第1回転職ドラフト最多指名獲得者の勝因は?36歳エンジニアのこれまでのキャリアと工夫

2016-09-16 18:00

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第1回転職ドラフトは、参加者235名、参加企業17社。合計393指名という活況で終了した。その中で、最多の9指名を獲得したのが長田晃さんだ。長田さんは株式会社フリークアウトからの指名を承諾し、フリークアウトの関連会社、エム・ティ・バーン株式会社に入社を決めた。
最多指名獲得の秘訣とは何か、長田さんを射止めた企業戦略とはどのようなものだったのか。長田さん、エム・ティ・バーンのマネージャー守山さんに話を聞いた。

エム・ティ・バーン株式会社
プロダクトマネージャー
長田 晃(おさだ・あきら)
ソーシャルゲーム開発会社、web系業務アプリ開発会社を経て、16年8月、株式会社フリークアウトの関連会社であるエム・ティ・バーン株式会社に入社。

エム・ティ・バーン株式会社
エンジニアリングマネージャー/プロダクトマネージャー
守山 晃生(もりやま・こうせい)
ヤフー株式会社にて広告システムの運用部門を経験した後、フリークアウトへ入社。広告配信やUI、DMPなどを担当。その後、関連会社であるエム・ティ・バーン株式会社へ移り、現職に。

最多指名欄に自分のIDを見つけたときはビックリしました(笑)

Q:転職おめでとうございます。まずは長田さんのキャリアをざっくりと聞かせてください。

長田: 大学院を出て、最初に入ったのがソーシャルゲームの開発の会社。そこから一度転職して、次はweb業務アプリの開発に携わっていました。

Q:御社で3社目ということですね。もともと転職はお考えだったんですか?

長田: そうですね。これまでPythonとRuby on Railsを使ってきたので、そろそろ違う言語を使いこなせるようになりたかったというのが、理由としてまずひとつあって。あと、ずっとwebサービス系をやっていたので、別のフィールドで何か新しい知見を得られないかと考えていました。ちょうど、そのときに広告か何かで転職ドラフトを見て、試しに登録してみようかな、と。

Q:使ってみて面白いところってありましたか?

長田: 技術をタグで並べられるのはなかなか興味深かったですね。他社の転職サイトでもタグ機能はあるけれど、それと違うのはタグが固定ではなく、自由に追加できるところ。いろいろ他の人のタグも見ましたが、トータルで800タグくらいあるようですね。あれはアピールの仕方としてユニークだと思いました。

Q:長田さんの獲得指名数は9社。第1回転職ドラフトでは最多指名でした。

長田: 非常にありがたいですね。1回目だったし、どれくらいの反響があるか想像もつきませんでしたから。後で最多指名の欄に私のIDがあるのを見てビックリしました(笑)。

Q:その秘訣というのは後ほどお伺いするとして、まずは御社のことを。指名を受けたときの率直な感想は?

長田: 広告という事業が面白そうだなと思いました。今までやったことがないジャンルですから。

守山: 弊社はまだエンジニアが10名程度の小さい組織ですから、まずはゼネラリスト志向の方がほしかったんですね。長田さんの経歴を見ると、ソーシャルゲームのイベント企画をしていたり、採用のことをやってらっしゃったり、少数のチームで技術に限らず、いろんな業務に幅広く取り組まれていた。まずそこが評価したポイントです。前職ではリードエンジニアとして活躍してきた実績もあるし、ソーシャルゲームの開発時代は高負荷のトラフィックをさばいてきた運用経験もある。それでぜひ詳しくお話を聞いてみたいな、と。

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入社の決め手は「誠意と敬意を持って接する会社だと思ったから」

Q:最終的に入社の決め手になったのは?

長田: 空気感ですね。守山さんの後に、現場のエンジニアおふたり、それからCTO、社長とお会いしたんですが、みなさん礼儀正しい方ばかりでした。マサカリを投げるにしたって、やっぱり言い方って大事だと思うんです。言うべきことを言うにしても、ちゃんと誠意と敬意をもって説明をする会社なんだろうなっていうのが、みなさんとの会話の中で伝わってきたんです。そこに惹かれましたね。

Q:でも、広告という事業は未経験ということで入社後苦労されたでしょう。

長田: 大変苦労してます(笑)。まったくわからないことだらけですね。でも楽しくやってます。

Q:ちなみに入社してからはどんなお仕事を?

長田: お客様向けの管理画面の改修です。

守山: 今はもともとその業務を担当していた既存社員がメンターになって、仕事を覚えてもらっているところです。とは言え、もう早速新しい機能をリリースしてもらったりしていますよ。

Q:入社して発見した会社の特色はありますか?

長田: GitHub Issueで全部管理しているところですね。今まではわからないところは別途wikiなりストック情報のURLをコードに埋め込む感じでやってたんですけど、エム・ティ・バーンの場合、全てのコミットにIssueへのリンクがつながっているから、わからなければそこを辿っていけば全部解決する。これはいい仕組みだなと直感的に思いました。

Q:なるほど。他には?

