「転職活動が終わったら転職ドラフトは退会しておこうかな」と考えている方、ちょっと待って!
退会する際に「転職活動が終わったから」という理由の方が目立つのを、私たち転職ドラフト運営チームは「もったいない」という気持ちでいつも見送っています。
その最大の理由は、転職ドラフトが転職を目的とした正社員指名だけでなく、業務委託案件の指名も受けることができるサービスだからです。
企業は候補者のレジュメにある業務委託の志望度を見て、業務委託での雇用を前提とした指名を打つことできます。
※業務委託を希望しなければ業務委託の指名は来ませんが、業務委託を希望としていても正社員の指名が来ることはあります。
現状、フリーランスや副業希望の方を探しているのは、指名した企業のうち1割程度の企業ですが、2021年以降、開催を重ねるごとに業務委託指名の数が徐々に増えています!
しかし、「どんな案件があるのか?」「副業(少ない日数)でもちゃんとした指名はくるのか?」というユーザーからの声が耳に入ることも。
そこでこの記事では、転職ドラフトでの業務委託指名について、①業務委託希望者の割合、②案件事例、③月単価と稼働日数、④言語別月単価という観点から紹介します!
調査対象
2021年から現在までに行われた業務委託指名
①業務委託希望者の人数
まずは、対象期間内に業務委託を興味を持った方の人数を登録者のデータから見てみましょう。
多様で柔軟な働き方のひとつとして副業などが広まっては来ているものの、2021年以降に転職ドラフトに登録したユーザーのうち、業務委託を興味を持っている方は半数以下という結果。
44%ほどなので少なく感じますが、転職ドラフト自体がもとは転職向けサービスから始まっていることを考えると、意外と高い数値なのかもしれません。
②案件事例
次に、業務委託の具体的な案件事例について紹介していきます。
※転職ドラフトでは募集要件は一般公開しておらず、指名文の中に記載されているため、上記はその一部を抜粋して紹介しています。
転職ドラフトは自社開発企業の参加が多いこともあり、案件はWeb系が多めです。
なかには組織のスキルアップや生産性向上を目的とした、エンジニアとしてのアドバイザリーボード案件もあり、その幅広さがわかります。
③月単価と稼働日数
続いて、対象期間内の業務委託指名(約300件)を稼働日数別の月単価(単位/万円)で集計したデータを見てみましょう
稼働日数5日での月単価は業界相場で60~69万円とされており、転職ドラフトでの業務委託指名は月単価が高い傾向にあるようです。
転職ドラフト内での業務委託指名は、事例にもあるように企業内での影響範囲が広く重要な案件が多いことも、月単価が高めになる理由の一つと言えるでしょう。
その他の事例も、会社での重要な課題について短期〜中期的に特定の技術を要する人材の協力を得たいというニーズを読み取れるものが多い傾向にあります。
この点が正社員での指名と大きく異なる主なポイントです。
④言語別月単価
最後に、月単価を言語別に平均/最高/最低値別(単位/万円)で見ていきます。
以下の表は、対象期間内における稼働日数3日〜5日の指名を言語別にプロットしたものです。
言語の利用者が相対的に少ない場合には、月単価は高い傾向があるようです。
Rust案件はその傾向が顕著であり、指名数は少ないものの単価が高額になっています。
まとめ
転職ドラフトは正社員の転職サービスというイメージが強いかもしれませんが、活用のタイミングは転職活動だけではありません。
転職後の落ち着いたタイミングで副業を探したり、転職を迷っている方が副業として他の会社を経験してみたり、フリーランスの方が利用したり。
使い方次第で、新たなご縁が生まれることもあります。
また、業務委託指名時の提示年収と内定年収の差が不安な方もいるかも知れませんが、正社員指名と同様に業務委託指名にも90%ルールが存在するので、提示年収から大幅に下がる心配はありません。
※90%ルールとは、内定年収が提示年収の90%を下回ることを禁止するという転職ドラフトのルールです。
業務委託指名を受けていない企業と業務委託契約を結ぶ場合には、契約締結時の最低業務委託料のルールを設けているので、こういった場合でも内定年収が極端に低くはなりません。
これらのルールについては以下のページにて詳しく説明しているので、気になる方はチェックしてみてください。
ご自身のキャリアプランに合わせて、転職ドラフトを最大限に活用していただけると嬉しいです。