異業種で磨いた課題解決力を活かし、ブリッジワンへ。裁量のある環境で中核メンバーに成長

2026-06-19 11:00

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転職成功に関する事例記事は数多くありますが、入社後のリアルな活躍が語られることはそう多くありません。転職者は本当に、思い描いた未来を実現できたのでしょうか。本連載は、その答え合わせをするための企画です。

第4回に登場するのは、2025年7月に株式会社ブリッジワンへ入社した妹尾さんです。電気工事と製造業を経て、エンジニアへ転向。受託開発企業での実務経験を経てブリッジワンに転職しました。

エンジニア経験は決して長くない中で、なぜ自社開発かつ新たな技術領域に挑戦できる環境に転職できたのか。入社後にどんな壁と向き合い、今何を目指しているのか。妹尾さんを上長として支えるブリッジワンの大塚さん、転職をサポートした転職ドラフト キャリアアドバイザーの須賀とともに振り返ります。

プロフィール
妹尾 淳志(写真中央)
株式会社ブリッジワン
テクノロジー事業部 / テックリード
電気工事・製造業での業務改善を経て、エンジニアへ転向。受託開発企業では、要件定義から実装、インフラ構築まで開発工程全般を一気通貫で担当。2025年7月に株式会社ブリッジワンへ入社し、現在はバックエンドのテックリードとして業務システム基盤の設計・実装をリードするほか、開発全体のマネジメントやエンジニア育成にも携わる。ドメイン知識と現場経験を活かし、事業課題の解決に向き合うエンジニアを目指している。

大塚 凜太郎(写真右)
株式会社ブリッジワン
テクノロジー事業部 部長 / CTO
新卒で広告代理店に入社し、広告会社のネット広告事業を支援するプロダクトや、社内の広告運用管理システムの開発を通じてWebエンジニアとしての経験を積む。2025年3月、以前より開発に関わっていた株式会社ブリッジワンへ正式に参画し、同タイミングで新設されたテクノロジー事業部の部長 / CTOに就任。自社システムの要件定義や開発部署全体の統括を担う。あわせて社内オペレーションの整備・情シス領域まで、部署を横断する動きを行っている。

須賀 健一郎(写真左)
株式会社リブセンス
転職ドラフト事業部 Tech Agentグループ キャリアアドバイザー
通関業務を経て、2005年から人材業界へ。2008年から5年間、IT/WEB系を中心とした人材紹介会社にてリクルーティングアドバイザーを経験。2013年にソフトバンクのグループ企業に移り、人材紹介事業の立ち上げをリード。同社で11年半にわたり、リクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーを務める。2024年11月から現職。
https://job-draft.jp/articles/608

異業種2社を経てエンジニアへ

──妹尾さんの現在のお仕事について教えてください。

妹尾:バックエンドのテックリードとして、業務システム基盤の設計や実装を担当しています。あわせて開発全体のマネジメントとして、フロントエンドも含めた進捗・工数管理、それからエンジニア育成にも携わっています。

営業支援や人材紹介支援など、社内で使っている複数の業務ツールを一つのフルスクラッチ自社システムにまとめていくような、大きなプロジェクトに関わっている形です。

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──中核エンジニアとして活躍されている様子がうかがえますが、もともとは異なる領域でキャリアをスタートされたと聞きました。

妹尾:そうなんです。実は工業高校の電気科出身で、最初は電気工事会社に就職しました。現場で電気設備に向き合う経験は貴重でしたが、そこからさらに幅広いスキルを身につけたいと思うようになり、製造業の会社へ転職したんです。そこでは生産管理として、従業員のシフト管理やマネジメント、業務改善などを担当していました。

──そこからどうしてエンジニアの道を志すようになったんですか。

妹尾:製造業での業務改善に取り組む中で、現場で使っていたツールの不具合を自分で直してみたのがきっかけです。面白くなって独学でRubyも学び始め、気づいたら休日もずっと触っていて、業務効率化のための簡単なツールを自作するまでになっていました。『これが自分のやりたいことかもしれない』と思い始めました。

