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チームで価値あるプロダクトを生み出し、社会に良い影響を与えること。

自分が最も力を発揮できるのは、仲間と協力しながらひとつのプロダクトを形にしていく瞬間だと感じています。ひとりでは思いつかない発想が生まれたり、議論を通じて価値が少しずつ積み上がっていったりする創造の過程に、強い魅力を感じています。 また、そのプロダクトづくりの中心にあるべきなのは、作り手の都合ではなく「顧客の視点」だという思いがあります。顧客がまだ言葉にしていない“潜在的な期待”を丁寧に見つけ出し、「あ、これが欲しかったんだ」と自然に感じられる UI/UX として落とし込むことで、初めて本質的な価値が生まれると考えています。 その価値がきちんと顧客に届くのであれば、自分が必ずしもコーディングの最前線に立つ必要はないとも思っています。大切なのは、どの役割を担うかではなく、チームとして届けた価値そのものです。そうした環境こそ、最もワクワクしながら貢献できる場所だと感じます。

プロジェクト経験

2020年/2年以上

(自社プロダクト) チャットサービスの開発

## 【概要】 株式会社ラキールにて、自社内製のビジネスチャットツール「LaKeel Messenger」の開発プロジェクトに参画し、iOS開発者として設計・実装を担当した。 2021年8月からはiOSアプリ開発の主担当として要件定義から設計・開発・テストまで一貫してリードした。また、バックエンドAPI開発やCI/CDパイプラインの整備にも横断的に携わった。 **チーム体制・技術環境** - チーム規模: iOS 2名、Android 2名、バックエンド 1名、Windows 1名、PM 1名(計7名) - 役割: iOS開発者(2020年8月〜) → iOS主担当(2021年8月〜) - 技術: Swift / Objective-C / Carthage / CocoaPods / Java 9 / Spring Framework / Apache Virgo / Jenkins / GitLab / CentOS 6 --- ## 【背景】 LaKeel Messengerは複数の自社製品と連携するビジネスチャット基盤として成長していたが、顧客のニーズに応える上でいくつかの課題を抱えていた。特に、2000人規模の新規顧客候補から要望があったユーザー検索機能は、既存の実装では組織の階層構造を反映しておらず、「どの組織に所属している人なのか」がわからない状態だった。組織名での検索もできず、大規模組織での運用には不十分だった。 加えて、社内で使われているKeycloakアカウントとの連携が弱く、各製品ごとに個別のアカウント管理が発生していた。製品間のシームレスな連携を実現するには、認証基盤の統合が必要だった。 さらに、開発基盤の面では、コード管理がGitからGitLabへ移行する過渡期にあり、CI/CDパイプラインも使われていないものを含めて乱立している状態で、整理が求められていた。 --- ## 【担当業務と成果】 iOS開発者として参画した当初は、既存機能の改修や不具合対応を中心に担当しながら、Objective-CとSwiftが混在するコードベースに慣れていった。2021年8月にiOS主担当となってからは、要件定義から設計・実装・テストまでを一貫して担い、機能開発のペースメーカーとしての役割を担うようになった。 最も注力したのが、**ユーザーツリー検索機能の刷新**だった。新規顧客獲得の鍵となるこの機能では、組織階層を視覚的に表現し、「○○という組織下の○○グループの○○さん」という形でユーザーの所属を明確に表示できるよう設計した。組織名での検索にも対応し、大規模組織でも目的のユーザーを素早く見つけられるようになった。この改善により、**2000人規模の新規顧客の獲得に成功**した。 並行して、**OIDC認証によるSSO機能の実装**にも取り組んだ。社内のKeycloakアカウントでのログインを可能にすることで、他の自社製品とアカウントを統合し、無駄なアカウント管理を不要にした。OIDC/OAuthの規格理解やモバイルアプリでの実装には苦労したが、iOS・Android・Windowsそれぞれのプラットフォーム特性に配慮しながら実装を進め、統一感のある認証体験を実現した。 加えて、**スタンプ機能の新規開発**も担当し、チャットでのコミュニケーションをより豊かにする機能を提供した。 iOS開発だけでなく、バックエンド側の対応が必要な場面では、Java/Spring Frameworkを用いたAPI開発にも携わり、フロントエンドとバックエンドの両面から機能を完成させた。 開発基盤の面では、GitからGitLabへの移行に伴うCI/CDパイプラインの整理を主導した。乱立していたJenkinsのパイプラインを整理し、使われていないものを削除し、新しいGitLab環境に適した形に再構築することで、開発フローの見通しを大幅に改善した。 **主な成果** - ユーザーツリー検索機能の刷新により、2000人規模の新規顧客獲得に貢献 - OIDC/Keycloak連携によるSSO認証を実装し、他の自社製品とのアカウント統合を実現 - CI/CDパイプラインの整理により、開発フローの効率化と保守性を向上 - iOS主担当として要件定義〜テストまで一貫した開発を行なった

