こんにちは、転職ドラフトを作っているエンジニアのMとSです。
本日、僕らはなんと・・・
オライリー・ジャパン本社
に来ています。転職ドラフトの特典にさせていただいたオライリー本を受け取りに来たのですが、せっかくなのでオライリー・ジャパンのオフィス潜入レポートもしちゃいたいと思います!
ちなみにオライリー・ジャパンのオフィスはどこにあるかというと、四ツ谷にあります。行ってみるとなんと、、、・・・
「防衛省」
の前にありました。オライリー・ジャパンのオフィスを一目見たい方は、
「防衛省が目印」
と覚えていただければ何よりです。
さてさて、早速中に・・・あれ!?オライリー社の入り口は?(ウロウロ)
1階にはオライリー社しかないハズなのに・・・どこだろう・・・(ビクビク)
このドアでいいのかな・・・?
ん???
ららら・・・ラクダ!!間違いない!!ココダ!!
ということで、今度こそ中に入りたいと思います!お邪魔します~!
おお、至るところにオライリー本が。あれ、この本はまだ書店で見たことがない本だぞ・・・!
「今日はわざわざお越しいただきありがとうございます。オライリー・ジャパンの矢野です。よろしくお願いします」
はじめまして、今日はよろしくお願いします!・・・ここからは早速インタビューに移りたいと思います!
「日本は15人くらいですね。拠点はというと、実は本の・・・
このページの右下に書いてあるんです」
「北京・ケンブリッジ(米国ボストン)・ファーンハム(英国)・セバストポル(米国カリフォルニア)・そして東京です。本社機能は西海岸のセバストポルにあります。また、ここに書いてあるケルンは、以前はドイツ語版の刊行をしていました」
「これらは米国で出ている本ですね。オライリー・ジャパンでは、米国で出ている本から選んで、日本市場向けに刊行しています。日本では年間40~45点刊行していますが、本国では年間200冊以上刊行しています。初心者やコンシューマー向けのシリーズもありますよ」
「何を刊行するかについては日本で決めています。編集者は5名おりまして、日々様々な書籍の企画を立案しています」
「日本ではちょうど今は『マイクロサービスアーキテクチャ』が売れていますね」
「あと、ここ一年以上のトレンドはPythonです。特に、近年データサイエンスに注目が集まっているの大きな理由だと思います」
「売れていますね。米国では以前から、データサイエンスや大学の教育現場にどんどんPythonが入っていて、その中で数値処理や科学計算で便利なライブラリが生まれていました。そして2年位前、日本でもビッグデータやデータサイエンスが注目を浴び始めた時に、Pythonならライブラリを使って簡単にできると好評を得ました。そのあたりを解説した弊社の『Pythonによるデータ分析入門』もロングセラーになっていますし、皆さん意識して勉強されているのだと思います」
「はい、おっしゃるとおりです。またPython関係では、3月に『PythonによるWebスクレイピング』など、ちょっと面白いものも出しています」
「良い質問ですねぇ、ありがとうございます!もう弊社の在庫はなくなってしまったんですけども・・・この『オープンソフトウェアの育て方』!」
「技術者は優れた方が多いですけれども、やはり、それはチームとして機能することでより大きな力になると。そしてそれは仕事だけではなく、コミュニティへの参加というかたちでも発揮できると思うんですよね・・・」
「あとはこちらの本もオススメです。『アート・オブ・コミュニティ』!』
「こちらはオープンソースのプロジェクトや、技術コミュニティの運営にも活用できる本です。組織内部での対立や燃え尽き症候群への対策などについても触れられています。チーム開発を円滑にするいい本も色々ありますが、それとは別に以前から存在するコミュニティ運営のノウハウは大変参考になりますし、面白いですよ!」
「オライリーでは、オープンソースに貢献していこうという文化が昔からずっとあります。元々米国本社の方では毎年、オープンソースのイベントを、大体20年くらい主催しています。」
「ファイルにDRMを掛けていないのは、自由に読む権利を大切にしたいからです。主な読者対象はエンジニアの方々ですし、オープンソースの文化を大切にしています」
「はい、その予定です。紙の本だとどうしても200ページ位が必要になりますが、そこまでの文章量、情報量が必ずしも求められないテーマもあります。そういったものを意識的に電子書籍にしています。電子書籍だけの商品は平均すると120ページ~150ページ位だと思いますね」
「一番人気はやはり、長年会社のシンボルのメガネザルでしょうか。シンボルとして最初のUNIX時代から米国で使っていますので。最初はUNIXとviで使われていました」
「昨年の20周年イベントでもメガネザルは使われました。あとはラクダですね。『プログラミングPerl』のラクダが私のイチオシです」
「ラクダはオライリーに限らず、みなさんに愛されていますからね(笑)」
「JavaScriptですか。サイもかなりの人気です」
「今のところ一冊だけありますよ。『Land of Lisp』です」
「この本の原書は、実は米国オライリーの刊行物ではないんですよ。別の出版社が刊行した本なのですが、著者さんが挿し絵から表紙まで描かれていて、その中で誕生したのがこのLispエイリアンだそうです」
「実は、米国の原著だともっと表紙がファンキーな感じだったんですよね。ただ日本で出すに当たってはその表紙のままでは飛ばしすぎなので、いつもの動物が表紙のパターンにあてはめて、エイリアンにしました。逆にそこがオモシロイに違いない、みたいな・・・(笑)」
「80年代の当時、米国オライリーではUNIXやターミナルの解説書を刊行し始めたのですが、その技術用語があまりにヘンな響きだと感じたデザイナーが、これだけヘンなら昔の版画に描かれたような、ちょっと怖いくらいの動物がぴったりくるんじゃないか、と思って、当てはめてみたんだそうです。それを、創業者のティム・オライリーが気に入りました。とても特徴的だし、ひとつの技術にひとつの動物を当てはめれば、目立つし分かりやすくなる、と。結果、ラクダ本などと呼ばれるようになったので大正解でした」
「色々なパターンがありますね。原書を書いた著者さんだったり、編集者だったり、デザイナーだったり。日本で作った本の場合は、米国オライリーに用意してもらったり、こちらの希望を通したりすることもあります」
「ウニは日本オリジナルの本で、ゲーム開発のUnityですね。Unityとウニ、明らかに深い関係があると思いますが、知り過ぎてしまうと面白くないので、個人的にはあえてその理由は聞いていません(笑)」
「最初は、古くからあるフリー素材集を結構使っていたらしいんですが、さすがにストックやデザイン面での限界がきたようで、最近は新たに描いてもらうことが多いようです。描き手の方については米国の話ですので詳しいことは分かりません」
「やはり書店でオライリーのコーナーを作っていただいているところは、『色順派』が多いですね。色がバラバラになっちゃうと、書店に来るお客さんも混乱されますので」
「ただ、実際にエンジニアさんに使っていただくうえでは、言語別にまとめた『言語派』が良いとは思います。ちなみに、本の版数によって色が変わった本があるんですがお気づきでしたか?」
「はい、こちらの入門ソーシャルデータなのですが・・・第1版は緑で第2版は赤です」
「厳密に色分けをしている訳ではないのですが、プログラミング系、UNIX・Linux系、ウェブ系、ネットワーク系などで分けていたり、あとはその時々の傾向の変化や状況によって色を使い分けています」
【後編に続く】
後編では【永久保存版】オライリー・ジャパン秘蔵 数々のレアグッズを一挙公開!いたします。
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