式会社リブセンス 転職ドラフト事業部 Tech Agentグループ キャリアアドバイザー
飲食チェーン運営会社を経て、2012年から人材業界へ。立ち上げ間もない人材紹介会社にて約4年、インターネット、不動産、士業領域のリクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーを経験。2017年にリブセンスに入社し、当初は「転職会議エージェント」のアドバイザーとして活動。2022年の「転職ドラフトエージェント」立ち上げにも携わる。
https://job-draft.jp/articles/614

大学中退から始まった、エンジニアとしてのキャリア

──黒木さんの現在のお仕事について教えてください。

黒木:GENDAの開発2部に所属し、GiGO ONLINE CRANEの仕様検討から設計、開発、進行管理まで幅広く担っています。GiGO ONLINE CRANEはゲームセンターにあるクレーンゲーム機を、Webブラウザやアプリを通じて遠隔で操作し、獲得した景品は実際にお客様に配送されるオンラインクレーンゲームサービスです。

オンラインのサービスですが、物流や店舗側のオペレーションとも密接に関わります。ソフトウェアだけでは完結しないからこそ、難しい。だからこそ面白いと感じています。

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──このGENDAへの入社が、初めての転職だったそうですね。

黒木:そうなんです。転職活動もそうですが、いわゆる就職活動自体がほとんど初めてでした。

──というと?

黒木:実は、大学を中退して前職で働き始めたんです。

もともとは数学科に在籍していたのですが、当時は「このままでいいのかな」という気持ちがあって、少し燻っていました。それで、興味があったエンジニアリングを自分で学び始めました。

ちょうどそのタイミングで、私の想いを知っていた友人が、知り合いが働いている会社を紹介してくれたんです。リファラル選考だったので面接回数も少なく、一般的な採用プロセスを一部しか経験しないまま、エンジニアとして働き始めました。

──そうなのですね。ちなみに前職ではどのような仕事をされていたのですか。

黒木:漫画のWebサービスやアプリケーションの開発をしていました。ユーザー向けのプロダクトはもちろん、出版社の在庫管理や入稿作業を支えるtoBのプロダクト開発にも携わりました。私自身、漫画が好きで、よく知っているサービスだったので、その成長に関われることが素直に嬉しかったですね。

一方、技術面については独学していたとはいえ未経験だったので、分からないことばかりでした。それでも、必死にキャッチアップし続けているうちに、バックエンドからフロントエンド、インフラ構築まで、一通りを経験することになりました。

領域を広げたことで見えた、自分の“軸”

──順調なキャリアのように思われますが、なぜ転職を検討するようになったのでしょうか。

黒木:「この会社では学びきったな」と思うようになったんです。今振り返れば、自ら役割を広げるなどして学べることはまだたくさんあったはずです。ただ、入社して6年が経って、ふと気づけば同じプロダクトで同じような開発業務を継続しており、「自分だけ取り残されているのでは」と焦りを感じるようになっていました。だからこそ一度環境を変えて、新しい挑戦をしようと決めました。

──転職ドラフトを利用し始めたきっかけを教えてください。

黒木:就職活動の初心者で、何をどう進めればいいのかわからなかったので、ひとまず前職のエンジニアの先輩が使っていた転職ドラフトスカウトに登録することにしました。

実際に使ってみると、想像以上に“エンジニアファースト”だなと感じましたね。履歴書の作成やドキュメント管理、企業とのチャット、面談の日程調整までWeb上で完結するので、使いやすかったです。ただ、職務経歴書の書き方や面接の受け答えは不安があったので、客観的に見てもらえるように転職ドラフトエージェントにも登録しました。

──担当キャリアアドバイザーの矢崎さんにとって、黒木さんの第一印象はどんなものでしたか。

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矢崎:コミュニケーションがとてもスムーズだなという印象でした。自分をアピールしようとするあまり一方的に話してしまう方も多い中、黒木さんは相手の反応を見ながら対話できる方でした。当時はメンバーとしてご活躍されていらっしゃいましたが、働く環境によってはこの強みを活かしてより広い役割も担えるのではないかと感じました。

黒木:情報系を専門に学んできたわけではないので、技術力だけで勝負するというより、コミュニケーションを大事にしてきました。それを評価してくださったのはありがたかったですね。

──そこから企業選びを進められたと思いますが、どのような軸で絞っていったのでしょうか。

黒木:まずは自社開発の企業であること。お客様の声を直接受けて改善し、それがプロダクトの成長につながる環境にやりがいを感じていたからです。前職でも、ユーザーが使いやすくなったり、出版社の負担を軽くできたりしたときに、自分の仕事の価値を実感できました。

一方で、特定の言語や業務内容に特化したいという思いはあまりなく、どちらかというとジェネラリスト志向でした。

矢崎:そのお話を受けて、裁量が大きく、業務範囲が限定されすぎない企業を中心にご紹介しました。あと、領域はあえて広げるようにしましたね。

──というと?

