人生の分岐点に立つ主役たちを黒子として支え続ける。キャリアアドバイザー 平野が語る支援のリアル

2025-06-30 18:00

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「転職ドラフトエージェント」は、ITエンジニアに特化した転職エージェントサービス 。職種特化型ならではの専門性と、一次面接後に具体的な年収とミッションが提示される、求職者目線のフローが特徴です。
2022年にサービスを開始し、企業から年収付きの指名が届く「転職ドラフトスカウト」で培ったノウハウを活かして、エンジニアのキャリア選択のサポートを行っています。

今回は、一人ひとりのニーズに合わせたきめ細かな対応を強みに、社内外から頼られるキャリアアドバイザーが登場。転職活動に慣れない方にも安心して活動を進めていただけるサポートのあり方、複数の選択肢を前に悩む方に寄り添った経験談などを語ります。

株式会社リブセンス
転職ドラフト事業部 Tech Agentグループ キャリアアドバイザー
平野 幸太
アパレル企業の販売職を経て、2017年にリブセンスに入社。一貫してキャリアアドバイザーを務め、多数のITエンジニアの転職サポート実績を持つ。

担当アドバイザーの背中を追って新たなキャリアへ

ーー平野さん自身のキャリアをご紹介ください。

平野:最初のキャリアはファストファッションのショップでの販売職でした。学生時代からのアルバイトが楽しくて、そのまま正社員になった形です。ここで言葉遣いや礼儀作法をしっかり身に付けられたおかげで、もともと苦手意識のあったトークにもだいぶ自信が持てるようになりました。

次は「コミュニケーションスキルをもっと磨きたい」という思いから、営業職への挑戦を考えました。ただ、当時の私は職務経歴書の書き方も知らず、営業職に対しても持っていたのは憧れだけ(笑)。「有形商材」「無形商材」など、営業職を探す際の必須ワードにも馴染みがありませんでした。そんな私に、転職活動の進め方を一から手ほどきしてくれたのが、たまたま出会ったリブセンスのキャリアアドバイザーだったんです。

他社のエージェントサービスも利用しましたが、リブセンスのアドバイザーはとりわけ親身な対応で、毎日のように気遣ってくれました。キャリアチェンジにまつわる不安、応募先に関して確認したいことなど何でも気兼ねなく相談でき、当時の私にとって心の支えといえる存在だったと思います。

ある日、アドバイザーから「5年後、10年後の『なりたい姿』を一緒に考えてみましょう」と提案されたとき、私の頭に自然と浮かんできたのが「自分も彼のような頼れる存在になりたい」という思いでした。転職活動を始めるまで、キャリアアドバイザーという職種の存在さえ知らなかった私ですが、いつの間にか彼のプロフェッショナルで温かみのある仕事ぶりに魅了されていたのです。

「人の人生の分岐点に立ち会う、やりがいあふれる仕事を通じて大きく成長したい」という意思はその後も変わらず、それまでの仕事では接点のなかった人材業界に飛び込むことを決めました。ロールモデルとなる存在にユーザーの立場で出会えたことは、いま振り返っても運がよかったと思います。

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一人ひとりの「キャリアオーナーシップ」をともに見出す

ーーキャリアアドバイザーとして、とくに意識していることを教えてください。

平野:転職活動の主役は、求職者の方々です。とはいえ、とくに転職経験のない人にとって、いきなり主役を演じるのは簡単ではありません。私自身がそうだったように、初めて立った舞台でどうしていいか分からず、途方に暮れてしまうのも無理はないと思います。

私はキャリアアドバイザーとして、そんな方々をそっと支える黒子でありたいと考えています。もちろんお仕事の紹介もしますが、それは黒子の役割の一部にすぎません。求職者一人ひとりのニーズを起点に、サポート内容は多岐にわたります。

核となるのは、ご一緒に現職での課題感や将来目指したい方向性を洗い出し、次に進むべきステージを思い描くこと。このプロセスを繰り返し、さまざまな提案を投げかけながら、最終的には主役のご本人が納得感を持って自ら決断できるよう見守ります。一言で言うなら、求職者がご自身のペースで「キャリアオーナーシップ」を培っていけるよう、寄り添いつづける仕事だと思っています。

初めて転職される方には、ご本人の自信が付くまで、面接の予行演習を何度も重ねることもあります。第一印象を左右する話し方のブラッシュアップに加え、経験値の棚卸しをしっかりしておくことも重要。これまでに業務で携わってきたプロジェクトやポジションを並べるだけでなく、先方企業にアピールする点は何か、スコープを広げつつ掘り下げていくことがポイントです。最近担当させていただいた方のなかには、受託開発の仕事のかたわら、個人でプロダクト開発に挑戦し、さまざまな学びを得た経験を自分の言葉でアピールした結果、エンジニア経験1年半で自社開発企業に転職された方もいます。