2022年/1年以内

(自社プロダクト) 認証基盤の開発

## 【概要】 株式会社ラキールにて、自社製品の認証認可基盤「LaKeel Passport」の開発・導入支援プロジェクトに参画し、要件定義から設計・実装・テストまでを一貫して担当した。 プロジェクトでは、受託案件への認証機能導入や認可要件の設計サポートを行うとともに、社内セキュリティ強化のための端末証明書認証システムの構築など、認証認可に関わる幅広い領域で機能開発をリードした。また、OIDCの仕様理解と社内啓蒙活動にも取り組み、チーム全体の技術力向上に貢献した。 **チーム体制・技術環境** - チーム規模: PM 1名、技術リード 1名、開発者 3名(計5名) - 役割: 開発者(要件定義〜テストまで一貫担当、機能開発のリード) - 技術: Java 11 / Keycloak 9系・16系 / PostgreSQL 16 / HTML / CSS / JavaScript / GitLab / GitLab CI --- ## 【背景】 LaKeel Passportは、ラキール社の複数の自社製品や受託案件に認証認可機能を提供する基盤製品として、顧客ごとに異なる認証要件への対応が求められていた。受託案件では、ワンタイムパスワードやワンタイムコード、多要素認証など、多様な認証フローの実装が必要とされ、OIDCといった認証プロトコルの深い理解と、Keycloakを用いた柔軟な設計が求められた。しかし、チーム内でOIDCの仕様を深く理解しているメンバーは限られており、知識の共有と標準化が課題となっていた。 一方、社内では別の課題が存在していた。社内システムで使用されていた端末証明書に脆弱性があったのだ。既存の証明書は、どの端末から発行されたかという情報を持たない「なんちゃって証明書」で、ある端末で発行した証明書を別の端末にエクスポート・インポートして使い回すことができてしまう状態だった。これでは証明書による端末認証の意味がなく、セキュリティ上の重大なリスクとなっていた。この問題を解決するため、認証基盤の知見を活かして、新たに端末証明書認証システムを設計・構築することになった。 --- ## 【担当業務と成果】 開発者として参画した当初から、要件定義・設計・実装・テストまでを一貫して担当し、複数の機能開発を並行して進めた。特に注力したのが、**社内端末証明書認証システムの刷新**と**受託案件への認証機能導入**の2つだった。 **社内端末証明書認証システムの刷新では、認証局の構築から取り組んだ。**これが技術的に最も困難な部分で、ルート証明書の配布方法や証明書チェーンの設計、失効管理の仕組みを一から検討する必要があった。特にルート証明書を社内約300台の端末に安全に配布する方法には苦労したが、社内の情報システム部門と連携しながら段階的な展開計画を立て、トラブルなく移行を完了させた。 証明書の運用面では、情報システム部門が管理するActive Directoryとの連携バッチを開発し、端末管理システムに登録された端末のみが証明書を発行できる仕組みを構築した。これにより、未承認の端末からの証明書発行を防ぎ、端末と証明書の紐付けを確実にした。また、C#でWindowsアプリケーションを開発し、証明書発行サイトと連携させることで、ユーザーがシームレスに証明書を発行・更新できる環境を整えた。さらに、証明書の有効期限(1年)が近づくとチャットボット経由で通知する仕組みも実装し、期限切れによるトラブルを未然に防いだ。情報システム部門が必要に応じて手動で証明書を失効できる機能も用意し、運用の柔軟性を確保した。 この刷新により、既存の脆弱な証明書から新方式への移行がスムーズに完了し、約300端末が新しい端末証明書認証システムで運用されるようになった。移行後も大きなトラブルは発生しておらず、社内セキュリティが大幅に強化された。 **受託案件への認証機能導入では、2件の案件でOIDC認証の設計と実装を担当した。**顧客要件に応じて、ワンタイムパスワード認証やワンタイムコード認証といった多様な認証フローをKeycloakでカスタマイズし、各案件の要求に応えた。また、認可要件の設計サポートも2件の案件で行い、ロールベース認可(RBAC)を中心とした設計を提案・実装した。これらの案件では、認証認可に関するトラブルなく実装を進めることができ、顧客からの信頼を得た。 技術的な課題としてOIDCの仕様理解が難しかったため、自ら資料を作成し、初学者向けにわかりやすくまとめた。この資料を社内の勉強会で共有し、Wikiにも公開することで、チームメンバーだけでなく社内全体の技術力向上に貢献した。この取り組みをきっかけに、チーム内で技術情報を発信し合う文化が育ち、知識共有が活発になった。 また、Keycloakのログイン画面のカスタマイズや証明書発行サイトの構築など、フロントエンド開発にも携わり、ユーザー体験の向上に寄与した。 LaKeel Passportは同社の全顧客(10社以上)に導入されている基盤製品であり、これらの改善は広範囲に影響を与える重要な取り組みとなった。 **主な成果** - 端末証明書認証システムの刷新により、約300端末の認証セキュリティを大幅に強化 - 認証局の構築からルート証明書配布まで、移行をトラブルなく完了 - Active Directory連携による端末管理の自動化と、証明書ライフサイクル管理の仕組み化 - 受託案件2件でOIDC認証を導入し、認証認可トラブルゼロで実装完了 - OIDC資料の作成・共有により、社内に技術情報発信の文化を醸成