ただ、やっていくうちに「独学では限界があるな」と感じるようにもなりました。エラーの原因特定に時間がかかることも多く、1日試行錯誤してようやく解消できたと思ったら、また別の課題が出てくる。一つひとつ向き合いながらも、もっと効率的に解決できる引き出しが欲しいと感じる場面が増えていきました。

このまま一人で続けるより、現場のエンジニアと一緒に働く環境のほうが成長スピードが上がると確信し、エンジニアへの転向を決めました。

──異業種2社を経て、未経験からエンジニアへの挑戦を決めたということですね。なかなかハードルも高かったのではないかと思います。

妹尾:そうですね。エンジニアとしての実務経験がない状態だったので、求人に応募してもなかなか通過できませんでした。

ただ、そんな中で1社、受託開発を行う企業が自分を採用してくれたんです。休日に一人でプログラミングに打ち込んでいたことも含めて、継続して学び続ける姿勢を評価してもらえたのかなと思っています。

──実際にエンジニアとして働いてみていかがでしたか。

妹尾:やりがいのある仕事だなと感じましたね。

私が関わっていたのは、保育施設向けのエンゲージメント可視化サービス。バックエンドをメインにしつつ、フロントエンドやAWS、Terraformを使ったインフラ構築まで幅広く手がけ、ストレスチェック機能の新規開発では、要件定義から実装、リリースまで一通り経験することができました。

自分が実装したものが実際に使われているのを見るとやはり嬉しかったですし、エンジニアとしてこの先もキャリアを積んでいきたいという気持ちはより強くなりました。

評価されたのは、技術より“課題解決”に向き合う姿勢

──念願だったエンジニアとしてのキャリアがスタートし、業務にやりがいも感じていた中で、1年半ほどで再び転職を検討するようになったのはなぜなのでしょうか。

妹尾:エンジニアとして解ける課題の幅を広げたいと思うようになったんです。

受託開発では、クライアントから渡される要件の範囲で動くことが多いので、これまで自分が積み上げてきたものを総動員して課題に向き合う、というのは難しかったんですよね。

製造業時代に身につけたドメイン知識や、要件定義から実装、オフショアマネジメントまで一通りやってきた経験。これらを開発スキルと組み合わせて、もっと事業の課題そのものに向き合えるような環境に行きたいと考えていました。

だからこそ、自分の裁量で動ける自社開発の環境が大きな軸になりました。

──そんな中で転職ドラフトを利用し始めたきっかけは何だったのでしょうか。

妹尾:もともとは企業に直接応募するアプローチをメインにするつもりだったんですけど、「エンジニアの転職なら転職ドラフト」というイメージがあったので、「一応使っておいた方がいいかな」と思ったんです。

まずはスカウトに登録して、あわせてエージェントにも登録しました。とはいえ、エージェントについては「自分で動くのと並行して、他の方に動いてもらうのもいいかもしれない」という程度の感覚で、正直あまり信用はしていませんでしたね。「結局エージェントはインセンティブ重視で、どこかに適当に当てはめようとするんじゃないか」と疑ってかかっていたところもありました。

──実際、利用してみていかがでしたか。

妹尾:想像していたものとは全然違いましたね。担当キャリアアドバイザーの須賀さんは無理に話を進めることもなくて、私が欲しい情報をきちんと出しながら、常に私の考えを尊重してくれました。

たとえば、「自分の年齢や経験だとどれくらいの企業が狙えて、年収感がどの程度になるのか」という相場感も具体的に教えてくれましたし、「自社開発」や「静的型付け言語を使いたい」といった私の希望も否定せずに受け止めてくれたんです。

そのうえで、自分の強みや現実的な選択肢を整理してもらえたことで、転職の軸をはっきりさせることができました。

──そのとき須賀さんは、妹尾さんにどのような印象を持っていたのでしょうか。

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須賀:正直、年齢と経験のバランスを考えると、希望条件に合う企業はそこまで多くないだろうとは見ていました。ただ、妹尾さんの場合は、1年半の間に同じプロジェクトで要件定義から実装まで一通り経験されていたので、その点は十分評価されるはずだという感触もありましたね。

あと、ご自身では当たり前にやっていることでも、企業側から評価されやすいポイントがあるなと。特に印象的だったのは、技術の幅を広げたいという話をされつつも、技術そのものを目的にしていなかったところです。「エンジニアの本質は課題解決だ」という考え方が一貫していて、そこが強みになりそうだなと感じていました。

