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2018/04/18

テクノロジーで金融業界をアップデートする。FOLIOが目指すのは、誰もがあたりまえのように資産運用できる世界

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2015年の設立から2年あまりで累計91億円の資金調達を実現、今年の1月にはLINEと資本提携を発表と、話題に事欠かないインターネット証券サービスのFOLIO(フォリオ)

ビットコインに代表される仮想通貨の台頭や、ブロックチェーンによる既存の貨幣制度の改革。近年「お金」にまつわるイノベーションが巻き起こる中で、伝統的な仕組みの残る証券という分野でお金のあり方を変えようとするFOLIOは、いったい何を目指しているのか。

CTOとしてFOLIOのテクノロジーを統括する椎野氏(写真右)と、バックエンドエンジニア兼開発マネージャとして現場のリーダーを担う中谷氏(写真左)に詳しく話を聞いた。

株式会社FOLIO
Chief Technology Officer
椎野 孝弘
米国セント・マイケルズ大学経営修士課程修了。2社のExitを経て、株式会社コミュニティファクトリーの設立に参画し、取締役CTOとして活躍。
ヤフーへ売却後、スマートデバイス推進本部テクニカルディレクター、アプリ開発事業本部長、ヤフー社モバイル戦略責任者に就任し、IoTプラットフォーム事業ユニットマネージャー、子会社のTrill社取締役、インド通信キャリアとの合弁であるIgnite World Ltd.社取締役を兼務。
その後、BCG Digital Venturesの立ち上げにTokyo RegionのCTOとして参画。

株式会社FOLIO
Backend Engineer
中谷 翔
東京大学大学院情報理工学系研究科修了。
在学中、分散並列処理・データベースシステムの研究に従事。
2012年度IPA未踏採択(High Performance SQLite開発)。
DeNA入社後、エンジニアスペシャリスト職として、モバイルゲームアプリのためのBaaS開発に従事する。

ミッションは「資産運用のバリアフリー化」

―「創業2年で91億円の資金調達」「LINEと資本業務提携」…FOLIOさんを表す言葉のパワーはすごいですよね。まずはそんな「FOLIO」とはどんなサービスなのかについてお伺いできるでしょうか。

椎野: FOLIOの事業をひとことで言うと「テーマ投資型のオンライン証券ビジネス」です。

証券というと難しそうに感じる方もいらっしゃるかと思いますが、日常生活の中でみなさんが興味を持たれるような「人工知能」「自動運転車」「働き方改革」といったテーマから選んで、安い金額で株を購入できるのがポイントですね。

テーマの中には10の銘柄が入っていて、10万円前後から10社に分散投資ができるようにパッケージングしています。

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※フォリオWebサイトより引用

―なぜそんなに安い金額で提供ができるのでしょうか?

椎野: 株は通常単元株制度のもと、単元で売買されます。1単元の株数は銘柄によって様々ですが、今は100株に統一する動きが進んでいます。FOLIOでは単元未満株を扱い、最低1株から買えるような仕組みをつくりました。

ひとつのテーマに入っている10の銘柄をそれぞれ単元未満株で組み合わせ、パッケージ化することで10万円前後に収まるようにしています。ポートフォリオを組んだ状態でテーマに沿った株をまとめて買えるところが、FOLIOならではの仕組みとなっています。

―「10万円で10社に分散投資ができる」「テーマで選んで買える」というふたつの特色があるのですね。FOLIOというサービスで実現したいことは何なのでしょう?

