審査担当が実例を見ながら解説!実力が伝わるレジュメのポイント

2022-01-31 12:00

実力の伝わるレジュメについて審査担当が解説する記事のキャッチビジュアル

あなたはいつ、どのくらいの時間をかけてレジュメを書きますか?

転職ドラフトユーザーのレジュメ更新時間を調べてみたところ、多くの方は仕事を終えた22時以降にレジュメを書いていることがわかりました。

転職などの特別なタイミングで書くことになるレジュメは、いざ必要となった時には書く感覚を忘れてしまっていることも。そんな作業を寝るまでの短い時間に行うとなると、めんどくさいなと感じてしまうこともあるのではないでしょうか?

転職ドラフトの場合、マークダウンでレジュメを読みやすく整えられる反面、その自由度から「書くのが大変」という声も寄せられます。

そこで今回は、レジュメが伝わりやすくなるポイントを、転職ドラフトの審査担当に実際のレジュメを見ながら根掘り葉掘り聞き出しました。
※今回使用するレジュメは、公開されているもののなかから、ユーザー本人に許可をとり掲載しています。

レジュメを書く際に意識したい企業側の視点

転職ドラフトでは年収付きの指名を企業が送るため、企業側が知りたい情報が不足していると、採用担当も指名すべきか迷ってしまいます。

企業が指名をためらうことなく行うためには、企業側が知りたい情報がなにかをユーザー側が理解することが大切です。

企業側がレジュメを見る際に特に注目しているのは、以下の3つです。

  • 経験したプロジェクトについて(何をしていたか、どんな役割か)
  • 保有する技術スキルについて(使ったことのある技術とそのレベル感)
  • これまでのキャリアの再現性

まず最低限書いておきたいのが、プロジェクトの内容や技術スキルです。
「転職ドラフトのなかで、年収評価機能を開発した」のように、 プロジェクトの全体像と担当した工程 は最低限明記してほしいですね。

また、 プロジェクトのバックボーン(なぜ、そのプロジェクトをやることになったのか、その技術を選んだ理由)や課題の解決方法などを書く ことで、プロジェクトの詳細やあなたの技術スキルが伝わりやすくなります。

そしてもっとも大切といえるのが、キャリアの再現性です。

これまでのキャリアや経験はレジュメからわかるものの、環境が変わってもその力を発揮できるかを見抜くのは、簡単ではありません。
採用担当が自社で働いている姿を想像しやすくするためには、何をやったかだけでなく、工夫したことや苦労したことなど、 どういった姿勢や考え方やで仕事をしていたのかを伝える ことが大切です。

審査担当が解説!働く姿が想像できるレジュメとは?

企業に自分の実力を正しく判断してもらうためには、これまでの経験と技術スキル、そしてレジュメに書かれたキャリアの再現性を伝える必要があり、そのためには先ほど紹介したような内容を記載することが大切です。

もちろん、ここまでに紹介したのはあくまで最低限のポイントであり、プラスαで書いておくといいポイントもあります。

ここからは、実際のレジュメを見ながら、審査担当がさらに詳しく解説していきます。

課題→打ち手→成果の順でわかりやすさアップ

審査担当: まず最初に紹介するのは、こちらの方です。
https://job-draft.jp/users/44606

ー第一印象だけでも、どこに何が書いてあるかわかりやすく丁寧な印象ですね。

審査担当: 読みやすさも大切なポイントの一つです。この方はマークダウンをうまく活用されていますね。

ー内容的にはいかがですか?

審査担当: プロジェクトの要約・概要の箇所の部分で、「定期テスト対策」の目的に対して「暗記アプリ」というソリューションを開発したこれまでの経験を端的に伝えています。
役割についても、スクラムマスター・DevOpsリードと具体的に書かれているのもいいですね。

この方のレジュメで注目していただきたいのがチームの規模が書かれていることです。
この方のように「PO1名、開発メンバー5名、デザイナー1名のチーム」とメンバー構成を細かく記載している方って意外と少ないんです。

チーム規模と役割についてのレジュメ記載キャプチャ

ーどういうチームで働いていたかは、企業が注目する「キャリアや経験の再現性」を知るのにも役立ちそうですね。

審査担当: そうなんです。チーム構成を細かめに書くのは、他のユーザーのみなさんにもぜひ参考にしていただきたいですね。

あとは、技術の部分にも注目してみてください。

「あなたが実際に使っていた技術を教えてください」という部分の他に、自由記載の部分でも使用技術が書かれています。こういう使い分けもミスマッチを減らすポイントになります。

ー「プロジェクトで使っている技術のすべてを自分が担当しているとは限らない」ということでしょうか?

審査担当: そのとおりです。多くの方は「あなたが実際に使っていた技術を教えてください」の部分にプロジェクト全体で使っていた技術を書くのですが、それだけだとあなた自身がそのプロジェクトにおいてどういう役割でどの技術を使っていたかは伝わりません。

そのため、企業側が「AWSと書いているからできるんだな」と思って指名したら、「実はAWSは別の人がメイン担当で、指名した方はちょっと触った事があるだけだった」というミスマッチが起きることもあるのです。

ーレジュメ内のどこかに書いてある可能性もありますが、自由記載の部分でこうしてわかりやすくまとめてあるのは、採用担当にとっても嬉しいですね。

審査担当: そうですね。そして、伝わりやすさという視点でいうと、主要実績の部分にも注目してほしいですね。

プロジェクトでの使用実績についてのレジュメ記載キャプチャ

審査担当: プロジェクト詳細を記載する際には、「こういう機能を開発しました」と書き始める方が多いのですが、この方はまず課題から書かれています。

「どういう課題があって、それに対してこういう手を打ち、こんな成果を出せました」という書き方は課題解決力のアピールにつながりますし、この順番だと読んでいる側も興味をもちやすいと思います。

