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はてなの中でたった1人!Mackerelを支える「セールスエンジニア」って何だ!?

2016-09-11 18:00

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さてさて、今日ははてな東京オフィスにやって参りました。はてなさんには、転職ドラフトの集客でも大変お世話になっています。

最近のはてなさんと言えばやはりMackerel。弊社でも愛用されている素敵なサービス。今日は、そのMackerelのセールスエンジニアとして最近Joinされた井上さんに、お話を聞いてきました。実は株式会社はてなの約100名の従業員の中で、セールスエンジニアはたった1人(2016年9月時点)
なぜ、はてなMackerelのセールスエンジニアに?セールスエンジニアというキャリアパスは実際どうか?わたし、気になります!

株式会社はてな
サービス・システム開発本部 Mackerelチーム
セールスエンジニア
井上 大輔(いのうえ・だいすけ)
ソフトウェアエンジニアとして10年ほど活躍した後、2016年7月、株式会社はてなへ入社。過去に『「へんな会社」のつくり方』を読んで以来、はてなを愛してやまない、根っからのはてなファンでもある。

はてなで1人しかいない職種。これは絶対に面白いと思いました。

――入社エントリー読みました。のっけから余談で申し訳ないんですが、やっぱりはてなに入ると、はてなブログで入社エントリーを書かなければならないという習わしがあるんですか?

いやいや、ないですないです(笑)。あ、でもはてなに入ったら入社エントリーを書くのがひとつの目標だったんで、満を持して書かせていただきました(笑)。

――はてな愛が強いですね(笑)。もともとMackerelもご自身がユーザーとして使ってたんですよね。

そうなんです。前職で開発していたシステムが稼働するサーバーの監視サービスとして、Mackerelを採用していました。と言っても、僕はチームリーダーというポジションであったこともあり、Mackerel導入の際のセットアップや細かい設定の実施はもっぱらメンバーにお願いすることが多くて。でも、その様子を見てたら自分も直接使いたくなっちゃって、プライベートでも導入しました(笑)。

――え? わざわざ?

はい、趣味用のサーバーに。月1,800円だし、ちょっとした無駄使いを我慢すれば何とかなるかな、と。

――Mackerel愛、ハンパないですね。

一番のとっかかりとしては、やはりその操作性ですね。インフラエンジニアがそれまで使っていた監視ツールを見ても、正直、とっつきにくそうだなという感想でした。少なくとも、趣味でまで使ってみようとは思えなかったです。でも、Mackerelはすごく直感的。ここを押したらこうなるだろうって想像したとおりの動きをしてくれるんですね。

――誰でも簡単に使える、と。

あと、Mackerelって今はサーバー監視サービスとして認知されていると思うんですが、実はそれだけじゃなくて。Mackerelを使うことで、サーバーのIPアドレスのような情報も統合的に管理できるのが大きな特徴です。コードによるインフラ構成管理やサーバーの動的な増減が主流になっている今、連携している各種ツールのハブとなりその管理の負荷を少しでも減らすことの助けになれることをミッションに掲げて開発をしているのが、Mackerelなんです。

――なるほど。で、そのありあまるMackerel愛からMeetupに参加してみたわけですね。

そうですね。Mackerel Meetup #7にユーザーとして参加しました。そのとき、ちょうどMackerelチームでセールスエンジニアを募集していたんです。それで、当時のセールスエンジニアだった荒谷(翔)に声をかけられたんですよ。セールスエンジニアって興味ありますか、と。

――まさかの展開ですね。

と言ってもその時点ではセールスエンジニアという職種自体、よくわからなかったので、帰ってから家で「はてな セールスエンジニア」ってググりました(笑)。そしたら荒谷のブログしかヒットしなくて。でもそれを読んでみたら、はてなにまだ1人しかいない職種だということを知って、これは絶対に面白い、やりがいのある仕事だなと。

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今のエンジニアはまだまだ働き方の選択肢が狭すぎると思う。

――しかし、お客様先に実際に訪問して、営業に代わって商品に関する技術的な説明を行うセールスエンジニアという仕事には、相当のコミュニケーション力が求められます。エンジニアの方にはかなり不得手な領域という印象もありますが、懸念はなかったですか?

