固定資産システム バージョンアップ対応プロジェクト
■プロジェクト概要
既存の固定資産管理システムに対し、バージョンアップに伴う機能追加・カスタマイズ・不具合修正を行い、業務効率化および安定運用の実現を目的としたSE業務を担当。
#### ■チーム情報
チーム人数:4名
担当工程:実装・テスト・保守
担当フェーズ:詳細設計〜単体テスト
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■開発・実装内容A:業務エラー文の修正
【概要】
Eclipse上で表示されるJavaアプリケーションの業務エラーメッセージの見直しと修正対応。
【課題・問題点】
業務エラー文が不明瞭(文字化けによるもの)
【打ち手・使用した技術】
Eclipseを使用し、該当クラスの例外処理部分を改修。メッセージIDと文言の整備を行い、改修後はPLと連携し、再発防止のテストも実施。
【担当範囲】
実装および動作確認まで一貫して対応。
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■開発・実装内容B:インフラ周りのバッチテスト対応
【概要】
インフラ周辺処理に関わるバッチのテストコード整備と改修を行い、安定動作の確認を実施。
【課題・問題点】
バッチ処理でエラーが断続的に発生しており、再現性が低いため原因特定が困難だった。
【打ち手・使用した技術】
既存のバッチ改修を行い、エラーハンドリング追加。単体テストを併用して、挙動の再現と安定性の確認を実施。
【担当範囲】
バッチ処理ロジックの調査・修正、テスト実施まで担当。
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■開発・実装内容C:Windows環境でのユーザー追加自動化
【概要】
定期的に発生する社内ユーザー追加作業をバッチファイルにより自動化。
【課題・問題点】
ユーザー追加の依頼によるもの
【打ち手・使用した技術】
Windowsバッチファイルを作成し、ユーザー名・権限情報を読み込んで一括登録するようにした。
【担当範囲】
バッチ作成
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■開発・実装内容D:テーブルデータの操作(SQLPlus)
【概要】
OracleDB上のマスターテーブル・トランザクションテーブルへのデータ追加・更新作業。
【課題・問題点】
データ更新作業時に整合性エラーが頻発しており、原因調査と修正が必要だった。
【打ち手・使用した技術】
SQLPlusを用いて、SQLを事前に実行し、更新前後の差分を可視化。
【担当範囲】
SQL作成・テスト・本番適用。作業手順書の整備も実施。
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■開発・実装内容E:CSV出力確認のための打鍵テスト
【概要】
機能追加後のCSV出力の正当性を社内環境にて打鍵テストにより検証。
【課題・問題点】
CSV出力時に文字化けやフォーマット崩れが報告されていた。
【打ち手・使用した技術】
エンコード形式(SJIS, UTF-8)の設定を見直し、Java側で出力フォーマットの確認。社内環境にて手動テストを実施し、複数パターンでの正常性を検証。
【担当範囲】
仕様確認、出力ロジック修正、打鍵テストおよび不具合報告書の作成。
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■開発・実装内容F:Excelでのテスト結果整理
【概要】
実施した単体・結合テストの結果をExcelにまとめ、チームと共有。
【課題・問題点】
単体テストをメインに担当していたのでそれにおけるまとめ。
【打ち手・使用した技術】
テスト項目を整理し、ケースごとの期待結果・実行結果を分類。
【担当範囲】
テストケースの作成・実行・報告書作成まで対応。
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■開発・実装内容G:Javaによる機能追加と単体テスト
【概要】
固定資産管理画面にて、検索条件の追加やデータ出力機能の改善をJavaで実装。
【課題・問題点】
メジャバに向けての機能追加のお願い。
【打ち手・使用した技術】
Javaで検索機能をリファクタリング。インデックス付与・SQL最適化も同時に実施。単体テストで改修後の動作確認を行い、リリース前にバグを事前検出。
【担当範囲】
設計・実装・単体テストまで一貫して対応。
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■成果
上記の各対応を通じて、システムのバージョンアップ作業を円滑に進行し、既存業務に与える影響を最小限に抑えつつ、システム全体の安定性とユーザビリティの向上に貢献。実装やテスト工程で不明点が生じた際は上司と密に連携し、解決に向けた積極的な姿勢を継続した。
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