転職ドラフトでは 「実力に見合った正当な報酬」 を得られるよう、現職年収を取得していません。転職先での年収が現職年収に影響されることなく決定されるため、多くの人が年収アップに成功しています。
とはいえ、極端に言えば1万円でも「年収が上がった」と言えてしまうので、実際にはどのくらい年収が上がったのかが気になるところ。
そこで今回は、第1回〜第15回の転職ドラフトで転職された方のデータをもとに、前職の年収別や年齢別など様々な角度から、 「転職ドラフトを使った結果、年収は上がっているのか?どれくらい上がったのか」 を調べてみました!
第1回〜第15回の転職ドラフトで転職された方のうち、アンケートにて前職年収と転職後の年収の両方を回答いただいた方を対象に集計しています。
そもそもどのくらいの人が年収アップしてるの?
冒頭で多くの人が年収アップに成功しているとお伝えしましたが、実際どれくらいの人が年収アップしているのでしょうか。まずはそこを確認しておきましょう。下の円グラフを見てください。
転職成功した人の年収変化
転職ドラフトで転職された方のうち、 前職より年収がアップしたのは93.8% でした。転職ドラフト経由で転職したほとんどの人が年収アップしていると言っても過言ではなさそうです。
ただし、すべての方が年収アップしているわけではなく、 6.2%の方は「年収ダウンor変わらず」 となっています。理由が気になるところですし、「自分がこの6.2%に当てはまってしまったら…」と不安になる方もいるかも知れません。
しかしながら、指名段階で年収が提示される転職ドラフトでは、 内定年収が提示年収の90%を下回ることを禁止 しています。このルールがあるので、内定してから「実はこれしか出せない」と言われて渋々承諾するということはありません。
つまり、年収にある程度納得した上で面接に進むことができるので、年収が下がっている人は
「年収よりも、優先したい条件・希望がある」
「このくらいまでなら下がっても想定の範囲内」
という方が多いと考えられます。
そう考えると、「転職して年収が下がってしまったらどうしよう?」という心配も少し和らぐのではないでしょうか。
どんな人がどのくらい年収アップしているのか?
転職ドラフトを利用して転職したほとんどの人が年収アップに成功していることはわかりましたが、実際はどのくらい年収が上がっているのでしょうか?この疑問について、まずは前職年収を基準に分析した結果がこちら。
前職年収別の転職後年収変化
前職年収平均値 | 転職後年収平均値 | アップ額の平均値 | 前職年収中央値 | 転職後年収中央値 | アップ額の中央値 | |
---|---|---|---|---|---|---|
前職年収400万円未満 | 343 万円 |
555 万円 |
212 万円 |
350 万円 |
550 万円 |
200 万円 |
前職年収400万円台 | 431万円 | 590万円 | 159万円 | 425万円 | 600万円 | 150万円 |
前職年収500万円台 | 532万円 | 663万円 | 132万円 | 530万円 | 652万円 | 145万円 |
前職年収600万円台 | 621万円 | 726万円 | 105万円 | 609万円 | 680万円 | 60万円 |
前職年収700万円以上 | 756万円 | 796万円 | 40万円 | 730万円 | 792万円 | 50万円 |
表を見ると、すべての年収帯で年収がアップしていることがわかります。中でも400万円未満の人の数値が特に目立ち、中央値をとっても200万円以上アップしています。
次に、年齢別データも見てみましょう。
年齢別の転職後年収変化
前職年収平均値 | 転職後年収平均値 | アップ額の平均値 | 前職年収中央値 | 転職後年収中央値 | アップ額の中央値 | |
---|---|---|---|---|---|---|
25歳未満 | 373 万円 |
517 万円 |
144 万円 |
390 万円 |
507 万円 |
135 万円 |
25〜29歳 | 448万円 | 607万円 | 158万円 | 420万円 | 588万円 | 161万円 |
30〜34歳 | 478万円 | 628万円 | 150万円 | 450万円 | 603万円 | 152万円 |
35〜39歳 | 614万円 | 731万円 | 117万円 | 600万円 | 700万円 | 70万円 |
40歳以上 | 738万円 | 750万円 | 13万円 | 738万円 | 750万円 | 13万円 |
年代別のデータについてもすべての年代で年収アップしていることがわかります。
中でも、上げ幅が最も大きいのが25歳〜29歳の方。 「上げ幅が大きい = 実力と評価が乖離している」 とも言えますので、25歳〜29歳の方は最も過小評価されている世代とも考えられます。
その他の年代の方も、表の数値を参考に自分の現状と照らし合わせてキャリアを考えても良いかもしれません。
200万円年収アップする人は意外と多い!?
冒頭で、転職ドラフトで転職をした93.8%の方が年収アップしていることがわかりましたが、アップ額の分布はどうなっているのでしょうか。
個々の年収アップ金額について調べてみたところ、以下のような結果になりました!
年収がアップした人の内訳
3人に1人は200万円以上、3人に2人は100万円以上の年収アップに成功していることが分かりました。
ちなみに、年収が一番上がった人はどのくらい?
先程のデータによると、転職ドラフトでは年収アップした方の中で、300万円以上アップしている方は4.8%。では、「年収アップの最高金額は?」と気になりますよね。
調べてみたところ、年収アップの最高金額はなんと640万円。
思わず「640万円で買えるもの」と検索してしまいました。
また、アップ率の最高は2.75倍でした。
転職ドラフトで年収が上がりやすい理由
2019年現在、エンジニアの採用ニーズは一段と高まり、売り手市場、つまり「エンジニアの給料が上がりやすい」状況です。よって、今回の調査結果がこういった市場環境の影響を受けているのは間違いないでしょう。
しかし、給料が上がりやすくても前職の年収を引きずってしまっては大幅アップは見込めません。
転職ドラフトは現年収非公開だから、実力や経験を正当に評価してもらいやすい場。
「実力に見合った正当な報酬」を得たい方は活用してみてくださいね!