妹尾:須賀さんと話す中で、技術そのものを磨くというよりは、それを使って事業の課題を解決する方が自分には合っていると改めて整理できました。もともと勤めていた製造業の会社が大手だったこともあって、事業の見方や課題解決の進め方、PDCAの回し方といった部分は一通り身につけられている自信もありましたし。

須賀:しかもエンジニアになってからも独学でScalaを学ぶなど、継続して学ぶ姿勢が見えたんです。そうした課題解決力や学び続ける力を重視する企業であれば、きっとフィットするだろうと考えて提案していきました。

──そのうちの1社がブリッジワンだったということですね。

須賀:そうですね。当時のブリッジワンさんは、建設業の人材紹介を主軸にしつつ、製造業にも領域を広げていくタイミングでした。妹尾さんのドメインに関する知見も活きますし、相性はかなり良さそうだと見ていました。

なので選考では、エンジニアとしての経験年数や技術力で勝負するというより、事業やビジネスの視点を持っていることや、製造業のドメインを理解していることをしっかり伝えていこうと、妹尾さんにお話ししました。

──一方、ブリッジワン側は妹尾さんをどのように評価しましたか。

大塚:求める人材像に合っているなと思いましたね。

ブリッジワンの採用方針の一つに「No Brilliant Jerks」があります。要は、技術だけで優位に立とうとする人材は求めていないということです。ブリッジワンは営業が事業の基盤にあって、テクノロジー事業部はそれを支える立場なので、営業部や経営層とちゃんと連携できることが大事。そういう意味で、技術そのものより課題解決に向き合える妹尾さんはぴったりでした。

もう一つ重視していたのが、時代と環境に適応できる力です。AIの普及で、経験年数そのものの価値はこれから相対的に下がっていくからこそ、変化に合わせて学び続けられるかどうかが重要になってくる。その点で、これまでのキャリアの中で自発的に学び続けてきた妹尾さんは評価できるなと。

──最終的に妹尾さんはブリッジワンに入社することになりましたが、何が決め手となったのでしょうか。

妹尾:やはり「自社開発であること」が一番大きかったです。受託の縛りから脱却して、自分の裁量で課題に向き合える環境がほしかったので。

あとは、モダンな開発環境であることですね。具体的にはGoのようなモダンな開発言語を採用していたり、CursorやDevinといったAIツールへの投資を惜しまない姿勢があったり。手段としての技術が常にアップデートされている環境だと、解ける課題の幅もどんどん広がっていくと感じました。

一連の開発だけではなく、情シス寄りの業務からビジネス設計まで、任される範囲がかなり広そうだなという不安もありましたが、逆にいえば大きな裁量がある環境だということ。エンジニアとしての幅を広げる機会になると前向きに捉えました。

大塚:実は当時はテクノロジー事業部が立ち上がったばかりで、正社員は私一人。事業拡大に向けて仲間を集めていたタイミングでもあったので、裁量の大きさはかなり前面に出していました。結果的に、そこに妹尾さんが意欲を持ってくれたのは良かったですね。

裁量ある環境で広がった、「解ける課題」の幅

──入社後、オンボーディングはどのように進んでいったのでしょうか。

妹尾:基本的にはOJTでしたね。最初は既存の業務プラットフォームのデータ整備や改修など、基盤まわりの業務から入っていきました。

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大塚:ちょうど妹尾さんが入社する前後くらいに、自社開発の業務システム基盤へ移行するプロジェクトが立ち上がったんです。

もともとブリッジワンは営業組織が中心ですし、複数の業界にまたがっていろいろなサービスを展開しています。しかも組織もかなりの勢いで拡大しているので、どうしてもデータは整理するよりも早いスピードで散らかっていくんですよね。

なので、業務ツールを統合したシステム基盤を作り直して、データをきちんと蓄積できる状態にしようという話になりました。妹尾さんには、その最初の一歩として既存プラットフォームのデータ整備をお願いしました。