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担当工程
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2024年/2年以内

(自社プロダクト) 汎用マイクロサービス/マイクロフロントエンドの開発

## 【概要】 株式会社ラキールにて、自社製品の開発基盤「LaKeel DX」において汎用マイクロサービスやUIコンポーネントを開発・運用する「LaKeel Components」チームのチームリーダーとして、チーム全体のマネジメントとアーキテクチャ改善を主導した。 LaKeel DXは、マイクロフロントエンドを組み合わせる「LaKeel Visual Mosaic」、マイクロサービスをルーティング・連携する「LaKeel Synergy Logic」、認証認可を担う「LaKeel Passport」で構成される開発基盤で、自社プロダクトや受託開発案件のベースとして活用されている。LaKeel Componentsチームでは、LaKeelDX上で動く「通知管理」「バリデーション管理」「多言語管理」「帳票管理」「電子サイン」「汎用マスタ管理」「ログ管理」「CSV入出力管理」など、約20の汎用サービスとUIコンポーネントを管理し、ほぼすべてのLaKeel DX上のプロジェクトで利用される基盤を提供している。 参画時点では、サービス数が増えすぎて管理が困難になり、脆弱性対応の遅れ、リリースミスの増加、問い合わせ対応に追われて新規開発の時間が取れない状態だった。こうした課題に対し、70リポジトリのモノレポ統合、APIのモジュール分割アーキテクチャ刷新、AI活用によるバックエンドテストコード導入、E2Eテスト基盤構築、UI刷新、ドキュメント整備といった挑戦的な改善活動を推進した。 加えて、チーム外からの機能要望が律速となっていた課題を解決するため、有志4名でInnerSourceチームを立ち上げ、社内にオープンな開発文化を根付かせる取り組みも主導した。これらの活動により、保守コストを大幅に削減し、開発効率を向上させるとともに、得られた知見を社内勉強会やLT会で共有することで、チーム外にも影響を与えた。※Componentsチームの活動とは直接寛解しないので、成果には含めていない。 **チーム体制・技術環境** - チーム規模: 8名(チームリーダー 1名、開発者 7名[日本 4名、中国支社 3名]) - 役割: チームリーダー(2024年2月〜現在) - 技術: Vue.js 3 / Nuxt.js / NestJS / TypeORM / LaKeel Passport(Keycloakベース) / PostgreSQL / MongoDB / Elasticsearch / Redis / TypeScript / Vitest / Playwright / GitHub / Concourse / OIDC / OAuth / マイクロサービス / マイクロフロントエンド / single-spa --- ## 【背景】 LaKeel DXは、社内製品や受託案件での開発など、さまざまな業務システムを開発するための基盤として活用されていた。LaKeel Componentsチームは、これらのプロジェクトで共通的に使われる汎用サービスとUIコンポーネントを提供する役割を担っていたが、参画時点では約20のサービスを管理する体制が限界を迎えていた。 サービスが増えた背景には、マイクロサービス化すべきではない粒度のものまでサービスとして切り出されていたことがあった。その結果、リポジトリ数は70を超え、それぞれが独立して管理されていたため、依存関係の把握が困難になり、ライブラリ更新や横展開に膨大な時間がかかるようになっていた。加えて、脆弱性対応が遅れ、リリースミスが頻発し、問い合わせ対応に追われて新規開発に時間を割けない状況に陥っていた。 技術的には、マイクロフロントエンドのVue2パーツがそれぞれ別リポジトリで管理されており、共通ライブラリの更新だけでも全リポジトリを手作業で修正する必要があった。API側も、ディレクトリでのモジュール分割が形式的なもので、変更の影響範囲を調べるのが困難だった。テストコードも整備されておらず、品質のばらつきが大きく、レビュー指摘も多かった。 こうした状況を改善するため、アーキテクチャの刷新、テスト基盤の構築、ドキュメント整備を通じて保守コストを削減し、チームが本来取り組むべき新規開発に注力できる環境を作る必要があった。 --- ## 【担当業務と成果】 チームリーダーとして、チームマネジメントと並行して、保守コスト削減と開発効率向上を目指した挑戦的な改善活動を主導した。特に注力したのが、**70リポジトリのモノレポ統合**、**APIのモジュール分割アーキテクチャ刷新**、**AI活用によるバックエンドテストコード導入**、**E2Eテスト基盤構築**、**ドキュメント整備**、**社内への知見共有**、そして**InnerSourceチームの立ち上げ**だった。 **モノレポ統合では、70に分散していたマイクロフロントエンドのリポジトリを1つに統合した。**統合前は、リポジトリが多すぎて管理が追いつかず、共通ライブラリの更新だけでも全リポジトリに手作業で反映する必要があり、膨大な時間がかかっていた。まず、モノレポ構成の技術検証を行い、移行手順書を作成した。