黒木:私は当初、デジタルコンテンツ系の企業に絞ろうとしていたんです。漫画が好きですし、前職に近い領域のほうがイメージしやすかったので。でも、矢崎さんから「一度幅広く見てみましょう」と提案していただきました。

矢崎:転職活動は、さまざまな企業と話せる貴重な機会です。最初から絞り込みすぎず、比較対象を持つことで、転職の“軸”もより明確になりやすく、最終的な意思決定の際に立ち返るポイントができると考えていました。

黒木:実際に10社ほど紹介していただいて、視野が広がりましたね。特に印象に残っているのは医療・介護領域の企業です。どういう風に興味を持てるだろうかと調べるうちに、将来的には自分や家族が関わるかもしれない分野だと気づきました。

正直、こうした企業選定は一人ではできなかったと思います。自分の軸を整理するうえでも、大きな助けになりました。

──結果的に領域を問わず幅広い企業に応募し、複数企業で選考が進んだとのことですが、最終的にGENDAを選んだ決め手は何だったのでしょうか。

黒木:いろいろな領域の企業を見たことで、改めてエンターテイメント領域が好きだと実感できたんです。しかも私自身、ゲームセンターにはよく通っていたんですよね。積極的に事業拡大しているGENDAの姿勢に惹かれましたし、自分が普段からお世話になっている領域に恩返しできるのは嬉しいことだと思いました。

それと、プロダクト開発をリードするエンジニアとして、裁量を持って動けるポジションでの採用だったことも大きいです。矢崎さんが私の強みを丁寧に伝えてくださったおかげだと思います。スカウトの指名金額などを参考に、想定より大幅にアップした額を提示してもらえたので、背中を押してもらえました。

「開発していればいいわけではない」開発を牽引するエンジニアとしての試行錯誤

──GENDAに入社後の第一印象を教えてください。

黒木:想像以上ににぎやかでしたね。前職ではエンジニア同士の関わりがメインでしたが、GENDAはサークル活動も活発で、職種を越えた交流機会がたくさんあります。それが良い意味で刺激になるなと思いました。

──同じ職場で働く進木さんから見た黒木さんの印象はいかがでしたか。

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進木:カルチャーマッチしていて、スムーズに合流してくれた印象です。初対面なのにそんな気がしないというか、同じ道を歩んできたように感じました。やはり興味が似ているからかもしれないですね。入社直後に一緒にGiGOに行きましたし。

黒木:ただ、Valueである「Speed is King」が浸透している企業文化には衝撃を受けましたよ。たとえばGENDAの共通アカウント「GENDA ID」に実装されている「GENDAポイント」のプロジェクトは、期中の4月に発案されてそのまま期内の12月にはリリースまで完了していて、本当に早いなと驚きました。

進木:確かに、GENDAは上場企業ではありますが、それぞれのプロダクトはベンチャー企業のような勢いがあって、設計から3ヶ月後にはリリースというのも珍しくないですからね。

──そのスピードについていくのは大変ではなかったですか。

黒木:むしろ嬉しかったですね。キャッチアップすること自体は得意なので、ついていくのに必死になれる環境はありがたいと感じました。

──具体的な業務には、どのように取り組まれたのでしょうか。

黒木:入社日の午後には、GiGO ONLINE CRANEの説明を受けて、すぐに業務に入りました。ゲームセンターには通っていましたが、クレーンゲーム自体はあまり触ってこなかったので、まずは自分でプレイして仕組みを理解するところから始めましたね。

進木:しかも黒木さんは単なる開発担当ではなく、プロダクトの成長を引っ張っていく立場として採用されました。関係者と合意形成しながら進めるのは、簡単ではなかっただろうなと想像しています。

黒木:本当にそうですね。マネジメントの難しさを痛感しました。タスクの割り振り方も、会議の進め方もわからなくて、経験が足りないと感じる場面が多かったです。

しかもGiGO ONLINE CRANEは関係者が多くて、ますますマネジメントが大変でした。私はGENDA所属ですが、運営主体はグループ会社ですし、オンラインサービスとはいえ景品は現物なので物流も絡みます。さらにお客様の要望に応じて現場でクレーンゲーム機の調整が必要になることもある。オンラインとオフラインが交差する分、調整の難度は想像以上でした。