長田: ランチサポートがあるのが嬉しいです。オフィスのある六本木はそれなりのお値段がしますから(笑)。

守山: 社内コミュニケーションの活性化を目的としてまして。2人以上でランチに行った場合、補助が出るんです。

長田: おかげで社内のみなさんとお話をするいい動機づけになりましたね。あとは入社前に感じた「一人ひとりへの敬意がある会社」はその通りだったんですけど、その上で意外だったのは、思ったよりもさらに大らかな会社だなということ。働き方も裁量労働制で個々に自由が与えられてますし、そんなにガチガチな会社じゃないんだというところは、いい意味で予想外でした。

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最多指名獲得の秘密は、幅広いキャリアとタグ活用術。

Q:ではここからは改めて転職活動についてのお話を。9社という最多指名を獲得した勝因をぜひお聞かせいただきたいのですが、レジュメを書くときに意識されたことはありますか。

長田: いや、特に意識はしていなかったです。本当にごく普通に書く内容ばかりで。ただ強いて言うならタグですね。

Q:タグですか?

長田: さっきお話しした通りタグが面白かったんで、自分のレジュメに34個タグをつけたんですよ。そしたら、それが参加者の中で10番目くらいに多かったみたいで。もしかしたらそれで目にとまりやすかったのかもしれません。

Q:なるほど。

長田: あとはこれまでの経歴ですかね。ソーシャルや業務アプリなど、やってきた仕事の幅が広かったのもありますし、エンジニア2人に、ディレクター、デザイナーというような少数のチームでやってきましたから必然的に任される仕事の内容も多岐に渡っていましたた。網が広い分、マッチしやすかったのかもしれません。

守山: レジュメをチェックする側の人間からの印象で言えば、長田さんのレジュメはすごくわかりやすかったです。職務経歴に関してもきちんとタイトルがついていてマークダウンで書かれていました。ここまでわかりやすく書ける方はなかなかいなかったです。自然と好感は上がりましたね。

Q:ちなみに指名を受けた中で辞退したところもありますか?

長田: それはあります。webサービスじゃないことをやりたいというのが、そもそもの転職理由だったので、webサービス系の会社に関しては全てお断りさせていただきました。結局、直接お話を伺ったのは4社くらいだったかな。あ、そういう意味では、参加企業の方々に辞退率を下げる上で気をつけた方がいいことはお話しできるかもしれません。

Q:と、おっしゃると?

長田: まずひとつは、指名を受ければ当然その会社のことをググるわけですよ。そのときに情報があまりないと、どうしてもためらってしまう。会社のホームページを充実させることもそうですし、いろんなメディアにアプローチを試みてみたりとか、会社のブランディングを強化することは、参加者の指名承諾を増やす上では重要かもしれません。

Q:実際、エム・ティ・バーンさんのことはご存じでした?

長田: いえ、直接は知りませんでした。ただ、CTOの明石さんはこの記事(http://tenshoku.mynavi.jp/it-engineer/knowhow/naoya_sushi/05)を以前読んだことがあったので知っていました。だから、指名を受けたときに、記事のことがパッとつながったんです。やっぱり何も知らない会社に行くというのは不安ですから、地道に会社の名前をいろんなところに露出させていくということは長期的に見て重要なんじゃないかと思います。

Q:確かに安心感が違いますね。

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企業側は求職意欲や温度感に合わせて柔軟な対応を

長田: あと、「気軽に来てください」というのも、良し悪しがあると思います。僕もそうでしたが、就業中のエンジニアには多忙な方も多いので、訪問する時間の捻出も簡単ではありません。

確かに。エンジニアさんって突発的な対応や、夜や朝の作業とか忙しそうなイメージあります。

長田: だからその分、メッセージを使って、いろいろ質問をして、自分に合うかどうか確かめたいわけです。そうした問い合わせにすごく丁寧に対応してくれる会社だと、会ってみたいなという気持ちになりましたね。

守山: そのあたりのコミュニケーションは非常に難しいですよね。まだ情報収集のフェーズで転職意欲は高くない方に、あまり「気軽に来てください」と言い続けても、引かれるかもしれないですし。

長田: 逆に、僕はすぐに転職をしたい側だったのに、いざオフィスを訪ねてみたら、会社側はあくまで話を聞きたいレベルで戸惑ったこともありますね(苦笑)。

守山: そうした温度感の調整は課題ですね。参加者の転職意欲も踏まえながら、相手によってコミュニケーションの内容を変えることは大事だと思います。

Q:その他、転職ドラフトを使ってみての率直な感想はありますか?

守山: 登録されているユーザーは全体的に優秀な方ばかりで、正直、予想以上でしたね。転職ドラフトという媒体は率直に言って存じ上げなかったので、嬉しい収穫です。

Q:ありがとうございます!、今後こんなエンジニアに出会いたいというのがあれば教えてください。

守山: 今、トラフィックがどんどん増えていている状況ですので、高トラフィックをさばけるインフラエンジニアはいつでも歓迎しています。ここの体制が強化されるだけで、今後、売上も事業もどんどん拡大させていくことができますから。ぜひ我こそはという人は名乗りを上げてもらえれば。新しい出会いを楽しみにしています。

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