トートバッグを支える技術

2019-01-26 10:00

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はじめに

今回は、どこの会社でもよくあるトートバッグスポンサーについてのお話です。

新しい年を迎え、そろそろ技術系カンファレンスの トートバッグスポンサー がしたくなる時季になってきたのではないでしょうか。
転職ドラフトチームでは、カンファレンスにおいては脇役かもしれないトートバッグを通しても、良質な体験をしていただくため、朝も夜も季節も問わずに使えるトートバッグを考えています。
素晴らしいトートバッグは、毎日使いたくなるのが理想。
そんなトートバッグにかける転職ドラフトの思いを書きました。楽しんでいただけたら幸いです。

今回は、YAPC::Tokyo2019においてスポンサーさせていただきましたトートバッグの制作秘話だけでなく、付録として「よかったトートバッグ」「イマイチだったトートバッグ」などのまとめも、トートバッグスポンサーの 保存版レシピ として、記事の中にまとめさせていただきました。
日々ご活用いただければ幸いです。

トートバッグスポンサーとは

上記のYAPC::Tokyo2019のような、技術系のカンファレンスでは様々なスポンサー枠が用意されています。
トートバッグスポンサーもその中の一つで、往々にして、カンファレンス当日の受付で 様々なフライヤーが入れられた状態で配布される ことが多いです。
主だったスポンサーで協賛している企業は、当日のカンファレンスにブース設営されていますが、トートバッグにインサートされるだけのスポンサーもあったりします。

トートバッグとは何者か

カンファレンスのトートバッグが実際にどうやって作られるのかというと、イベント主催者側にデザインデータを入稿 し、印刷もしてもらえるということが多いです。
本当に簡易なものですと、特別なデザインをする必要すらなく、企業やサービスのシンボルマークやロゴだけ 渡せば、イベント主催者側で用意してくれるものも普通にあります。

しかし、イベント主催者に完全におまかせする場合は、もちろん、トートバッグの実物を事前に確認できない ことが多くいです。
そのため、いざ当日を迎え現物を見てみると、

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な感じのトートバッグになってしまうこともしばしば、、、

当然、トートバッグスポンサーとしての枠である以上、予算の都合もあります。
また、カンファレンス自体が主役 ですから、主催者側の方もトートバッグだけを考えていられない、など様々な都合があると思いますからどうしようもないですね。

しかしそこは転職ドラフト、それならこっちで作ります精神の登場です。
せっかくカンファレンスを楽しみに来られている方々の手元に渡るもののスポンサーなのだから、トートバッグもちゃんとこだわりたいのです。

そこで、

  • 予算がトートバッグスポンサー費用で足りなかったら、 転職ドラフトで 持ち出し
  • デザインも、先方と確認しながら 全部こちらで作成
  • 業者選定制作納品 までこちらで賄う

ことにより、「材質」「サイズ」「デザイン」にこだわったトートバッグを作成しています。
そうすることで、

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を、

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に変えることができるのではないかと、トートバッグを通したユーザー体験を考えて作っています。

トートバッグはどこから来たのか(これまでの事例)

ここで、今まで転職ドラフトが制作に携わったトートバッグを例示してみたいと思います。
Goodなものから、Badなものまでありますが、今となってはいい思い出です。

YAPC::Asia 2015(株式会社リブセンスでのスポンサー)

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2015年というと、まだ 転職ドラフトがこの世に生まれ落ちる前 です。
というとこで、こちらのトートバッグは、転職ドラフトを運営する 株式会社リブセンスの名義でスポンサー させていただいたものでした。
流石に最近は見かけなくなりましたが、YAPC::Asia 2015が終わった後も、普段使いして頂いている 方をあちこちで見ました。
印刷されている内容を実行すると、メッセージが出力される仕掛けです。

builderscon tokyo 2016

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YAPC::Asia 2015をリスペクトして作成した、印刷されている内容を実行すると、メッセージが出力されますパターンの作品です。
しかし、そこまで話題になりませんでした。。。OTL
いかんせん「小さい」「生地がペラペラ」「取っ手が短い」なトートバッグだったので、転職ドラフトチームでも普段使いしているメンバーはおりません(悲