その後、自らPoCを実施して問題ないことを確認し、CI/CDパイプラインもモノレポ構成に合わせて見直した。移行作業はチームメンバーに依頼し、約1ヶ月かけて完了した。この統合により、ライブラリ更新などの横展開作業が従来の1/10程度の時間で完了するようになり、保守コストが劇的に削減された。 **APIのモジュール分割アーキテクチャ刷新では、形式的なディレクトリ分割を、src直下でのモジュール単位の明確な分割へと変更した。**既存のアーキテクチャでは、`src/controllers`、`src/services`、`src/repositories`のように技術的な層でディレクトリが分かれており、例えば通知管理サービスの中でも通知送信機能やテンプレート管理機能といったモジュール境界が不明瞭だった。そのため、変更の影響範囲を調べるのが困難で、一つの階層に大量のファイルが集まり、コードの追跡も難しかった。刷新では、`src/notification-send`、`src/template-management`のように各モジュールをsrc直下で独立させ、モジュール内部でcontroller、service、repositoryを持つ構造に変更した。移行は段階的に進め、既存のテストコードが通ることを確認しながら慎重に作業を進めた。この結果、変更の影響範囲が把握しやすくなり、コードの見通しが大幅に改善された。 **バックエンドテストコード導入では、AIを活用して効率的にテストを生成し、品質を向上させた。**導入前はテストコードがほとんどなく、レビュー時の指摘が多く、品質のばらつきが大きかった。AIを使ってテストコードを生成する際、AAAパターン(Arrange-Act-Assert)やBDD-styleなどのベストプラクティスを参考にしたプロンプトを作成し、日本語としても理解できるテストタイトルになるよう工夫した。プロンプトは実際の生成結果を見ながら少しずつ改善していった。この取り組みにより、テストの品質が向上し、レビュー指摘が減少した。 **E2Eテスト基盤の構築では、Playwrightを用いてコンポーネント単体の挙動とユーザーシナリオテストを実装した。**GitLab CI上でPlaywrightが自動実行される環境を整備し、UIコンポーネントの品質を継続的に担保できる仕組みを構築した。加えて、UIコンポーネントにはVitestによる単体レベルのテストコードも導入した。バグ率の定量的な測定は行っていないが、これまで手動で行っていたテストが大幅に自動化され、開発工数の削減とリリース品質の向上を実現した。 **ドキュメント整備では、FAQの拡充、README/CHANGELOGの整備、開発標準の策定を行った。**FAQを充実させることで問い合わせが減少した。README/CHANGELOGの整備には、AIプロンプトを活用し、フロー図やDBのER図も自動生成させることで効率化を図った。開発標準では、Vue3を開発する際のVueファイル分割やディレクトリ構成のベストプラクティスを明文化し、チーム内での開発手法を統一した。 **社内への知見共有では、チームで得た学びを勉強会やLT会で積極的に発信した。**特に、E2Eテストコードは社内にあまり広まっていなかったため、勉強会を開催して導入方法やベストプラクティスを共有した。モノレポ統合やAI活用テストについても、他チームが参考にできるよう知見を展開し、チーム外にも影響を与えることができた。 **チームマネジメントでは、日本4名・中国支社3名の国際チームを運営した。**毎日の朝会、2週間マイルストーンによるタスク管理、定例会議を通じて進捗を共有し、コミュニケーションはこまめに取りつつ、集中したい時は集中できる環境を整えた。メンバーには裁量権を持たせ、月1回の1on1で個別の課題やキャリアについて話し合った。案件ヘルプで一時的にチームを離れることもあったが、タスク管理とドキュメント整備により、チーム運営への影響を最小限に抑えた。 **主な成果** - 70リポジトリを1つのモノレポに統合し、移行手順書とCI/CD刷新を主導 - モノレポ統合により、ライブラリ更新などの横展開作業を従来の1/10の工数に削減 - APIのモジュール分割アーキテクチャを刷新し、src直下での明確なモジュール境界を確立 - 変更の影響範囲の把握が容易になり、コードの見通しが大幅に改善 - AI活用によるバックエンドテストコード導入を主導し、AAAパターン・BDD-styleを参考にしたプロンプトを作成 - テスト品質向上により、レビュー指摘が減少 - Playwrightを用いたE2Eテスト基盤を構築し、コンポーネント単体テストとユーザーシナリオテストを実装 - Vitestによる単体テストをUIコンポーネントに導入し、手動テスト削減により開発工数を削減 - FAQの拡充により問い合わせを削減し、AIプロンプトを活用したREADME/CHANGELOG整備を実現 - Vue3のファイル分割・ディレクトリ構成に関する開発標準を策定し、チーム内の開発手法を統一 - 日本4名・中国支社3名の国際チームをマネジメントし、裁量を持たせた自律的な運営を実現 - E2Eテストやモノレポ統合の知見を社内勉強会・LT会で共有し、チーム外への技術的影響を創出 - 保守コスト削減により新規開発に注力できる体制を構築し、安定したリリースサイクルを維持 - InnerSourceチームを有志4名で立ち上げ、チーム外からのコントリビューションを可能にする仕組みを構築中

