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ところでKaizen Platformって何してるの?どんなハッカーを集めているの?

2016-09-14 16:35

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転職ドラフト開発者のMです。Kaizen Platformさん取材、前編の「Kaizen Platformの「リモートワーク」はビジョンの一部。会社の壁を超えた適材適所とは」ではリモートワークを中心とする先進的な働き方をご紹介しましたが、後半は、そんなKaizen Platformさんが何を目指して何を行っているのかを聞いてきました!

Kaizen Platform, Inc. Co-founder & CTO
石橋利真
前職はリクルート社、同社の研究開発部門Media Technology Labにて新しめな技術の事業応用とwebっぽいオープン文化の啓蒙で日々を謳歌。調整さんの共同作者でもある。2013年3月Kaizen Platform社をCEO須藤憲司と共に立ち上げる。

Kaizen Platform, Inc. Engineer
神保嘉秀
1999年に株式会社リクルートコンピュータパブシリング(現リクルートコミュニケーションズ)入社。Webエンジニアとして、リクルートが運営する数々のWebサービスのシステム開発に携わる。2013年9月よりKaizen Platform, Inc.に参画。普段は大阪からリモート勤務を行っている。

Kaizen Platform, Inc. Engineer
堀之内将人
2000年に大手SIerに新卒入社。その後、シーエー・モバイルやドワンゴにてWebサービス開発とネット広告メディア運用を担当、リブセンスにてエンジニアリーダーとしてスクラム開発を推進。2016年よりKaizen Platform, Inc.にてプロダクト開発エンジニアリーダーとエンジニア採用に従事。

新しい働き方を作ることが目標。今のA/Bテストは一歩目でしかない

M : 前編ではKaizen Platformさんの働き方についてお伺いしましたが、今度は、そんなKaizen Platformが何を目指しているのかについてお伺いできればと思います。実際何を作ってるのかイマイチつかみづらくて…詳しく教えていただいてもいいですか?

石橋 : (笑)もちろんです。エンジニアなら共感しやすい話だと思うんですが、開発中に分からないことや、ハマってしまうことはよくありますよね。そういう時に、自分一人で考えるより、詳しい知り合いに聞くとか、Stack Overflow見るとかした方が効率よく問題解決できませんか?

M : それはそうですね。

石橋 : エンジニアの世界ならそれが普通で、みんな当たり前に、社内外にこだわらず最適なリソースを使っていますよね。でも、実はエンジニア以外の職種はあまりそういうことをやっていないんです。

M : 確かに…。営業職や企画職など他の職種で、社外に情報を発信している人も、社外に頼ろうとする人もあまりいませんね。

石橋 : そこを変えたいと思っているのがKaizen Platformなんです。会社という壁を全部取り払って、社会全体で適材適所ができる世界にしてみたい。その会社の枠を超えた適材適所を、Kaizen では『新しい働き方』として目指しているんですよ。

その理由は、そうなった方が楽しいんじゃないかと思っているから。効率がいいし、いいものは作れるし、たくさんの人が幸せになれそう。そういう世の中になった暁には、僕も情熱注げるものを日々掴んで生きていこうと思っています(笑)

M : 楽しそうですね(笑)

石橋 : これをビジネスにしようとしたとき、何が一番わかりやすく、広げやすいかを考えました。その結果が、Webマーケティング、つまり集客の領域。CEOの須藤が得意な分野だったんです。

今、どこの会社も集客に必死で、広告にとてつもないお金を突っ込んでいます。でも、広告のランディングページって改善されずに放置されていることが多いんです。サービスは優秀なエンジニアたちがどんどん改善しているのに、ランディングページは変わらない。

M : ランディングページ改善をこまめにやるほどリソースがない、成果をあげられる人がいない、などの問題はよく聞きますね。

石橋 : そうなんです。でも、ランディングページは会員登録などの重要な導線ですよね。ここのデザインを変えるだけで、コンバージョン率って結構上がるんですよ。

実際に、Kaizen Platformを使って改善したら、同じ広告予算でオリジナルページを作るより1,000登録も多かった、なんてことができているんです。1登録あたり5,000円かかっているとしたら、それだけで500万円の売上げ増加ですよ。

M : デカイですね。500万円。

石橋 : 実は、こういうことをやっている会社って他にないんです。クラウドソーシングの会社はありますが、同じクラウドソーシングでもクラウドのみんなに、”作業をお願いしている”か、”その会社にとっての効果、つまり売上やコンバージョン数の改善をお願いしている”かで、大きく違う。

M : なるほど。なぜ他社はやらないんですか。

石橋 : 成果を上げることを請け負うって実はすごく難しいんですよ。こうやれば成果が上がると一概には言えない。単純にA社で成果が上がった施策をB社に当てはめれば成果が上がるわけでもないですしね。

しかし、これまでもハードルはたくさんあって、何十回も転んで、暗中模索でサービスを少しずつ進めてきました。なんとかここまで、会社は潰れずに、カスタマーさんには価値提供ができるようになって、成長曲線上にのって来た、というのが今の状態です。

M : 苦労されたんですね。

石橋 : ここまでに3年かかっています。でも僕たちが本当にやりたいことは、外の人たちをクライアント様の仕事とつなげること。新しい働き方を作ることなんですよ。

M : つまり、A/Bテストは、ただの一歩目でしかないと。

石橋 : そうです。今は二手目を作っています。今まではランディングページの効果改善だったけれど、今度はADのクリエイティブ、バナーなどの運用改善に手を広げていきます。

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自分の仕事を通じて、世の中が変わる。

M : そこで、Kaizenさんのエンジニアは何を作っているんですか?

