悩みに寄り添いつつ、多彩なボールを投げてみる。キャリアアドバイザー 須賀が語る支援のリアル

2025-02-17 18:00

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「転職ドラフトエージェント」は、ITエンジニアに特化した転職エージェントサービス 。職種特化型ならではの専門性と、一次面接後に具体的な年収とミッションが提示される、求職者目線のフローが特徴です。
2022年にサービスを開始し、企業から年収付きの指名が届く「転職ドラフトスカウト」で培ったノウハウを活かして、エンジニアのキャリア選択のサポートを行っています。

今回は、ITエンジニアの支援歴16年のベテランキャリアアドバイザーが登場。エンジニアならではのさまざまな悩みを踏まえ、求職者の皆さんにどのように寄り添い、先を見据えたキャリア選択に伴走しているのか、日ごろの思いを語ります。

株式会社リブセンス
転職ドラフト事業部 Tech Agentグループ キャリアアドバイザー
須賀 健一郎
通関業務を経て、2005年から人材業界へ。2008年から5年間、IT/WEB系を中心とした人材紹介会社にてリクルーティングアドバイザーを経験。2013年にソフトバンクのグループ企業に移り、人材紹介事業の立ち上げをリード。同社で11年半にわたり、リクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーを務める。2024年11月から現職。

ITエンジニアの転職支援歴16年。友人紹介が5人続いたことも

ーー須賀さん自身のキャリアをご紹介ください。

須賀:2005年から人材業界で働き始め、気づけば20年近くをこの業界で過ごしてきました。
人とコミュニケーションを取ることが大好きで、一番充実感があるんです。途中で一度、他業界の仕事も経験してみましたが、1年ほどで人材業界に戻りました。

2008年からITエンジニアの人材紹介を手がけ、リーマンショック時の採用控えや直後のソーシャルゲームのブレイクなど、エンジニア採用のさまざまな場面に立ち会ってきました。
11年半勤めた前職では、人材紹介事業の立ち上げを任せていただき、ゼロイチの厳しさと面白さを味わえたのも貴重な経験です。

これまで担当した求職者の皆さんとは、限られた期間ではあっても、その方らしいキャリアについて真剣に悩み、検討する時間をご一緒した同志。転職後もお会いして、近況を伺う機会もよくあります。

とくに印象的だったのは、担当した求職者の方がご友人を紹介くださり、ご友人も私がサポートして転職が決まり、その方からまた別のご友人を紹介いただき……と連鎖が5人続いたこと。
紹介者の皆さんが私のどこを評価してくださったのかは分かりませんが(笑)、それだけ信頼いただけたのは嬉しかったですね。
悩んでいる方々に寄り添い続けるには大きなエネルギーが必要ですが、それが皆さんの心にしっかり届いていたと実感でき、今も私の中で一つの支えとなっています。

転職活動中に希望が変わるのは当然。密なコミュニケーションで可能性を広げる

ーーキャリアアドバイザーとして、とくに意識していることを教えてください。

須賀:ほとんどの方にとって、転職活動は慣れない経験です。最初の面談の際、これまでのキャリアや希望軸などをじっくりお聞きしますが、そこでお話しいただくことがすべてだとは思っていません。
もちろん、話の内容はその時点でのお考えとして、しっかり受け止めますよ。
ただ、実際に転職活動を進める中で、ご本人が新たに発見することも多々あるでしょうし、あって当然です。

たとえば、当初「自社開発企業であれば、事業内容にはこだわりません」と言っていた方が、いろいろな提案を受ける中で、「私は教育関連領域には、とくに興味を持って取り組めそう」と方向性を見出されたり。
初回面談時の言葉にとらわれて、その方の意向を決め付けてしまわないよう、密なコミュニケーションを心がけています。

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求職者の皆さんは、過去の経験ベースでキャリア像を描いていることを踏まえ、違った角度からの選択肢をご提案することも意識しています。
こちらからさまざまなボールを投げることで、可能性を広げていただきたいんです。

新卒で入社した大手メーカーで画像解析エンジニアをしている方で、自分の手がけるプロダクトに対し、より裁量権を持って関われる仕事がしたいと望まれているケースがありました。
このとき、設立間もない会社が画像解析の経験者を求めており、その方にぴったりなポストだと感じてご提案したところ、最初は明らかに興味を持てない様子(笑)。
有名メーカーで長いキャリアを築き、すでにご家族もいる方にとって、名前も知らない会社のポストがピンと来ないのも無理はなかったと思います。