むしろ僕は逆なんです。特にキャリアの後半では、プログラミングだけで本当に自分の価値をフルに発揮できているのかという疑問があって。正直、コードを書くだけなら自分より上手い人はいっぱいいる。僕はもっと別のスキルも合わせて活かして、自分の価値をつくり出していかなきゃいけないんじゃないかなって考えていました。それで前職では、アプリケーションエンジニアとしてリーダーを担当しつつスクラムマスターもやったり、採用や新卒研修にも積極的に携わったりして。そういった、コードを書くことに加えて、チーム開発や組織で成果を出すといったときに周りから見落とされがちな課題を見つけ、アプローチできるといった特性をフル活用できる可能性のある職種が、このセールスエンジニアだと思ったんです。

――確かにある程度年齢を重ねたエンジニアには、井上さんみたいなキャリアに関する悩みを抱えている人は多そうですよね。キャリアパスと言っても、技術者の道を極めるかマネジメントに移行するか、大きく分けて2種類みたいなところがまだまだありますし。

そうですね。今までの選択肢ってまだまだ狭いな、と正直思っていて。この業界にも、もっといろんな人がいていいはずなんです。そういう意味では、はてなというwebの世界である程度のプレゼンスのある会社で、セールスエンジニアという働き方を提示していけることにもやりがいを感じています。

全員がユーザーの方を向いている。それがはてなのすごいところ。

――ぜひセールスエンジニアという仕事について詳しく聞かせてください。今は荒谷さんとおふたりで?

いえ、僕が入社したことにより業務配分の見直しなども行った結果、今、セールスエンジニアは僕だけです。主な業務内容は、導入前のお客様のもとへ行ってMackerelの紹介をしたり、サーバーの運用・監視まわりのお悩みごとについてヒアリングしたりですね。あとはユーザーからのお問い合わせに対応するテクニカルサポートとしての仕事もあります。

――営業ではないとは言え、数字も持つんですよね。ぶっちゃけキツくないですか?

数字を持つと言っても、ノルマではなく目標ですから。それにどちらかと言うと、数字を達成してやろうというよりも、目の前のお客様の困っていることを解決したいという気持ちがモチベーションになっています。そうした対応をひとつひとつ積み重ねていけば、きっと数字は後からついてくると思っています。

その顧客志向は井上さん独自のものですか?

いや、僕だけじゃなくて、はてな全体から感じますね。ここがはてなのすごいところだと思っています。はてなって、みんなの目線が常に自然とユーザーの方を向いているなあと、入社して肌で感じています。

――と言うと?

たとえば、何かユーザーが困っているとします。今までの経験では、それを解決しようとしても技術的な問題とか社内の事情とか、いろんな要素が障壁になることもありました。でも、はてなは違う。真っ先に優先すべきはユーザーだとみんなが心得ていて、ユーザーの困りごとを解決するために、全員がスピード感を持って対処していく。そういう環境にいるから、僕も自然とお客様の困っていることを解決したいという気持ちが沸いてくるんだと思います。

――やってて嬉しいことはどんなことですか?

社内の人たちから必要とされていることを感じた瞬間ですね。社内にたった1人しかいない職種ですから、他のみんなからすれば何をやっている人なのか、何ができる人なのか、まだ見当がつかないところもあると思うんです。そこを自ら進んで動いて、「これ、やりますね」と仕事を巻き取っていく。すると、みんなにも喜んでもらえるし、「じゃあ、こういうこともできる?」と相談が来ることもある。もちろん中には、現時点でのスキルで対応できないこともあります。それに関しては正直にお話しして、素直に教えを請うようにしています。そうやって少しずつ自分のできることを広げて、周りから頼られる存在になることが今の目標です。

――ブログでも「チャレンジを許容してくれる環境がきっとある」と書いていましたね。

実際、今度、Mackerel初の一般公開型のハンズオンセミナーが開催されるんですが(※9月5日に第1回を開催済み)、その講師は僕がやることになりました。そうやってチャレンジを通じて人を育てる文化は、はてならしいなと思います。

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まかないランチのおかげで1ヵ月で2キロ痩せました(笑)。

――その他、憧れのはてなに入ってみて感じたすごさってありますか?

