【転職ドラフト調査】リモートワーク前提の指名は26%!平均提示年収は665万円!
2020-07-28 11:00
株式会社リブセンス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:村上太一、東証一部:6054)が運営するITエンジニア向け競争入札型転職サービス「転職ドラフト」は、2020年6月回の転職ドラフトにおいて、多様な働き方を応援することを目的とし、リモートワークの転職を応援するキャンペーン『#リモート転職ドラフト』を実施しました。その結果、リモート前提指名(注1)は、全ての指名のうち4分の1を超える26%で、それらの平均提示年収は665万円でした。
※ 注1:リモート前提指名とは「リモート可(週3日以上)」「リモート可(週4日以上)」のいずれかの条件が提示された指名(年収付きスカウト)のことを指します。以下リモート前提指名と表記します。(当該条件は、コロナウイルスの影響による一時的なリモートワークには用いることができません。)
トピックス
1.リモート前提指名は全指名のうち26%
2.規模や事業内容に関わらず多様な企業がリモート前提指名を活用!
3.参加エンジニアの返答率、面談承諾率はリモート前提か否かで大きな差異なし
◆参加企業のリモート前提指名は全指名のうち26%
参加企業の全指名409件のうち26%にあたる108件がリモート前提指名でした。週3日以上のリモートワーク前提であること、新型コロナウイルス対策の一時的なリモートワークではないことなどの条件下におけるこの数値は、私たち転職ドラフトの想定より大きな割合でした。
◆規模や事業内容に関わらず多様な企業がリモート前提指名を活用!
転職ドラフト2020年6月回の参加企業77社のうち、23社がリモート前提指名を行いました。各社のリモート前提指名の指名数と面談承諾数は図表の通りとなります。
企業の規模や事業内容に関わらず、多様な企業が週3日以上のリモートワークを前提としたエンジニアの採用を求めていることがわかります。
◆参加エンジニアの返答率、面談承諾率はリモートワーク前提か否かで大きな差異なし
参加エンジニアの返答率は、リモート前提指名の場合は97.2%、その他の指名では96.0%となりました。
同様に、リモート前提指名の面談承諾率は46.3%、その他の指名では45.5%となりました。
リモート前提指名の方が返答率は1.2ポイント、面談承諾率は0.8ポイント上回ったものの、大きな差異はなく、転職ドラフトに参加するエンジニアの企業選びに、リモートワーク前提かどうかという点はそれほど大きな影響を与える条件ではないことが見受けられました。
本件の調査結果は2020年6月回の転職ドラフトにて実施した『#リモート転職ドラフト』キャンペーンに併せてリリースした、指名時にリモートワーク前提の有無を提示する機能(「リモート可(週3回以上)」もしくは「リモート可(週4回以上)」が選択可)の活用状況を基にしています。
エンジニア採用サービス「転職ドラフト」が、リモートワークの転職を応援する 『#リモート転職ドラフト』キャンペーンを開催
◆総括
今回の結果から、2020年6月回の転職ドラフトに参加した企業の、全ての指名のうち26%はリモート前提指名が提示条件に設定されていることがわかりました。
新型コロナウイルス(COVID-19)の流行に伴う生活様式の変化により、多様な働き方への意識の変化と対応スピードの加速が見受けられる状況下において、リモートワークの普及割合に関して、様々な報道がなされました。
それらと比較した際「26%」という数値だけを切り取ると、あまり高い割合ではない印象を与えるかもしれません。しかしながら、今回の調査は
・新型コロナウイルス対策の一時的なリモートワークではないこと
・出勤日の一部ではなく「週3日以上のリモートワーク前提の働き方」であること
・入社後の在籍期間を要するものや、特別なポジションのみに限定するものではないこと
という恒常的な条件下における結果となります。
この結果から、リモート前提指名であるかどうかに関わらず、エンジニアの返答率や面談承諾率、企業の平均提示年収にも大きな差がない、ということがわかりました。
以上のことから、リモートワークを前提とする働き方は、日本のITエンジニアの就業環境において、すでに基本的な選択肢の一つになっているのではないか、と私たちは考えます。
今後も転職ドラフトは、エンジニアの多様な働き方の実現に向けて、積極的に支援を行ってまいります。