こんにちは!次回のドラフト開催に向けて大忙しの、転職ドラフトの運営です。
突然ですが、あなたは転職サイトと聞いて、何を連想しますか?
大抵の方は 転職したい人が次の職場を探すための情報収集をするためのサイト を思い浮かべるはず。
ましてや企業から直接を指名を受け取る転職ドラフトは、転職意欲がない自分には縁がないものだ と考えている方もいるかもしれません。
しかし一方で、転職先を探すという目的以外で、転職ドラフトを利用している という声もちらほら聞きます。
成果を主張し自分で希望ランクを申告するタイプの給与交渉、成果の主張はいいとしてどうやって妥当な希望年収を見積もればいんだろ?と思っていたけど、転職ドラフトの直近指名額を市場価値として材料に使うという話を聞いてなるほど〜ってなった。
— しふみん (@shifumin) September 25, 2019
さらに、こんな意見も。
んー転職ドラフトとかに登録して、良い結果が出たら現職に給与交渉するか、そのまま移るか考えるのはアリかなぁ。良い結果が出るか?が問題だな。
— とし@何も見返りなく3億円欲しい (@toshi_mee) July 5, 2018
そうなんです。転職ドラフトで提示された指名額を使って給与交渉する エンジニアは結構多いそうなのです。
傍目から見れば 「これって転職ドラフトとしてどうなの?」 と思ってしまいますよね。
そこで今回、転職ドラフトを給与交渉に使ってもらうことに関して、公式見解を述べさせて頂きます。
結論
転職ドラフトの結果を給与交渉に使って頂いてOKです。
それは、私たちには エンジニアにとって、転職ドラフトが”自分の市場価値を知るきっかけ”になってほしい という思いがあるからです。
他社からの評価を知ることで、エンジニアの皆さまの選択肢が広がることは、転職ドラフト運営陣にとっては喜ばしいこと。
たとえ転職してもしなくても、エンジニアの方々にとっての【幸せに働く】を叶えることができれば、転職ドラフトとしては嬉しい限りです。
それに現状では、転職ドラフトに参加しているエンジニア全員が、高い転職意欲を持っているというわけではありません。
転職ドラフト運営が 「ドラフトへの参加理由」 についてアンケートを行ったところ、「転職したいから」という理由が多いのはもちろんのこと、「自分の市場価値を知りたいから」という理由もとても多かった のです。
しかし 転職ドラフトで得た結果を給与交渉に活用して頂く上で、運営からいくつかお願い があります。
運営からのお願いその1
ひとつめのお願いは 企業からもらった指名に対して、きちんと返答をしてほしい ということです。
転職ドラフトに参加する企業は、じっくり時間をかけて指名するエンジニアとその提示年収を検討 します。さらにそれぞれの指名には 「あなたと一緒に働きたい」という熱い想い が込められているのです。「実は今、転職を検討していない」という指名辞退の返答でも構いません。 せっかくもらった指名をそのままにするのではなく、ぜひとも素直なご意見を伝えてください。
(…きこえますか…転職ドラフト&デザイナードラフトで…指名をもらったみなさん… まさよふです… 今… あなたの…心に…直接… 呼びかけています…指名は…採用担当の…ラブレター…「まずはお話だけ」でも…「ごめんなさい」でも…どうか…返信を…11日のAM3時までに…お願いしま…_(┐「ε:)_…)
— まさよふ (@masayofff) October 9, 2019
(転職ドラフト運営の返答お願いツイート)
そしてもし時間が許すのであれば、指名してもらった企業と面談をしてみてください。
どんなスキルが評価されて、この年収金額を提示するに至ったのかを、採用担当者から直接聞けることはとても有意義なこと。
単純に「提示された年収額」以上に、ご自身の市場価値に対して確実に理解が深まります。
転職ドラフトで指名して頂けた企業と面談でした。色々話聞けて刺激的な時間だったな。
— たける (@tttakechii) February 7, 2018
運営からのお願いその2
ふたつめのお願いは、転職意欲について嘘をつかないでほしいということです。
転職ドラフトでは転職意欲を
- 是が非でも転職する
- 転職したい
- 転職するか現状維持か半々くらい
- 現状維持が濃厚である
- 情報収集や転職を考えるきっかけとしての参加
から選ぶことができます。
前述の通り、企業の方はレジュメをしっかりと読み込み、指名を送るか送らないか、送るのであればいくらで送るのかを決めています。
そのため、嘘の転職意欲で指名をもらおうとする行為は控えていただきたいというのが率直なお願いです。
なお、転職意欲が低い方でも指名は来ているというデータがありますので、転職意欲は正直な気持ちを記載いただけますと幸いです。
参考:数字で見る転職ドラフト
転職ドラフトの結果で給与交渉はできるのか?
とはいえ 本当にドラフトで提示された指名額で給与交渉できるものなの? と疑ってしまいますよね。
実は、サイボウズで活躍するエンジニアの天野さん は、転職ドラフトで得た結果を元に給与交渉した所、給与アップに成功した そうです。
市場価値で給料が決まるサイボウズの社員だけど、転職ドラフトに参加して給与交渉に挑戦してみました —結果編— from Yusuke Amano
天野さんが投稿したSlideshareでは、転職ドラフトを以下のように活用することで給与交渉に成功した と書かれています。
天野さんの給与交渉成功術
・転職ドラフトの指名企業から、提案された指名額の決定理由を聞く
・社内の交渉経験者から実践法を教えてもらうだけでなく、転職ドラフトの指名額についてフィードバックをもらう
・知人に「御社に転職するなら、どれくらいの年収をもらえそう?」と質問する
・必要に応じて転職エージェントと面談をして、希望年収額のイメージについてフィードバックしてもらう
ちなみに、天野さんのように転職ドラフトを使って給与交渉に成功する人がいる一方で、ドラフトに参加することで自分でも予想外だった結果になった という方もいるようです。
転職ドラフトを給与交渉に使うつもりがそのまま転職したのがわたしです
— Hitomi Nagatomo (@Naga_Hito) October 2, 2018
いずれにしても自分の市場価値を知り、選択肢の幅を広げることで「働いて幸せになる」を実現すること に近づきますよね。
繰り返しにはなりますが、転職ドラフトは新たな職場へ転職することも、現職に残って給与交渉をしてみることも応援します。
自分のスキルに見合う給与をもらっているのだろうか?
本当は自分のことをきちんと評価してくれているのだろうか?
そんな風に 自分の本当の市場価値を知りたい という方は、転職活動を目的としない場合でも、ぜひ転職ドラフトを活用してください。