すごい人がそこらじゅうにいることですね。たとえば、僕の隣の席はISUCONの優勝経験者。他にも、Slackを見ていたら、秀逸な技術エントリーで大量のブックマークを集めた有名人の発言が当たり前のように流れてきたりする。あまりにすごすぎて、正直、長い夢を見ているんじゃないかって気がします(笑)。

――入社エントリーには、まかないランチもアップしていましたね。社食が美味しいと評判ですが、実際に食べてみてどうですか?

おいしいです。専門のスタッフの方が毎日日替わりでつくってくださるんですけど、聞くところによると一度たりとも同じメニューが出たことはないんだとか。それに、野菜中心でめちゃくちゃヘルシー。そのおかげか、入社してから1ヵ月で2キロ痩せました(笑)。

――社食ダイエットだ!

今日はちょっと食欲がないな、という日でも気づいたら完食しちゃってます(笑)。

――羨ましい…。他に入社して感じるはてならしさってありますか?

驚いたのが、京都・東京の2拠点をハングアウトでつないで毎日全体朝会をしているところ。週1くらいならわかるんですけど、毎日っていうのはすごいなと。やっぱりその分、自然とみんなが同じ方向に向きやすくなる。この朝会がはてなの組織力・団結力の秘密なんだなと実感しました。

――セールスエンジニアという仕事に興味を持った人に、どういう人が向いているのか、当事者の立場からあれば教えてください。

まずはやっぱり僕のようにプログラミングだけじゃなく、もっといろんなスキルを活かして、トータルで自分のバリューを発揮したいと思っている方なら、挑戦のしがいがあるんじゃないでしょうか。あと、セールスエンジニアになると技術が錆びつくんじゃないかと心配に思う人もいるかもしれませんが、全然そんなことはない。むしろ、お客様にご提案をしたり、技術的な問題を解決することが仕事だから、そのためには常に際限なく技術を磨いておかなくちゃいけません。だって、トップレベルの技術力を持ったお客様とお話ししようと思ったら、それと同等のスキルが自分にも求められるわけですから。そんな風にお客様との関わりの中で技術を高めたい人、対面を通じてお客様に提案がしたい人にはオススメです。

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年収アップのためには、自分の強みを磨いてアピールする姿勢が不可欠。

――ちなみに、転職ドラフトってご存知でしたか?

知っていましたよ。と言うか、第1回の転職ドラフトは参加しました。

――マジですか!? ありがとうございます。せっかくなんで、ご感想を聞いてもいいですか?

正直、転職ドラフトでガチで転職しようと思っていたかというとそうではなくて。さっきお話ししたように僕のキャリアの後半は、チームリーダーやスクラムマスターとして動くことが多くて、社内では重宝してもらってたんですが、外に出たときに評価してもらえるのか不安があったんです。それで、自分の市場価値が知りたくて、プログラミングのことは一切ふれずに、チームリーダーとスクラムマスターの経歴だけを書いて参加してみました。するとありがたいことに2社に指名をいただけた。そんな風に自分のアピール方法を試せる・探れる、市場価値を知れるという意味でも有益なツールだなと思いました。

――転職ドラフトってエンジニアを年収・仕事内容つきで公開入札するというコンセプトなんですが、やっぱり年収って大事じゃないですか。もしよかったら年収アップのためにエンジニアがすべきことは何かと聞かれたら、井上さんはどうお答えになるか教えていただいてもいいですか。

プロ野球選手って契約更改のときは、自分の成績の併殺打数とか三振数とか細かい数字までチェックして、球団側にアピールしますよね。僕たちエンジニアもそうあるべきだと思うんです。まずは年の最初にこれをアピールしようという項目を決める。項目を決めると、自然と普段の仕事から意識してそこに取り組めるようにもなります。その上で一定の成果をあげられたのなら恥ずかしがらずにアピールをする。もちろんそのためには材料が必要なので、きちんと自分の成果に関する記録をとっておくことが欠かせません。

――アピールって大事ですよね。

僕も一時期、評価や年収をもっと上げたいという時期があって、そんな風に自分の行動を変えてみたことがありました。そうしたら年収も増えたし、仕事へのモチベーションも上がった。どんなことでもいいです。自分のやりたいこと、磨きたいことを見つけて努力をし、堂々とアピールをする。その姿勢が年収アップの上で大事なんじゃないかなと思います。

――本日はありがとうございました!

ありがとうございました。

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