椎野: ミッションは「資産運用をバリアフリーに。」です。日本は世界から見ても金融リテラシーが低いと言われています。

会社として利益を追求することは当然ですが、結果として金融リテラシーの高い人中心に訴求する可能性が高く、システムも複雑化するし概念も玄人にしかわからない煩雑なものになっていたのではないかと推測します。

今後日本では自分の資産を自分で保護しないといけなくなってくると思うのですが、それにはこれまで金融に深く関わってこなかった方にも、資産運用のやり方について認知・理解してもらう必要がありますよね。

日本全体の金融リテラシーを上げることが、FOLIOなら実現できるという自信があります。

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―バリアフリーに。それは、私たちの親世代もターゲットに含まれているということでしょうか。

椎野: 統計上では、アクティブに資産運用をしている人って300〜500万人ほどいると言われているんですが、やってみたいけど怖くて手を出せない人や持ってるけど塩漬けにしてしまっている人は3,000万人強もいらっしゃるんですね。

私たちは後者の方々に使っていただけるようなサービス設計を行っています。そういった意味では、親世代もターゲットに含まれていますね。

中谷: それに加えて、私たちは「日本を元気にしたい」という思いもあります。

例えば「日本の半導体材料を応援したい!」という思いでテーマを買うと、その中には半導体材料の分野を牽引する10社の株が入っています。

つまり、テーマを買うことで半導体材料への投資になり、それによって会社が潤って理想的な経営ができるようになり、日本が活気づく。そういった体験を実現しようとしています。

機械学習と金融工学によるテーマ決定の裏側

―テーマをどう決めるかが大事になってきそうですね。

椎野: そうなんです。会社の中に投資委員会という組織があり、現在はそこでテーマと含まれる銘柄を決めています。今は専門知識がある担当者が、伸びそうな領域や銘柄を知見で引き出しているのですが、その自動化にも取り組んでいるところです。

自動化にあたり、その周辺領域を専門に研究している大学の研究機関等との連携も進めています。

―テーマに含まれた10個の銘柄って、すべてが同じ比率ではないですよね?どのように決めているのでしょうか。

中谷: 銘柄を決めるのは今のところ人力ですが、比率については自動で計算しています。総金額が10万円になるようにパラメーターを設定して、機械学習というよりは金融工学の理論に基づいて決めていますね。それもひとつではなく、4パターン提供しています。

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※フォリオWebサイトより引用

中谷: 銘柄の成長性に注目したグロース型や、投資家が注目するPERなどの指標を元に決めるバリュー型、リスクを比較的抑えたディフェンス型、リスクとリターンのバランスをとったバランス型の中から、指向に合ったパターンをユーザーに選んでもらいます。そうすると各々のタイプに応じて比率が自動で計算されます。

―株価は日々変動するものですが、テーマ内の比率も日々変動しているということですか?

中谷: はい、毎日計算しています。なので同じテーマでも、昨日買った人と今日買った人では、テーマ内の比率が違います。とはいえ、一回買ったら永久にその比率のままというわけではなく、リバランスを提案するようにしています。

簡単にいうと、テーマ購入後しばらくしてから、現在の株価や業績などを鑑みた上で「配分をこう調整するといいんじゃないか」とFOLIOから提案するようにしているんですね。

例えばテーマ内のひとつの株が上昇しそうな見込みなら、その株の買い増しを提案しつつ、他の株の売却を提案するような仕組みです。こういった調整をワンボタンでユーザーができるようにしています。

椎野: ご自身ですべて判断するのが難しいという方へのサポートにもなるかと思っています。

(エンジニアリングのプロ + 最新の技術)× 金融のプロ = FOLIO

―FOLIOを開発しているエンジニアには、やはり機械学習や分散台帳のような最新の技術を扱えるスキルと、金融工学を理解できる金融知識が必要なのでしょうか…?