マネージメント能力

炎上プロジェクト(ピーク時約60名)において、2025年4月から7月まで4〜5名の開発チームを率い、チームリーダーとして「タスク管理」「進捗管理」「モチベーション維持」を行った。長期化により疲弊したメンバー、特にヘルプメンバーのストレス軽減に注力し、心理的安全性を確保しながら、自律的に動けるチーム作りを推進した。
「メンバーに負担をかけず、かつ作業目標を達成できる状態」を目指した。炎上し長期化したプロジェクトで、特にヘルプメンバーはストレスが蓄積していた。だからこそ、チーム内の心理的安全性を確保し、疲弊を最小化することが責務だった。同時に、メンバーが自律的に動けるチームを作ることも意識した。タスク管理は行うが確認しすぎず自律性を尊重し、適切なスケジュール調整でメンバーが休める環境を整え、安定的にタスクをこなせる状態を維持することを目指した。
私がチームリーダーを引き受けた2025年4月の時点で、プロジェクトはすでに炎上していた。**当初5月に終わる予定だったプロジェクトは2ヶ月延びて7月リリース**となり、特にヘルプメンバーのストレスが増大していた。プロジェクト全体のモチベーションも低下しており、**この状況でチームの士気をどう維持するかが最大の課題**だった。 私が第一に考えたのは、**「メンバーに負担をかけずに、作業目標を達成する」というバランス**だった。そのために重要なのは、チーム全体の心理状態を健全に保つことだと考えた。炎上プロジェクトでは、**リーダーの疲弊が伝染し、チーム全体の士気を下げてしまう**。だから、どんなに疲れていても質問には真摯に答え、疲れを顔に出さず、**明るくハツラツとした態度を維持する**ことを心がけた。 同時に、**透明性とポジティブさのバランス**も重要だと考えた。状況が厳しいことを隠すのではなく、**全体の状況やメンバーが困っていることを透明性高く共有**する。その一方で、ポジティブな話題も意識的に発信し、たまには雑談をする時間を設けることで、チームの雰囲気を保った。 タスク管理では、**きちんと進捗を把握しつつも、確認しすぎないこと**を意識した。メンバーの自律性を尊重し、困っていることを言いやすい環境を作る。そして、**メンバーが適度に休みを取れるようスケジュール調整**を行い、問題を共有しやすい雰囲気を醸成した。 チーム内だけで問題を抱え込まないことも重要だと考えた。**プロジェクト全体の状況を他のチームリーダーやPMと共有**し、自分のチームだけでは対応できない課題が見えた時は、**早い段階で他のチームにヘルプを求めた**。炎上プロジェクトでは問題が雪だるま式に大きくなる前に、横の連携を取って対処することが不可欠だった。 こうした取り組みの結果、**チームの士気を維持しながら7月のリリースを完了**することができた。メンバーからは信頼される関係性を構築でき、自律的に動けるチームを実現できたと感じている。 リリース後は、**プロジェクト全体約60名の振り返りと改善活動を主導**した。全メンバーへのアンケートと約2ヶ月かけた定量分析により、**炎上要因が上流工程に起因することを明確化**し、代表取締役・マネージャー陣への報告を通じて全社的な改善の契機を創出した。 **主な工夫:** - モチベーション維持のため、雑談の時間を設け、ポジティブな話題を意識的に発信 - リーダーとして、質問には疲れていても真摯に答え、明るい態度を維持 - タスク管理と自律性のバランスを取り、メンバーが休みを取れるようスケジュール調整 - 困っていることを言いやすい環境づくりで、心理的安全性を確保 - プロジェクト全体の状況を共有し、自チームで対応困難な課題は早期に他チームへヘルプを要請