でも若い会社には、そのフェーズでしか経験できないチャレンジの機会があふれています。それは私もかつて新規事業の立ち上げを手がけただけに、身をもって知っていました。
「試しに一度」とお勧めして選考に臨まれ、途中から「須賀さん、ここは本当に面白いかも」とご本人が前のめりになり――今はその会社でいきいきと活躍されています。
まだ30代のご本人にとって、自ら事業環境にも目を配りつつ、プロダクト開発の舵を取る経験が大きな糧となるよう、私も心から願っています。

転職はゴールではなく通過点。5年後、10年後のキャリアを思い描き、ベストな選択を

ーー転職ドラフトエージェントでは、20~30代の求職者の方が多いと思います。若手エンジニアの皆さんのサポートで、とくに意識している点はありますか。

須賀:少し表現が難しいのですが、その方のキャリアにとって、目の前の転職はゴールではなく、通過点だととらえています。
決して真剣に考えなくていいということではありません。むしろ、現職で抱えている課題を解消するだけの機会にしてしまってはもったいないなと。
5年後、10年後、どんなキャリアを歩んでいたいのか。ご本人が自由に思い描き、そこに至るステップとして最善の選択をしていただけるよう、お手伝いしたいと考えています。

「SESや受託開発企業に行くと、次も短期のプロジェクトを転々として、各納期に間に合わせるだけで手いっぱいになってしまわないか不安。腰を据えてスキルの上積みができるよう、自社プロダクトのある企業に行きたい」――若手エンジニアの皆さんから、よくお聞きするご希望です。
ただ、自社開発の企業のほうがスキルアップに適した環境かと考えると、実際はケースバイケースなんですよね。
既存プロダクトの保守・運用や追加開発がメインでスクラッチ開発に携わるチャンスはほぼないケースもあれば、開発はできてもモダンな言語を扱う機会はないケース、会社の収益が思うように上がらず開発予算が削られてしまうケースなどもあるかと思います。

一方、受託開発企業の中には、一次請けの立ち位置で一定の裁量を持ってプロジェクトに関わりつつ、さまざまな案件を通じて複数の技術を経験できるような企業もあります。

ですから、自社開発企業だけに限ることなく、せっかくの機会にいろいろな企業の話を聞いてみることを私はおすすめしています。
一度先入観を脇に置き、視野を広げてみることで、きっと後に振り返ったときに後悔のない選択ができると思うのです。

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心の重荷を分け持ち、一緒に前を向いていく存在でありたい

ーー最後に、理想のキャリアを模索中のITエンジニアの皆さんに向けて、メッセージをお願いします。

須賀:ITエンジニアは、働き方の選択肢が幅広い職種です。転職を繰り返す人も比較的多いですし、フリーランスとしてプロジェクトに関わる人も大勢います。さらに最近は、一度フリーランスを経験してから事業会社に戻るケースなども増えているようです。
それだけ「選べる自由」をお持ちの皆さんですから、ぜひいろいろな選択肢に触れつつ、自分らしい道を探していただければと思います。

とはいえ、日々の業務に向き合う中で、言語化しづらいモヤモヤを抱えていたり、転職したいと思っても現職への罪悪感が頭をもたげることもありますよね。転職5回の私自身、たびたび経験してきました。
そんな方々に、私はまずは心の重荷を降ろしていただき、一緒に前を向いていく存在でありたいと思っています。

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結果として転職を選ばなくても、現職へのモチベーションを持ち直すことができるなら、それも大切な選択……と転職エージェントの私が言うのはおかしいでしょうか(笑)。

以前、道で出会った方に呼び止められたと思ったら、少し前に転職相談に来られた方だったことがあります。「あのときは辞めたい気持ちでいっぱいになっていましたが、須賀さんに真剣にアドバイスしてもらったおかげで冷静になれ、今の職場でまた頑張っています」と言ってくださって。
その方が誰にも相談できなかった気持ちを私は受け止めただけだったのですが、そんなふうにお役に立てていたと知り、この仕事の深みを改めて感じました。

転職をお考えの方はもちろん、キャリアに関して話をしてみたい方、転職市場の現状を聞きたい方、ぜひ一度相談においでください。
ちなみに、40代以上の方も歓迎です。「転職は35歳まで」と言われた時代もありますが、今ではそんなことは全くありませんから。私自身も昨年45歳で当社に移ってきましたし、40代以上の方をご支援した経験も多々あります。

年齢に関わらず、自分らしいキャリアを歩みたいとお考えの皆さんと、お話しできることを楽しみにしています。


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