──大がかりで難しそうなプロジェクトに、テクノロジー事業部の正社員2人目として取り組むことになったということですね。不安などはありませんでしたか。

妹尾:正直ありましたね。プロジェクトの全体像を知ったのも入社してからでしたし、データ整備に本格的に取り組むのも初めてだったので、最初は「どうしよう」と思っていました。

でも、大塚さんに質問すればいつでも丁寧に答えてくれたので、思っていたより不安は大きくならなかったです。

大塚:本人はそう言っていますが、最初からかなり自走していた印象です。

妹尾さんの動き方を見ていて感じたのは、情報の取り方が丁寧なんですよね。エラーが出たとき、推測で対応するのではなく、公式ドキュメントやコードといった1次情報にちゃんと当たりに行ける。そのうえで、自分で抱え込まずに、必要なタイミングで関係者にヒアリングできる。これが一人でできるエンジニアって、意外と少ないんです。

しかも、ただ動くだけじゃなくて、重要な意思決定が必要な分岐点では、ちゃんと議題として上げてくれる。そのうえで、自分の中でも根拠を整理して、こうしたいという考えを持って相談に来てくれる。判断材料を出してもらえるので、こちらとしても議論しやすかったです。

これを派手にではなく、1歩1歩着実に積み重ねていける人だと感じました。選考のときの読み通り、やはり課題解決力があるなと思いましたね。

妹尾:信頼してもらえたことは、素直に嬉しかったですね。

しかも、その認証基盤の設計では、技術選定から自分で関わることができたんです。業務委託で入っているGoのスペシャリストのメンバーに相談したり、自分でも勉強したりしながら、課題に対して最適な技術を選んで実装まで進めていけた。受託時代には経験できなかった、裁量を持って技術を選び、課題を解いていくプロセスを、入社早々に経験できたのは大きかったです。

もう一つ、技術的な広がりでいうとAIは大きかったですね。技術の幅が広がって、解決できる課題も増えてきたので、そこはすごくやりがいがあります。

大塚:ブリッジワンはAI駆動開発にかなり積極的に投資しています。

「コーディングをAIに任せる」と言っても、ただコードを書かせるだけではなくて。issueのアサインから実装、レビュー、動作確認、プルリクエスト作成まで、開発サイクル全体をAIが一気通貫でこなせるワークフローを社内で作り込んでいるんです。軽微な修正なら、人間のレビューをほぼ挟まずに完結するところまで来ています。

こうなると、エンジニアの仕事は「コードを書くこと」から「AIが正しく動ける仕組みを設計すること」に変わっていく。妹尾さんにも、そうした仕組みづくりに取り組んでもらっています。

──ブリッジワンに入社して、意外だったことはありますか。

妹尾:開発のスピードですね。自社開発だから顧客調整の待ち時間が少ないというのもありますが、何よりブリッジワンは意思決定がすごく速いんです。当初は「ここまで違うものか」と驚きました。

あと、テクノロジー事業部が他部署や経営層とかなり積極的に関わっているのも印象的でした。

大塚:エンジニア組織って、会社によっては後方部隊として端の方にいることも多いと思うんですけど、私たちはあえてオフィスの真ん中にいるんですよ。どの部署とも日常的にコミュニケーションを取れるように。

妹尾:実際、話しやすい雰囲気はすごくありますね。そのおかげか、テクノロジー事業部の規模はそこまで大きくないですけど、肩身が狭いと感じたことはないです。むしろ、他の部署や事業を支えていきたい気持ちが強くなりました。

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大塚:こういう関係性を築けているのは、メンバーの人柄も大きいと思います。いわゆる“エンジニアっぽくない”人が多いんですよね。バックグラウンドもかなりバラバラで、妹尾さんのように電気工事や製造業を経験している人もいれば、元ポーカーディーラーもいるし、私ももともとは微生物の遺伝子研究が専門ですから。

しかもみんなフレンドリーで飲み会好き。他部署との飲み会にも普通に行きます。

妹尾:だからこそ働いていて楽しい。いろいろなエンジニアの経験や働き方に触れる中で、自分のキャリアの見え方も広がった気がします。

PMとして、“AIにはできない領域”に踏み出す

──テクノロジー事業部の今後の目標は何なのか、その中で妹尾さんは何を目指すのかについて教えてください。

大塚:まずは2026年の初夏ごろに、営業支援と人材紹介支援のツールをまとめた業務システム基盤をリリースする予定です。

ブリッジワンは複数の部署・サービスをまたぐ社内データ連携が多い組織で、それを綺麗に蓄積していくのが今の大きな課題なんです。なので、データが綺麗に蓄積される社内システムをスクラッチで構築している、というのが現在地ですね。架電・商談・メールといった日常業務のデータも、できるだけ自動で溜まっていくような仕組みを整えていきます。