椎野: もちろんあるに越したことはないですが、正直そんな人はなかなかいません(笑)

当社のエンジニアでいうと、9割はWeb系です。エンジニア以外も含めた社内全体で見ても、金融を出自としている人は2〜3割くらいですね。金融の仕事はコンプライアンスや本人確認のKYC(Know Your Customer)といったファンクションが多くて、その分金融が分かる人が必要なんです。

―金融の知識がないエンジニアだと、ある機能をつくるとなったときの見積に、本来必要だった金融ならではのフローが漏れていた!なんてことがありそうですが。

中谷: 当初は正直そういったこともゼロではなかったので、見積の精度にも改善すべき点がありました。それが、金融のエンジニアリング畑で長年やってきたベテランのメンバーが加わって、たいていのことはチームで解決できるようになりました。

特に金融の根幹となる機能を開発するときには、そういったベテランのメンバーへの相談・仕様検討・開発のサイクルを繰り返し、不確実性コーンの左から右へ前進できるように進めています。

従来の金融システムの開発ですと、ウォーターフォール形式で初期のフェーズに仕様を固めきるかと思いますが、我々には良くも悪くもウォーターフォールのスタイルが染み付いておりません。複雑なシステムであるほどアジャイルに仕様と見積もりの不確実性を切り崩して進めるのが重要だと考えております。こういった動きが現場のエンジニア主導でできるようになってきましたね。

この先1〜2年がんばっていければ、金融業界のエンジニアリングなんてつまんねぇぞと思っているような人たちに、「おれたちは違うぞ」と胸を張れる日が来るかなと思ってます(笑)

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椎野: 従来の金融業界の伝統的な仕組みと、今FOLIOがやっているような金融の仕組みって全然違うんですよ。

金融業界の方からアドバイスを求められることもあって、話の中でぼくらが扱っている技術スタックや手法・アーキテクチャを導入してみたいという声も聞くようになりました。

―たしかに、証券会社がアジャイルで開発をしているイメージはありません。

中谷: といっても、アジャイルに短いイテレーションでシステムの改善を進める方法が我々の全領域に適用できるかというと、そんなことはないと思っています。証券のシステムでお金に関わる機能をガシガシさわるのって、正直気が重いんです。これって将来的にも変わらないと思うんですね。

それもあって、マイクロサービスアーキテクチャを採用し、ドメイン知識を境界としてサービスの分割をしています。顧客の資産に直結するサービスは重厚なQAも含む慎重な開発サイクルを保ちつつ、別のマイクロサービスでは顧客体験のためにクイックに改善を行えるよなイメージですね。マイクロサービスで金融ビジネスをしているところは中々ないと思います。

椎野: 新しい技術も単に新しいから入れていきたいというわけではなくて、少ない人数でも効率化して安定的に運用するために、ある程度技術の力で乗り越えていきたいから導入したいんですね。

―FOLIOさんが金融業界を最新の技術でアップデートしていく姿を見れば、同様に伝統的な仕組みの残る教育・不動産・医療といった業界にも、技術によるアップデートが波及していきそうですね!

レイヤーごとから、機能開発ごとのチーム編成へ

―74名の社員がいる中で、エンジニアは32名(取材時点)と伺っています。エンジニアの内訳や働き方についてお聞きしたいと思います。

中谷: バックエンドエンジニアの数が一番多くて、全部で12名います。バックエンドエンジニアはScalaでマイクロサービスを開発する業務がメインですが、兼務をしている人も多いです。先ほどお話ししたテーマ構成比率を決めるような機械学習なり金融工学に長けた人や、クリエーター(FOLIOにおいてデザイナーとエンジニアをまとめた呼称)の活動を対外的に打ち出す役割を持った人などがいます。

私はマネジメントを担当していることもあって兼務されるとスケジュールの計算が難しくなってつらいんですが(笑)、とはいえ兼務先の仕事にもやりがいを持って取り組んでいる器用な人が多い印象ですね。

椎野: FOLIOは3層レイヤーでシステムアーキテクチャを組んでいて、中間層にBackend for Frontend(BFF)というレイヤーがあります。そのBFFの開発を含めて、フロントエンドのエンジニアは5名ですね。あとはiOSが2人に、Androidが3人かな。

他にはインフラが専属で2名いて、あとセキュリティ、リスクマネジメント、オフィスIT、QA、それに純粋なメンバーのマネジメントをやっているエンジニアがいて、合わせて32名となっています。

中谷: そういえば、最近の改革でSREチーム(Site Reliability Engineer)ができました。バックエンドから3名、インフラから2名が担当していて、ネットワークの下のほうのレイヤーからバックエンドアプリケーションをつくるための素地づくりまでを見てもらっています。

―FOLIOさんはワンサービスですよね。ひとつのサービスに対して、チーム編成はどうなっているんでしょうか?

