学びたい言語ランキング上位のRust、企業のニーズや開発事例は?

2021-10-14 11:00

学びたい言語ランキング上位のRustについて紹介する記事

ここ数年、ITエンジニアが学びたい言語として人気の高いRust。

まだまだユーザー数も少なく、転職ドラフトでも指名(年収付きスカウト)数は少なめですが、業務委託指名などでは指名額が高額になることも。
※詳しくは業務委託指名で気になる案件事例や月単価を大公開!の記事を参照

今回は、転職ドラフト参加者の開発事例や指名データから見る企業ニーズなどを調査してみました!

なぜRustは学びたいランキング上位なのか?

そもそも、Rustはなぜエンジニアから興味を持たれているのでしょうか。

「所有権」による安全性を持ちつつC/C++並みの速度が出せるRustは、これまでC/C++が担ってきたシステムプログラミング領域での採用が期待されています。

Rustの特徴は、「パフォーマンス」「信頼性」「生産性」の観点で語られることが多く、特に以下のポイントに魅力に感じる人が多いようです。

  • 実行速度の速さ
  • モダンな文法が一通り入っている
  • OSからWebアプリケーションまで幅広く実装可能
  • エディションという思想によって互換性の担保がある
  • ツールの充実
  • 所有権システムなどにより安全性が高い

こうしたモダンプログラミングを実現するRustの登場によって、実際に「AWS SDK for Rust」「AWS Lambda (Firecracker)」「Firefox」などでの開発事例も出始めています。

以上のような理由から注目度が高まっており、、将来的な普及を見越してRustを学びたいと考えるソフトウェアエンジニアが増加しているのでしょう。

では、ここからは転職ドラフトのデータから開発事例や企業ニーズを見ていきましょう。

Rustでの開発事例

今回は、転職ドラフトの審査通過者がレジュメに記載しているRustでのプロジェクト経験を3つピックアップしました。(転職ドラフト内で公開されているレジュメから引用しています。)

Rust を用いた低レイテンシな画像加工サーバの設計/開発
画像バイナリデータの破棄のタイミングが明確になり、省リソース化ができた。サーバ台数を1/3程度に削減することができた。

TwitterキャンペーンシステムのAccount Activity API対応
リツイートしたツイートのJSONがwebhookで送られてくるAccount Activity APIを実装する際に、webサーバの処理の速さを気にする必要があり、高速な言語を採用しようとした。

業績要因の因果関係DBの開発
今後のシステム拡大を考えた時に静的な型付がほしかった為、採用ジェネリクスがある分Goよりも馴染みやすい。

全体的な傾向としては、広告配信サービス開発、データ分析基盤開発、経済予測サービスなど、サーバサイドで高トランザクションを発生させるサービスでの利用実績が多いようです。それゆえ、Rustを取り入れた企業は、名の知れたユーザー数が多いプロダクトを運営しているケースが目立ちます。

こうしたサービス以外にも、従来はC/C++で担ってきた組み込み系サービスでRustが用いられる事があり、二酸化炭素濃度可視化装置にRustが採用されたケースもあります。

一方で、JavaScript(以下、JS)のデメリットである実行速度やファイルサイズ縮小などの解決が期待される、Rustを用いたWebAssemblyに関する事例はまだあまりありません。

JSと互換性があるわけでなく、JSの苦手とする実行速度を計算機能に特化してWebAssemblyが担保できるような仕組みです。Googleなどの検索エンジンでは、すでにサイトの実行速度をSEOの順位と紐付けるようなCoreWebVitalsでの評価を行うとあります。

こうしたWebにまつわる環境変化に伴い、今後WebAssemblyはますます発展していくと考えられます。

転職ドラフトの事例を元にすると、

  1. 所有権システムを用いた安全性
  2. 非常に高速でメモリ効率が高くランタイムやガベージコレクタがない事による高速化

など、Rustの特徴を活かした開発事例が多い傾向が読み解けます。

Rustでの他の開発事例は、USERSページで検索して確認することが可能です。
Rustがどのようなサービスと相性が良いのか気になる方は、ぜひチェックしてみてください!

Rustへの企業ニーズ

次に紹介したいのが、Rustの使用経験がある転職ドラフト参加者の年度別の指名データです。
Rust経験者はそれほど増加していませんが、指名率や一人あたりの指名数は増加傾向にあります。

2021年のRust経験者への指名率は90%と、平均指名率の65%と比べても非常に高い数字となっています。

転職ドラフト開催年ごとのRustユーザー参加数や指名数などの表

参加企業の中でもRustをバックエンドで利用する企業は、年々増加しているようです。
特に、大規模なトランザクションが発生するプロダクトでのバックエンドポジションとして求めている傾向にあります。

また、どのような企業がRust経験者を求めているかは、COMPANIESページから検索する事ができます。

まとめ

指名率からも徐々に需要が増えていることがわかるRust。

GoogleがAndroidの開発にRustを導入したり、使っている人の多くは自ら選択してRustを利用していることからも、将来性への期待が高まっていることがうかがえます。

Rustに興味がある方にとって、役立つような情報となれば幸いです。

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