転職ドラフト開催前に何とかレジュメを書き終えたい。でも正直、何から書けばいいのかわからない!そもそも最初の1文字すら打ててないし、このままじゃ開催に間に合わないよ……。
そんな人にこそ伝えたい、審査に通るレジュメの書き方講座。これよりスタートです!
【目次】
ドラゴンボールに学ぶ、審査に通るレジュメに必要なこととは?
わかりやすさを重視するため、あの名作マンガの力をお借りすることにしました。題して、「ドラゴンボールに学ぶ、審査に通るレジュメに必要なこと」!
あなたは今、ドラゴンボールの主人公・孫悟空です。手からかめはめ波は出ませんしオレンジ色の道着も着ていませんが、「レジュメを書く」というフリーザ並の強敵を前に、くじけそうになっている点においては同じステージにいると言えます。
原作では悟空が苦心の末にフリーザを打ち倒すわけですが、それまでにはいくつかの演出が施されています。
- フリーザは戦闘力53万という絶望的な能力の持ち主であることを明示
- 力を尽くして倒したと思ったら、次の形態へ移行してさらに強くなる。しかも変身は2段階残している。
- 強敵を前に為す術もなく味方が倒れていく
- 悟空は凄まじい能力を持つ超サイヤ人に覚醒する
- これまでにない圧倒的な力を発揮して、フリーザを沈黙させる
少年マンガの王道的シチュエーションでもある能力のインフレ模様ですね。
悟空のパワーアップ具合がどうしても目につきますが、それはフリーザという敵がこの上なく強く描かれているから。だからこそ、悟空の強さや成長具合がきちんと可視化されるんですね。
じつはこれ、レジュメを書く&参考にする際にとても役に立つんです。
あなたはいかにしてフリーザを倒したのか?
強敵フリーザを、あなたがこれまで仕事で取り組んだプロジェクトに例えてみましょう。
レジュメの審査担当者が知りたいのは、あなたがいかにフリーザという強敵を倒したか。
つまり、どれくらい難しいプロジェクトに立ち向かい、それに必要な新しい技術やスキルは何で、どのように身につけたかという「いかなるプロセスで成し遂げるに至ったか」ということです。
- 携わったプロジェクトの戦闘力はどれくらいだったのか。
- プロジェクトを進めるにあたり、どんなプロセスを経たのか。
- 度重なる仕様変更に、どう立ち向かったのか。
- 自分に足りないものは何だったのか。なぜその技術やスキルを選んだのか。
- それをどうやって身につけたのか。
- 最終的にプロジェクトをどのようなかたちで終えたのか。
あなたが参考にすべきレジュメは、こういったプロセスがしっかり書かれているもの。ただ単に「◯◯というプロジェクトに△△の役割で携わり、✕✕のような結果を出しました」と書かれている経歴だけでは、審査担当もあなたの実力を測ることができません。
自分が携わったプロジェクトがいかなるものだったのか、敵の大きさをきちんと書くこと。
そして、いかにそれに立ち向かったのかを謙遜せずドヤること。レジュメ全体がこのように具体的に書かれていれば、それだけでずいぶんと審査に通りやすくなりますし、ひいては指名数の数や質の向上にもつながります。
レジュメを書く&参考にする際には、まずこのポイントをしっかり押さえているかチェックしてみてくださいね!
レジュメをレベルアップさせたい人へ!エンジニアの実力がわかるレジュメ「3つの共通点」
どうでしょう、何だかレジュメを書けるような気がしてきたんじゃないでしょうか?
他にも、自分と似た経験をしているユーザーのレジュメの構成を参考に組み立て、自分が活躍したシーンのエピソードを厚くしたり、フィーチャーするポイントの比重を変えてみたりするのも一つの手。
ここからは過去記事でもご紹介した、その他のレジュメ評価ポイントを抜粋してお送りします。
小さなモノから大きなモノまで。アウトプットは残さず書く
「〜している」「〜が好き」といった言葉。もちろん向上心の現れをアピールするのは効果的ですが、同じ書くならアウトプットとセットにしましょう!
「勉強会に参加してこういったアプリを制作しました」「新しく学んだ技術についてQiitaで記事を書きました」など、実際にアウトプットしたものがあれば、それが例え小さなモノだったとしても、言葉の説得力が倍増します。出し惜しみせず、アウトプットは全部書いてしまうのをオススメします。
「これは書かなくてもいいかな…」と思ったことも全部書く
この情報は書かなくてもいいかな、と自己判断するのはちょっと待って!企業はユーザーのスキルセットや経験だけを見ているわけではありません。
「コンシューマーゲームをやり込んだコアゲーマー」「◯◯業界の経験者」「本番データを消しちゃった人」といった、どこがアピールになるのか疑問な経験が、変えられない価値になることもあります。何が指名のきっかけになるかはわかりません。こちらも「少しでも迷ったことは書く」でOKです。
これから何をやりたいのか。思いの丈を全部書く
ひと目でわかるスゴい能力の持ち主だったとしても、企業が指名する際に重視するのは「この人は我が社で活躍できる人なのか」です。どれだけスゴい人でも、その人が楽しく働ける環境でないならお互いが不幸になってしまいますよね。
だから採用担当者は、その人が「3〜5年後の目標や野望」欄に何を書いているかをチェックしているそうです。指名を受けるため、という理由はもちろんありますが、どちらかというとお互いのミスマッチを防ぐためという意味合いが色濃いですね。
おわりに
あなたが書いたレジュメはこの評価ポイントが含まれていますか?ちょっと足りないなと思ったら、随時ガンガン書き足してやってください。
それぞれのポイントについてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事にも目を通してみてくださいね。
勘違いしてたかも?エンジニアの実力が伝わる職務経歴書の書き方6選
こんな書き方は◯◯だ!ITエンジニアの職務経歴書アンチパターン(転職ドラフト審査チームの悩み)
それではあなたのレジュメを見ることができるのを、転職ドラフトチーム一同、楽しみにお待ちしています。