中谷: もともとは職種ごとのレイヤーでチームが分かれていました。バックエンドはバックエンド同士で、フロントエンドはフロントエンド同士近くに座って仕事をするような感じです。人数が少ない内はうまくいっていたんですが、メンバーが増えていくに連れてどんどんコミュニケーションコストも増え、回らなくなってしまいました。

そこで機能開発のチームをつくったんですね。今はフロントエンドとバックエンドの混合チームですが、将来的にはフロントエンドも書けてバックエンドのAPIも書けて、デザイナーやQAもいて、ひとつの機能をデザイン部分から実装までこなせるチームになることを見込んでいます。これでうまく回るようになってきたので、適切なサイズにチームを分けてつくっていくようにしています。

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―試行錯誤しながら、少しずつチームが機能するようになってきたと。

中谷: はい、今年になって認定スクラムマスターの保持者が入社してくれたのも大きくて、エンジニア組織内でチームづくりの話が盛んになりました。

もともと現場のプレイヤーの間でもチームづくりの議論はあったのですが、彼の入社以降に一気にその議論が盛んになりましたね。彼はスクラムやフロー効率性のレクチャーをしてくれつつ、現場の声を取り入れながら実際に弊社の組織改善にも取り組んでいます。

「どうやって実践するのか」「これまではこうだったから、今度はこうやってフィットさせていこう」といった意見が飛び交い、上下問わず意見のコラボレーションが生まれることで、新しい組織づくりが実践できているなと思っています。

金融業界を変えていくことに、ワクワクできる人と働きたい

―最後にFOLIOさんがどんな人材を求めているかについて伺いたいと思います。現在はどのように採用活動を行っているのでしょうか。

椎野: 転職ドラフトさんのような求人サービスも使っていますが、今はまだリファラル採用が多いですね。社員が自分の気に入ったエンジニアを紹介してくれるようなかたちです。

スキルに関しては信頼のおける社員の紹介ということもあるのであまり心配しておらず、見るのは条件面もそうですが、基本的にカルチャーフィットするか、ビジョンに共感できるかといったところです。

―採用方針として「自分より優れた人を採用する」を掲げられていると聞いたのですが、それは本当なのでしょうか?

椎野: そうですね、その目線で人を見ているというのが正しいです。自分より優秀かどうかの判断は難しいですが、少なからず現場の人間が「この人はすごい!」と意見が一致するような人を採用するようにしています。この基準は大切にしていきたいと思っています。

中谷: もちろん人間に「優れ度」みたいな1個の数字があるわけじゃないですから、いろんな側面がある中で、自分や今のFOLIOにいる人にはない能力を持っているという、その人だからこそ発揮できるスペシャリティを大事にして採用活動はしています。尊敬できる人を集めたいという思いがありますね。

椎野: 私は昨年の7月にジョインしたんですが、これからテクノロジーの力で大きく変わっていく金融という業界におもしろみを感じたのがきっかけでした。レガシーな業界であるがゆえに、変わったときの影響はとても大きいと思うんです。

FOLIOに新しく入ってくる人には、「楽しそう」とか「何か起こるかもしれない」といったワクワク感みたいなものに期待してこられることが多いんですね。

優秀なエンジニアとしての力があるかはもちろん大事なんですが、そんなワクワク感を持った人と一緒に働きたいというのもありますし、「変わりゆく金融の世界で自分は何を残せるのか」を考えているような人と一緒に働きたいですね。

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