自社製品開発において、2024年2月から現在まで日本4名・中国支社3名の計8名(自身含む)の国際チームを率い、チームリーダーとして「タスク管理」「進捗管理」「メンバー育成」を行った。約20の汎用マイクロサービスとUIコンポーネントを管理する中で、保守コスト削減と新規開発の両立に注力し、技術的負債の解消を進めながら、メンバーに裁量を持たせた自律的なチーム運営を推進した。
「メンバーが裁量を持って自律的に動け、かつ保守業務に追われず新規開発に注力できる状態」を目指した。参画時点では70リポジトリの管理、脆弱性対応の遅れ、問い合わせ対応に追われる状況で、新規開発の時間が取れなかった。この状況を改善し、技術的負債を解消しながら、チームが本来取り組むべき価値創出に時間を使える環境を整えることが責務だった。同時に、日本と中国支社という物理的に離れたメンバーが円滑にコミュニケーションし、認識差異なく協働できる体制を作ることも重視した。タスクは管理するが過度な確認はせず、メンバーの判断を尊重し、月1回の1on1でキャリアや課題を話し合いながら、成長を支援できる状態を目指した。
私がチームリーダーを引き受けた2024年2月、チームは厳しい状況にあった。約20の汎用マイクロサービスとUIコンポーネントを管理していたが、**リポジトリ数は70を超え、保守業務に忙殺**されていた。メンバーは脆弱性対応の遅れ、リリースミスの頻発、問い合わせ対応に追われ、本来取り組むべき価値創出の仕事に時間を割けない状況だった。こうした中でメンバーのモチベーションは低下し、疲弊している様子が見て取れた。幸い、**プロジェクト開発のような厳しい納期はなかった**ものの、このままでは技術的負債が積み重なり、チームがさらに疲弊してしまうと感じた。 私が第一に考えたのは、**「メンバーが疲弊せず、やりがいを持って働ける環境を作る」**ことだった。納期に追われるプロジェクトとは異なり、時間をかけて改善できる環境があった。だからこそ、まず**チームの目指すべきビジョンを明確に掲げ、そこに向かってチームを引っ張っていくマネジメント**を行うことにした。具体的には、**「マイクロサービス/マイクロフロントエンドを使ったシステム構築を先導していくチーム」というビジョン**を示し、メンバーと共有した。ただし、このビジョンを実現するには、まず保守業務に追われている現状を変える必要があった。そのため、**第一段階として保守業務の環境整備に着手**し、メンバーが新しいことにチャレンジできる時間を作ることを優先した。同時に、メンバーが自ら判断して動ける自律性を育てることも重視した。リーダーがすべてを管理すると指示待ちになり、やりがいを感じられない。ビジョンを共有し、メンバーを信頼して裁量を持たせることで、チーム全体が前向きに動けると考えた。 まず着手したのは、ビジョン実現に向けた土台作りとなる環境整備だった。**モノレポ統合、テスト基盤構築、ドキュメント整備**などの技術的改善を進め、保守作業の工数を大幅に削減した。これらの施策では、私自身が方針を示し、メンバーに作業を依頼する形で進めた。重要だったのは、メンバーに**「なぜこれをやるのか」を丁寧に説明する**ことだった。単に「やってほしい」と依頼するだけでは、メンバーは納得して動けない。掲げたビジョンに繋がる施策であることを説明することで、メンバーは前向きに取り組んでくれた。この結果、**ライブラリ更新などの横展開作業が従来の1/10程度の時間で完了**するようになり、メンバーが新規開発に時間を使えるようになった。 並行して、チームの自律性を高める仕組みを整えた。**2週間マイルストーンによるタスク管理**を導入し、毎日の朝会と定例会議で進捗を共有した。