どんなときも、サポートのベースになるのは求職者の方との信頼関係です。心の中の小さな不安や疑問がふくらんでいくと活動のブレーキになりかねませんから、その都度解消することが大切です。私からこまめにフォローを入れ、雑談レベルの話でも気軽にできる機会をつくるようにしています。
初めは口数の少なかった方が、次第に自分から情報共有してくださるようになるにつれ、意外な本音が見えてくることもよくあります。「キャリアオーナーシップ」を培う上では、そうした深い思いを言語化していくことも大事なプロセスです。

転職活動中の不安と迷いを分け持つパートナーに

ーー普段連携している社内のメンバーからも、「平野さんは求職者の方とのコミュニケーションが緊密で、相談しやすい雰囲気づくりに長けている」と評判です。

平野:この7年半、多くの求職者の方々に伴走してきて改めて感じるのは、転職活動は大きなエネルギーを使うイベントだな、ということです。お悩みや希望はそれぞれ違っても、皆さん共通しておっしゃるのが「転職活動ってこんなに大変なんですね」という言葉なんです。

活動中は現職の業務をこなしつつ、企業研究や面談を重ね、その都度自分の過去の経験や希望の将来像に真剣に向き合っていく――どんな人にとってもハードな期間ですよね。リラックスする時間が持てなくなり、活動から逃げたくなってしまったり、ときには混乱状態に陥ってしまうことも、あって当然だと思います。

そんなときのためにいるのがキャリアアドバイザーだと私は考えています。求職者の皆さんにはいつも「私には遠慮はいりませんから、いまのお気持ちをそのままぶつけてください」と伝えています。ご一緒にカオスを整理し、まずは何から取り組むべきかの優先事項を見極める。そうして、前向きな姿勢を取り戻してくださる姿を見られることが私のやりがいです。

いろいろな企業と出会う中で、どんな環境やポジションが自分に向いているのか迷いが深まる方もいます。でもそれも、ご自身のキャリアの軸を明確にしていくうえで、大事なステップの一つなんです。

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ーー迷う過程を経ることで、より納得感のある選択が可能になる、ということでしょうか?

平野:おっしゃるとおりです。一例を挙げると、バックエンドの開発案件を手がける受託開発企業に勤め、開発経験の幅を広げたいと希望されていた方がいます。フルスタックエンジニアを目指し、「次はフロントエンドの開発にも携われる企業に」という希望を軸に、転職活動を進められました。
そんな中、エンジニアの知見を活かし、開発実務ではなくクライアントとのコミュニケーションを担当するポジションに興味を持たれ、心が傾いた場面がありました。将来的にはプロダクトマネージャーを目指したい気持ちがあったため、「上流工程に関わる業務を通じて、自分の視野を広げられるいいポジションでは」と思われたようです。

ただ、その方はエンジニアとしての経験年数が浅く、今後のキャリア選択の幅を広げるためには、まずは技術力を伸ばすべきタイミングでした。幸い、自ら手を動かしつつ、プロダクトのあるべき姿を考えられるポジションにもご縁があり、私としてはいまはそちらをおすすめすべきだと確信しました。

コミュニケーション一つで進路が変わりかねない場面でしたが、私はご本人のキャリアオーナーシップを最優先にしようと心を決めていました。そこで、改めて「〇〇様の転職の軸って何でしたっけ」と語りかけ、聴き手に徹するうちに、ご本人の表情が晴れていき、「やはり開発の現場経験が積める環境に」と自ら結論を出されたのです。この先のキャリアを左右する決断に立ち会わせていただき、私にとっても、アドバイザーとしてのやりがいを改めて感じられる経験になりました。

小さな一歩を踏み出せば未来につながる道が視界に

ーー最後に、理想のキャリアを模索中のITエンジニアの皆さんに向けて、メッセージをお願いします。

平野:「キャリアアドバイザーに相談したら、転職しないといけなくなるのでは?」という恐れから、相談したい気持ちはあっても一歩を踏み出せない方もいらっしゃると思います。そんな皆さんに、私は「単なるキャリア相談でもまったく問題ありません!」と声を大にしてお伝えしたいと思います。

たとえば、「現職の居心地はよく、時間的にも比較的余裕があるので、将来のために自己研鑽したい。どんなスキルを身に付けるのがいいですか?」といったアドバイスを求めてくださる方もいます。こうした皆さんに、3年後、5年後に向けたご提案をすることも、エンジニアの転職市場のトレンドを長年見守り、知見を蓄積してきた私たちの大切な役割ととらえています。

現時点でキャリアの先までは見えてこなくても、自分の現在地を確かめ、エンジニア職を取り巻く社会の動きに触れる機会を持つことで、視野は広がるはず。「前に進むために、いま、やるとよいこと」が分かるだけでも、気持ちはクリアになると思います。真剣にキャリアを考えたい方はもちろん、考え始めるきっかけが欲しい方、一度プロの話を聞いてみたい方など、ぜひお気軽にお声がけください。お話しできる機会を楽しみにしています。

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