YAPC::Kansai 2017 OSAKA

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印刷されているのは、転職ドラフトの公式キャラクターフーティー とメッセージというシンプルな内容です。
トートバッグ自体はよい材質のものを使ったのですが、コンテンツに特別な仕掛けとかはなかったので、当日トートバッグが話題になるといったことはありませんでした。
しかし、チームメンバーには愛着をもって今でも使っているメンバーもいます。

builderscon tokyo 2017

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こちら、写真では1種類しかないのですが、実は デザインが3パターンあるトートバッグ として制作しました。
その仕掛けは、「TYPE 1」「TYPE 2」「TYPE 3」の3つを並べると、QRコードが完成し、読み込んでみると、、、?
という内容になっており、当日もそこそこ話題になっていたようです。
これは、「参加者それぞれに違うトートバッグをきっかけに、周りの方とも交流していただけたらいいな」と考えたことから生まれたものでした。
こちらも、材質やサイズにも気をつけて作ったので使いやすく、使い続けているチームメンバーもいますし、普段使いしていただいている 方も見ました。

YAPC::Tokyo 2019のトートバッグはどこへ行くのか

上記をふまえ、今回のトートバッグスポンサーでは何をしたらいいのかを考えました。
その結果が、こちらのトートバッグです。

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  • WebAR を通してコンテンツを楽しめる
  • コンテンツはYAPCにちなんだもの
  • トートバッグは 3色展開

という特徴のあるトートバッグをご用意いたしました。

なぜARなのか

これまでの通り、転職ドラフトチームは、トートバッグを通しても楽しい体験をしてほしい と考えています。
それ故に、ありきたりなトートバッグから1歩2歩進んだトートバッグ にしたいことから、今までにやったことのない仕組みを考えていました。
そこで登場したのが AR です。
アイディアの元は、メンバーの1人が訪れた、とある サーカス系エンタメイベントフライヤー でした。
そのフライヤーに、ARの仕組みが用いられていられ、中には イベント側からのメッセージ が込められていたのです。
これなら、トートバッグの枠にとらわれずにメッセージを届けられる、と考え採用しました。

実装に使用したライブラリは、A-FRAMEと、AR.jsです。
こちらの記事(簡単に無料でつくれるWebARアプリ)を参考にさせていただきました。

なぜこのコンテンツなのか

YAPC::Tokyo 2019の公式サイトを拝見したとき、目に入ってきたのが「YAPC::Japanが東京に帰ってきました!」という一文でした。
YAPC::Asia から YAPC::Japan と生まれ変わって以来初の東京開催。それがこの1文に凝縮されているのだと感じ、これは今までの YAPCへの敬意を表したコンテンツにしたい、と思い今回のコンテンツにいたしました。
継続してYAPCに参加されてきた方にとって、もしかしたら懐かしいと感じていただけるかもしれません。
※ 実際のコンテンツ内容は、実物を手にとってお試しいただければと思います。

なぜ3色あるのか

実をいうと、今回のYAPC::Tokyo 2019のトートバッグスポンサーでは、トートバッグをやめるつもりでした。。。
実際に運営の方にも、その旨を幾度か相談しています。
というのも、「みんなトートバッグに飽きてるのではないか」という問題意識から、肩がけできるアイテムの、サコッシュ にしようかと目論んでいたのです。
しかし、種々の原因により頓挫。サコッシュ難しいよ、サコッシュ。

結論、今回は素直にトートバッグにすることになりました。
しかし、「本当にこのままでいいのか?」「やはりみんな普通のトートに飽きてないか?」「どこに行ってもベージュとか黒とかばかり。。。」と考えているうちに、一つ思いつきました。

「そうだ、多色展開 しよう!」

ということで、3色展開することにしました。
まだ春の足音が聞こえてくるには早いですが、爽やかな春に映える「ライトブルー」「パステルグリーン」をメインに、定番の「ナチュラル」もご用意。
お好きな色をお持ちください!

ビジュアルデザインとしては、素敵な「YAPC::Tokyo」のマークはそのままお借りしました。
そのうえで、ARマーカーらしいモチーフは残しつつ、「YAPC」の文字をあしらったマーカーに加工しました。

カードもあるよ

YAPCのコンテンツを、トートバッグだけにとどまらせるのは忍びないと、特製カードもご用意しました。
全8種です。8枚それぞれ等分には制作していません。
赤、黄、黒は比較的多く、2人に1枚はだいたい入っているのですが、中にはごくわずかしか入っていない SSレアなカード もあります。
良かったら、周りの方のカードも見てみてください!

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Tシャツもあるよ

TシャツにもARマーカーは印刷されています。着るだけでARな人になれます。

おわりに

さて、今回の転職ドラフト「トートバッグを支える技術」はいかがでしたでしょうか。
もしかしたら、またどちらかのトートバッグスポンサーの機会で、みなさんにお会いできるかもしれません。
では、またお会いできる日をお楽しみに。

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