ここで意識したのは、**タスクは管理するが過度な確認はしない**ということだった。メンバーには裁量を持たせ、自分で判断して動ける環境を整えた。コミュニケーションはこまめに取りつつ、集中したい時は集中できるバランスを保った。メンバーからの質問や相談には、忙しくても丁寧に答えるよう心がけた。**リーダーが疲れを見せたり、適当に対応したりすると、それがチーム全体の雰囲気を悪くしてしまう**。だからこそ、どんなに疲れていても、メンバーには真摯に向き合うことを大切にした。 日本4名・中国支社3名という**国際チームの運営では、物理的距離による課題**にも直面した。対面でのコミュニケーションができないため、認識差異が生じやすかった。特に、テキストでのやり取りだけでは、ニュアンスが伝わりにくい。そこで、密なメッセージのやり取りを心がけ、**認識差異が生じたときはすぐにTeamsで直接話す**ようにした。誤解を放置すると、後で大きな問題になる。早期に解消することが重要だった。中国支社メンバーには**タスク管理をより徹底し、作業の透明性を確保**した。ただし、単に管理を強めるだけでは、メンバーは窮屈に感じてしまう。だから、日本メンバーと同じように裁量を持たせることも忘れなかった。距離があるからこそ、信頼関係の構築が重要だと考えていた。 メンバー育成では、**信頼関係の構築を何よりも優先**した。月1回の1on1では、個別の課題やキャリアビジョンについて話し合い、メンバーの成長を支援した。一方、日々のタスクでメンバーが迷走しているときは、朝会で察知するよう心がけた。ここで大切にしたのは、**まず相手の考えを否定せず、なぜそう考えたのかを理解する**ことだった。その上で、自分がある程度修正し、なぜこのようにしたのかを丁寧に説明してから修正を依頼した。相手の考えを頭ごなしに否定してしまうと、次から相談してもらえなくなる。それでは信頼関係は築けない。こうした姿勢を貫いた結果、メンバーは自分の考えを率直に話してくれるようになり、信頼関係が深まった。この信頼関係の構築が、メンバーの自律性を育て、自信を持って行動できるようになることにつながった。 こうした取り組みを続けた結果、掲げたビジョン**「マイクロサービス/マイクロフロントエンドを使ったシステム構築を先導していくチーム」に向けて前進**できた。保守コストの削減により、メンバーは新規開発に時間を使えるようになり、やりがいを感じられるようになった。メンバーは自律的に動けるようになり、月1回の1on1でも前向きな話ができるようになった。何より、**メンバーが疲弊せず、成長を実感しながら働ける環境を作れた**ことが、最大の成果だった。チームリーダーとして、ビジョンに向かってチームが変化していく様子を間近で見られたことは、私自身にとっても大きな喜びだった。 **主な工夫:** - メンバーの負担軽減を最優先に、保守作業を削減する環境整備を推進し、新規開発に時間を使えるようにした - タスク管理と裁量のバランスを取り、過度な確認をせずメンバーを信頼する自律的なチーム運営を実現 - リーダーとして疲れを見せず、質問には丁寧に答えることで、チーム全体の雰囲気を保った - 月1回の1on1でモチベーション・キャリアビジョンをこまめに確認し、個々の成長を支援 - メンバーが迷走した際は考えを否定せず理解し、修正理由を丁寧に説明することで信頼関係を構築 - 中国支社メンバーとは物理的距離を踏まえ、密なメッセージとTeamsでの即座な認識すり合わせを徹底 - タスク管理を徹底しつつ裁量も持たせることで、距離があっても信頼関係を維持 - 信頼関係の構築によりメンバーの自律性を育て、自信を持って行動できる環境を実現

