#プロジェクト概要
プレイステーションプラットホームの新ハードに関わるOS、SDK開発やドキュメントの執筆、サンプルコードのコーディング
#チーム情報
日本の開発者はエンベデッド20名、ソフトウェア(SDK開発)40名
海外の各拠点(アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、インド)などの開発者も参加
開発には海外のエンジニアと英語をベースにメールでディスカッションを行いながら進めた。
#開発・実装内容
【概要】
SDK API 開発
【課題・問題点】
参画当初、SDK の機能ツリーを見ると機能毎には分かれているものの、似たような API が存在しており、
何をどう使えばやりたい事が実現できるかイメージしずらかった。
どうすればシンプルかつ依存性のないモジュールにできるか?
【工夫】
1つのAPIで複数の事を実現するのではなく、機能を1つに絞り極力他のモジュールと依存しないように実装。
【成果】
API の数は増えたものの、どの API を使えば実現したい機能であるかが明確になった。
【打ち手・使用した技術】
私自身も元ゲームソフトウェアの開発者なので、開発者の立場に立って考え、想定される使用方法を確立した上でモジュール化していった。 また過去に SDK のセキュリティホールを利用したハッキングが横行した経緯があるため、セキュリティも考慮した仕組みにする必要があった。 結果として OS のレイヤーを分断しある条件を満たさないとネイティブ API にアクセス出来ない仕組みを作った。 APIはC++、ラッパーとして C# を使用
結果として強固なセキュリティを持ったコンソールハードを開発することができ、
SDK も全世界に公開され、プラットフォームに携わる全ての人達にコードやドキュメントを見て貰う機会ができた。