石橋 : 1つ目はJavaScriptの計測ツールの開発です。カスタマーさんは、自社のサイトにJavaScriptのコードを1行加えるだけでA/Bテストができるようになっているのですが、導入後は、テストの結果を見るだけでいいようになっています。さらに 2つ目に一連の改善活動に纏わるプロセスを計画・管理するdashboardシステムがあります。誰が何のテストをやる予定か、どうやったか、次は何をやる工程か、みたいな仕事のやりとり、結果レポート把握が画面上でできるものですね。

M : なるほど。奥が深そうですね。Kaizenさんで働くエンジニアにとって、刺激になるところってなんですか?

神保 : ある程度自由に技術選定できて、新しいことにどんどんチャレンジできるところはいいなと思いますね。もちろん、成果を出すことが前提ですが、成果さえ出せるならなんでもやっていい自由さがあるところが魅力です。フロントエンドは技術の流行り廃りが激しいので、実際に業務でいろいろ試せる機会を持てるのは個人的に面白いなと思っていますね。

M : いろいろ使っているんですか?

神保 : 2ヶ月前くらいから、Reactを使って新しい機能を開発しています。その前までの機能開発では、AngularJSを使っていました。業務で両方使って試せているのは珍しいと思いますね。

石橋 : 僕はさらに別のところに面白さを感じています。とあるクライアントさんで、ランディングページ、入力フォーム、コンバージョンページのURLが全部同じで、JavaのセッションIDでどこにいるか管理してるような、Kaizen のツールとかなり相性が悪いサイトがあったんです。ここでKaizen PlatformのA/Bテストを使いたいが、導入の方法で悩んでいるという話でした。僕はこういう、実際現場で悩んでいることをどうやって解決してやろうか、と考えるのが面白いですね。

M : そういう場合は個別対応をしているんですか?

石橋 : 個別対応はキメラを作ってしまうので極力していません。創業して最初の1年は、こういう悩みに毎回ぶつかっていました。でもこの場合は、3年間積み重ねてきたものを活かし、以前に作った機能の組み合わせで解決できました。個別対応してレポジトリにカスタマーの企業名がついたり、レポジトリの数が30個あるとかそんなんじゃないので、うまくできている感じはしますね。

M : なるほど。問題解決の面白さはよくわかります。

石橋 : それに加えて、自分の仕事を通して、今まで埋もれていた有能な人たちが大きな成果を上げていく姿を見られるのは非常に楽しいですね。というのも、僕たちは、クラウドでクライアントさんの成果向上を請け負ってくれる人たちを『グロースハッカー』と呼んでいるんです。実は今、福岡にたくさんのグロースハッカーがいらっしゃるんですね。彼らは今まで、地場の企業・学校・病院さん等のWebサイト制作をされていました。そんな彼らが、Kaizen Platformの仕組みを使って、誰もが知る企業のメイン導線や、有名ECサイトの購入導線をフル改善して、成果をあげているんです。

彼ら自身もその成果をとても喜んでいて、モチベーションアップにつながっています。そういう、企業さんが抱える課題と有能な人たちを繋げたぞ、という面白さは他にはなかなかない。自分たちが世の中を変えていく、世の中に価値を提供しているという実感を得られています。

M : 関係者全員がwin-winになる。そんなサービスなんですね。

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視野を広げて採用に力を入れていく。ユーザに価値を提供できる人が欲しい

M : 話は変わりますが、Kaizenさんのマネジメントはどうなっているんですか? リモートワークされている方が多いと難しい気がしますが。

石橋 : 「スタートアップなので時間面でも資金面でも今は余裕がない」と考えて、育成が必要な人たちは採用枠からは外していたんですよ。その恩恵として、管理されなければ動けない人はいないし、自制心をみんなに期待できているという面はありますね。だから、評価はアウトプットのみで、細かいマネジメントはしていないんです。

堀之内 : ただ、今まではそれでよかったんですが、これからもっと事業をスケールさせるためには、チームで開発する、若手の成長をサポートする、といったことも必要だと思っています。今のような人たちだけを集めていくには限界がありますしね。

石橋 : 実際今、フロントエンドエンジニアの人数がたりなくて、この人(神保)が死にそうに…

神保 : 死にそうにはなってないですけど(笑)

全員 :(笑)

神保 : でも少ないからなかなか事業のスピードが上がらない、という問題はありますね。

石橋 : 今までやらなかった育成枠の採用は、事業のスケール拡大につながるんじゃないかと最近考えています。リモートとコミュニケーションに関しては、3年やってカタチは見えたし、伝えられることもある。そういうときはこうするんだよって言える人たちがいる。だから大丈夫かなと。

M : これまではKaizenさんといえば、ウィザード級のハッカーをヘッドハントしているようなイメージでした。

石橋 : (笑)事業に対しての熱意、他の業界の動向への理解、クライアント様に対してどういう価値が提供できるか、ということを考えられる人を増やしていきたいですね。Kaizen Platformに興味を持ってくれている方は、どんどん会いに来てほしいです!

M : なるほど。Kaizen Platformのメンバーになるには、これからがチャンスということですね!今日はありがとうございました。

石橋 ・神保 ・堀之内 : ありがとうございました!

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