アピール項目


アウトプット

GitHub アカウント
あり
Qiita アカウント
あり
Zenn アカウント
あり
Speaker Deck アカウント
未入力です
SlideShare アカウント
未入力です
特にアピールしたいアウトプット
未入力です

今後、身につけなければいけないと思っている技術は何ですか?

未入力です

あなたが一番パフォーマンスを出せるのはどんな環境ですか?

「創造性」「自走性」「挑戦力」「先導力」が求められる環境

キャラクター

直近で一番やりたいこと
マネジメント力を上げたい
好きなスタイル
好きな規模
自信を持って人より秀でていると言える点
企画立案力 / 問題解決力 / 人を集める力
スキルのタイプ
得意なフェーズ
会社を選ぶ一番の基準
風通しの良さや意思決定ライン
やりたくない分野
未入力です
その他の特徴
使用言語にはこだわらない / 新しい技術はとりあえず試す / 勉強会でLTをよくする
その他のやりたいこと・やりたくないこと
未入力です

やりたい事

手を動かして設計してコードを書きたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
価値あるプロダクトを作り成長させたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
学び続けて技術力でプロダクトに貢献したい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
意義があることや社会に貢献できる仕事がしたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
人や計画の調整・マネジメントをしたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
レガシーなシステムの保守・運用・改善をしたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
企画や仕様を考えるところから関わりたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
業務効率を改善して一緒に働く人のためになりたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
全社横断的な共通基盤作りや強化をしたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
組織や文化を作る・成長させる仕事をしたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい

基本プロフィール

年齢
今年で30代前半
好きなテキストエディタ
未入力です
希望勤務地
東京都
希望年収
未入力
ご意見箱

要望、不具合報告、使いづらい点や感想など、お気軽にお寄せください。
いただいたご意見は、今後のサービス向上に活用させていただきます。

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