最終的に目指しているのは、AIを活用した戦略策定や数値活用です。データが綺麗に集約される基盤ができて、その上にAIを掛け合わせることで、マッチング精度の向上や営業活動の半自動化、経営判断への活用まで踏み込んでいきたい。

というのも、社内の営業活動がナレッジとして溜まっていないのが、今の組織にとっては致命的なんです。これを解決して、経営判断にも使える状態にまで持っていく。それが、この業務システム基盤プロジェクトの本質的なゴールですね。

妹尾:私はまずこの自社システムのリリースにしっかりコミットするのが直近の目標ですね。そのうえで、いずれはPMとして要件定義など上流工程にも関わっていきたいと考えています。

コーディングの部分は、今後AIに任せる割合がどんどん増えていくと思うんですが、「どんなものを作るか」という仕様の部分は、人と人が話しながら決めていくもの。そういう“AIにはできない領域”にチャレンジしていきたいです。

大塚:実はまだ、すぐに役割を変えるのは難しいんですけどね。というのも、妹尾さんがいないと回らない業務が多すぎるんです。バックエンドでテックリードという重要な役割を担ってもらっていますし、先ほど言及したようにAI活用の推進プロジェクトにも取り組んでもらっている。そのうえインフラ領域で後輩指導に入ってもらっていて、エンジニア育成の観点でも頼りっぱなしです。テクノロジー事業部の中で、それだけ欠かせない存在になっているということですね。

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ただ、自社システムのリリースが一段落したタイミングで、PMは任せたいと思っています。これからは特定領域のスペシャリストというより、全体を理解して動ける人の方が価値が出やすくなるはずですし、その中でも上流工程を丁寧にやれるエンジニアはまだ少ないですから。

あと単純に、妹尾さんはPMに向いていると思うんですよ。

ブリッジワンのPMって、実は普通のPMとはかなり毛色が違っていて。要件定義の前段階、つまり業務オペレーションそのものの改善から着手しなければいけないケースが多いんです。

ブリッジワンは急成長してきた営業組織なので、業務オペレーション自体がまだ整理されきっていない領域も多くあります。そこにいきなりシステムを作っても、結局使われなかったり、後で作り直しになったりする。だから、現場の業務を観察して、オペレーションそのものを再設計するところから入って、それが固まってからシステム要件に落としていく。いわば社内DXコンサル的な動きから始まるんです。

そうなると、PMにはさまざまなステークホルダーからの意見をさばきながら、正解を嗅ぎ分けて前に進めていく力が求められます。妹尾さんは、それぞれとしっかりコミュニケーションを取りながら、原因分析と軌道修正を繰り返してゴールに近づいていけるタイプなので、これはまさに向いていると思うんです。

しかも今、コーディング自体はAIにどんどん任せられるようになってきている一方で、こういう”業務を観察してオペレーションを再設計する”領域は、まだまだ人間の仕事で、しかもかなり難しい。だからこそ、ここに踏み込めるエンジニアの価値はこれからますます上がっていくと考えています。

あと今後は社内システムだけじゃなくて、顧客向けのプロダクト開発も始めていく予定なので、そこでもドメインの知識を活かして活躍してもらいたいですね。

──担当キャリアアドバイザーとして、妹尾さんへメッセージをお願いします。

須賀:紹介したときから相性は良いと思っていましたが、実際に入社してからも、目標通りに業務や技術の幅を広げられているようで安心しました。今後もテクノロジー事業部の中核として、事業の成長を引っ張っていってもらえたら、転職をサポートした身としては嬉しいですね。

──テクノロジー事業部の中核として活躍する妹尾さん。今後どのように役割を広げていくのか、引き続き注目していきます。本日はありがとうございました。

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(取材・文/山田 奈緒美)

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