──その課題は、どう解決していったのでしょうか。

黒木:マネジメントが得意なメンバーに、とにかく聞きました。「どう伝えれば動いてもらえるか」「会議でどう合意を取るか」と質問すると、みんな「こちらではこうやっているよ」と具体的に教えてくれたんです。

進木:それができるのは、プロダクトごとの縦割りではない組織体制だからだと思います。GENDAのエンジニア組織は、組織図上はスキルや専門分野で集まりつつ、実務では各自のプロダクトに従事するマトリックス組織になっています。そのため、同じ部署内に他のプロダクトのリードエンジニアも複数在籍しており、知見や悩みを日々カジュアルに共有し合っています。

しかしそのような場をうまく活用できているのは、黒木さんの積極性によるものだと感じます。プロダクト開発の過程では、ときには繊細なコミュニケーションが求められる場面もありますが、そのようなときでも相手の立場を踏まえながら、きちんと目指す方向性に進められるようになってきた。着実にプロダクト開発をリードする力がついてきています。

「感覚」から「数字」へ。視座が上がった1年間

──転職活動での目標は、叶いましたか。

黒木:はい。特に「プロダクト成長への貢献」は、以前よりもかなり実感できるようになりました。一人のエンジニアとして働いていたときは、どうしても「操作をシンプルにできた」といった感覚的な手応えが中心でしたが、今はプロダクト開発をリードする立場として「どの施策でどれだけ店舗に貢献できたのか」「投資対効果はどうか」といった数字を前提に会話をするようになりました。視点が一段上がった感覚があります。

また、ジェネラリストとしても前に進めていると思います。マネジメントスキルもそうですし、技術面でもGoなどのこれまで触れてこなかった言語に触れるようになりました。特に学びが大きかったのは生成AIですね。2025年にGENDAにいてよかったと、本気で思っています。

進木:GENDAは生成AIへの投資を惜しまない風土なんです。必要があれば、導入検討に何ヶ月も費やすことなく、その日から使い始められますし、複数のツールを同時に使うこともできます。

黒木:実際に助けられました。プロダクトの仕様を整理するために過去のコード履歴を追っていたんですが、内製化のタイミングを境に履歴が途切れていたんです。でも、生成AIを使える環境がすぐに整ったので、「今の仕様がどうなっているのか」「どうあるべきか」を対話しながら整理できるようになりました。

しかもGENDAには、生成AIのアーリーアダプターのようなエンジニアがたくさんいるので、キャッチアップするだけでも、世間的にみれば相当なレベルまで到達できます。この環境はかなり恵まれていると思いますね。

──今後の展望を教えてください。

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黒木:まずはプロダクト開発をリードするエンジニアとして、開発力もマネジメント力も伸ばしていきたいですね。

進木:そのうえで、活躍の幅はさらに広げていってもらいたいです。たとえば、他プロダクトに挑戦してみるのもよさそうですよね。今もGiGO ONLINE CRANE以外のプロダクトに携わってもらっていますが、GENDAはM&Aを成長戦略の軸においているので、新しいプロダクトに触れる機会はこれからも増え続けていくはずです。

黒木:確かに、プロダクト融合に関わる経験はなかなかできるものではないので、いつかは挑戦してみたいですね。これから成長できるチャンスがあちこちにあるのが嬉しいです。いろいろな業務でキャッチアップを続けて、エンジニアとしての総合力を鍛えていきたいと思います。

──担当キャリアアドバイザーとして、黒木さんへメッセージをお願いします。

矢崎:GENDAさんの柔軟な組織体制もあって、転職活動のときに希望されていた通り、幅広い領域に取り組んでいらっしゃると感じ、嬉しく思います。キャリアのゴールを一つに定めるというよりは、できることが広がったからこそ選べるキャリアが増えていく。そういう探索型のキャリアを体現されていると思います。

また、マネジメントのスキルや生成AIの知見は、今後エンジニアとして生きていくうえでさらに重要性が増すはずです。今後もぜひ主体的にいろいろなことに挑戦してほしいですね。

──プロダクト開発をリードするエンジニアとして、難度の高いマネジメントと技術面のアップデートに挑み続ける黒木さん。今後どのような役割へと広がっていくのか、楽しみです。本日はありがとうございました。

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転職ドラフトの株式会社GENDA 紹介ページはこちら

(取材・文/山田 奈緒美)

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