採用担当の方は、たくさんのレジュメを読みながら指名を行うので、こうしたちょっとした工夫などで、伝わりやすさをアップさせてほしいですね。

詳細な技術選定の記載とイマイチだったポイントでキャリアの再現性を想像させる

審査担当: 続いては、こちらの方です。
https://job-draft.jp/users/22685

ープロジェクト内での役割やチーム規模、プロジェクトの課題点とそれに対するアプローチまで、具体的に書かれていて実力が伝わりやすいですね。

審査担当: 本当にわかりやすいですよね。
しかし、この方のレジュメで特に際立っているのは、技術選定の理由をしっかり書かれている点なんです。

技術選定についてのレジュメ記載キャプチャ

審査担当: 技術選定はアーキテクチャ設定をされる方がよく書かれる項目ですが、この方は「アーキテクチャを構築するにあたって、なぜこの技術を選んだのか」をかなり細かく記載しています。ここまで詳細に記載されていれば、採用担当が気にする再現性という意味でも想像しやすいと思います。

ーなるほど、キャリアの再現性ですか。その視点でいうと、工夫した点などもポイントになりそうですね。

審査担当: この方の場合、工夫した点や苦労した点という項目に、細かな成果が書かれています。たとえば、「この変更によってツリー構造を取得するために再起クエリを使う必要なく、スポットの親や子に対して単純な SQL でバリデーションをかけられるようになった」という記載などがそうです。

特に開発領域などでは、成果が定量的に書けず悩んでいる方もいると思いますが、この方のように「前の状況と比べてどう変わったか」をかければ、大丈夫です。

さらに、工夫したポイントだけでなくイマイチだった部分も書いているのがすごく魅力的なんです。

プロジェクトでのイマイチだった部分についてのレジュメ記載キャプチャ

審査担当: 普通は隠したくなる部分だと思うのですが、「ここはこうしていればよかった」という考え方がしっかりと伝われば、それがあなたへの評価につながることもあります。

ー最後に、月に200〜300人のレジュメを見ている審査担当として、ユーザーのみなさんに伝えたいことはありますか?

審査担当: レジュメはこれまでの経験を書くものというイメージが強いかもしれませんが、将来的にどうなりたいのかも合わせて書いたほうがいいと私は思っています。

たとえば、転職ドラフトのレジュメのなかにある野望欄。

一緒に働くうえでは経験や実力だけでなく、その人の理念や人としての姿勢も重要だと思います。野望欄からはそれらを感じ取ることができるので、企業側もかなり注目している部分なんです。

この欄を活用して、「自分がどういう思いで働き、将来的にどこに携わりたいのか」をしっかりと伝えることで、より良い企業とのマッチングが生まれやすくなります。

今回紹介したお二人以外にも、転職ドラフトでは多くの方がレジュメを公開しているので、お時間のある時にぜひチェックしてみてください。

公開されているレジュメの一覧はこちら

※この記事に使用されているキャプチャは、2022年1月31日時点でのレジュメとなります。

レジュメをより良くするためにできること

ここまでに紹介したポイント以外にも、まだまだできることはたくさんあります。
ここでは、より伝わりやすいレジュメを目指すための意識したい3つのポイントをご紹介します。

①日常的に仕事の振り返りを行い記録する

いざ転職しようと思ったときに、過去のプロジェクトを思い出しながらレジュメを書くのは大変な作業です。しかも、当時のことを鮮明に思い出せず内容が薄くなってしまう可能性もあります。

そうならないためには、アジャイルでいうところのレトロスペクティブのように、特定の単位で仕事の振り返りを行うのがおすすめです。

②LTや勉強会なども積極的に記載する

開発以外のことを書いていいのか悩まれる方はすごく多いですが、転職ドラフト運営としてはぜひ書いていただきたいです。

社内勉強会の記載からは、LTであれば社内の技術力向上へ開発以外でも貢献できること、参加側でも自己研鑽意欲などのアピールにつながります。

LTをされた方は、スライドなどの資料をSpeaker Deckなどのサービスにアップロードして、そのリンクをレジュメに張ってみてください。

③レジュメ内でアウトプットを効率的にアピールする

Qiitaなどで、「こんな仕事でこういう開発をして〇〇をやってきました」などの記載があると、それを読むだけで「どう働いてきたのか、どんな役割だったのか」がわかるので、審査の際にも参考にすることがあります。

しかし、企業側は1回の開催で400以上のレジュメを企業側は読むため、すべてのアウトプットを隅々まで見ることはできません。特にアピールしたいアウトプットやリポジトリは、レジュメ内にリンクを張ってアピールしましょう。

今回紹介したポイントまとめ

最後に、今回ご紹介したレジュメを書く際のポイントをおさらいしていきましょう。

  • 企業側の知りたいポイントを意識する(これまでのキャリアとその再現性)
  • 野望欄で、将来どうなりたいかをしっかり伝える
  • 定期的に仕事の振り返りを行う
  • LTや勉強会についても記載する
  • レジュメ内でアウトプットをアピールする

転職ドラフトでは、審査通過後でもフィードバックを受けられる再レビュー機能があります(詳細はこちらをご覧ください)。
キャリアを追記したり、この記事を見てレジュメをアップデートしたときは、ぜひ活用してみてください。

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