9/25に以下、転職ドラフトReport記事にてご報告いたしました件につきまして、事実確認をいたしました。
転職ドラフト経由での選考における提示年収に関する問題について
発生事象
・提示年収550万円のユーザーから、内定時年収としてブログにあるような提示がされたと報告があった。以下引用する。
実際に提示された金額は4,288,000円、月給では268,000円。
人事担当者の説明では、この金額にみなし残業時間25時間分が付き実際には4,912,228円になる。
更に社員の月平均残業時間30時間の場合なら5,037,064円、参考までに月45時間残業した場合には5,411,608円になりますとの事。
・4,912,228円は5,500,000円の90%に満たない
・みなし残業代、および通常の残業代を提示年収に含むことは、不適切なのではないかとの指摘をユーザー様よりいただく
・ブログにあったお問い合わせ内容に対して、転職ドラフト運営が、以下のように返答した内容は事実である
- みなし残業代は、提示年収に含めて良い
- ただし、固定でない残業代は、提示年収に含めてはならない
- みなし残業代を含めても90%に満たないため、この点について当該企業に確認をする
・上記ブログおよび同様のお問い合わせについて、当該企業に確認を行った
※ 補足
また、他のユーザー様から同企業に関して類似のお問い合わせをいただきました。こちらについても、事実確認いたしました。
事実確認結果のご報告
■転職ドラフト側
・提示年収についての定義が、曖昧な状態にあった
・提示して良い年収の内訳について、説明文書等を用意していなかった
■当該企業側
・下記、当該企業よりいただいた内容について、変更を加えずに記載いたしております。
・年俸制を採用していない当該企業が、見込み年収で提示する必要があり、基本給と賞与に加えて、(見込まれる)残業代を加味した
・上記をもとに算出すると、ブログの方とお問い合わせいただいた方(1件)ともに、提示見込み年収の90%を超えていた。
転職ドラフトとしての見解
転職ドラフトとしては、以下の点により、ユーザー様・企業様に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
・提示年収に含めて良い内容について、定義が曖昧であったこと
・みなし残業代の有無、またその詳細を確認できない状態において、提示年収にみなし残業代を含めて良いとしていたこと
・ブログのユーザー様から問い合わせをいただいた時点では、「みなし残業代を詳細説明なく、提示年収に含める行為」に問題がないと認識し、対応を行ったこと
・各社の給与体系の詳細把握が不足していたこと
これまでにも提示年収に関するトラブルがあったにもかかわらず、定義見直しやルール整備が遅れてしまったことを深く反省するとともに、重ねてお詫び申し上げます。
今後の転職ドラフトの対応について
転職ドラフトでの提示年収について
第3回開催からは、提示年収に対して、画面上で以下を明示する仕様に変更いたします。
・ 固定残業代(定額残業代・みなし残業代)の有無、およびそれに準ずる情報
・ 固定で支給される賞与の有無、およびそれに準ずる情報
・その他手当の有無、内容、およびそれに準ずる情報
また、提示年収の定義を以下と設定します。
・提示年収は、内定時に無条件で支給確約できる金額に限る
そのため、残業をした場合に支払われる残業代は、提示年収に含めることができないようにいたします。
第1回、第2回開催分について
過去開催分について、指名を承諾したユーザー様、および指名承諾された全企業様、双方に連絡を取り、同様の事象の有無を調査いたします。
また、調査にて同様の事象が発見された場合は、別途対応いたします。
調査の結果については、あらためて転職ドラフトReportにて、ご報告する予定です。
その他今後の対応について
他の企業様に対しては、今回起きた事象についての経緯説明、および第3回以降の変更ルールについて、周知するよう徹底いたします。指名時には、上記「転職ドラフトでの提示年収について」で記載されている内容への対応を必須といたします。
また、問題発見を可能にするため、面談設定後のユーザーに対するアンケート機能を実装し、継続的な検知体制を構築いたします。
加えて、今後内定が出た際には、ユーザー様企業様双方への提示年収のヒアリングを行ってまいります。
第3回転職ドラフトの開催について
9/28(水)先行開示、10/5(水)開催スタートの予定でございましたが、本事象対応の目処が立つまで一旦延期とさせていただきます。
再発防止のため、関係各所への十分な周知、対応策が整った段階で、あらためて開催したいと考えております。
また、結果報告の時期に関しては、可能な限り早急にご報告したいと考えております。
結果報告時に、開催日時を改めて告知いたします。