ID:81087さん

# プロジェクト概要 企業向けチャットボットサービス「Safe AI Gateway」の機能開発と運用です。 一か月に一回のバージョンアップを実施し、顧客満足度とサービス品質の向上を実現しました。 2025年11月で現在参画しているプロジェクトです。 ### 役割・体制 **自身のポジションと役割** - フロントエンド、バックエンド、テーブル設計、インフラ、データ分析など広く担当しました。 **チーム規模と構成** - 6名のエンジニアと1名のリーダーからなるチームで動いていました。エンジニアは全員、私と同年代で若いメンバーで構成されていました。 - チーム全体としては、設計、開発、運用、保守、一部のQA対応を行っていました。 ## 開発環境 - クラウドサービス - Microsoft Azure - 多数のサービスを利用 - Google Cloud Plarform - Gemini API呼び出しのみ - フロントエンド - Typescript - React - Electron - バックエンド - Java - Spring Framework - Python - Fast API - データベース - Postgres - SQL Server - Cosmos DB - ソースコード管理 - Azure DevOps ## 開発・改善内容 - 機能の開発要望に対して、まず自らが技術調査と検証を行い、Azureのリソースの適切な組み合わせを調査しました。 外部サービスと連携する機能もあったため、そのサービスのテスト用環境の準備や規約の把握、プロトタイプの作成なども対応しました。 実装のために、技術的な知識がさらに必要だと感じたときは、自宅で検証や調査などをして、サービスに生かしたこともあります。 - Azure DevOpsのPipelineでCI/CDを実現していましたが、私が携わるまでは、リソースの一部しかCI/CDが実現できておらず、残りはコマンドファイルを手動でそれぞれ実行してく必要がありました。 「Safe AI Gateway」では、顧客一つにつきコンテナアプリやサーバーレスサービス、その他多数のAzureのリソースを専用で用意していました。 顧客数が増えていくにつれてバージョンアップ時の手動実行が大変な作業となっていったため、CI/CDを改善するために、既存のコマンドファイルの処理を実装したPipelineを多数作成し、作業量の低減を実現しました。 - ユーザーからのフィードバックや運用データを分析し、UIの操作性向上やレスポンス改善のための修正を実施しました。 私はSQLやバックエンドのコード設計を中心にパフォーマンス改善をしていました。 ## 開発以外に行っていたこと - 運用/保守のフェーズでは、Azureの監視ツールやログ分析を駆使し、システムの安定稼働に努め、問題発生時には迅速に対応しました。これにより、システムのダウンタイムを最小限に抑えることに成功しました。 - チーム内での情報共有のために、検証結果をまとめたドキュメントやWikiを作成し、関係者の理解を促進しました。 - Azure資格（AZ-204）を取得し、クラウドリソースの最適な使い方とトラブル対応を習得しました。 ### 大きな課題だったこととその解決 - プロジェクト初期には、機能実装をするにあたり、具体的な仕様を決めるためにかなりの試行錯誤が必要でした。 ユーザーがどのような機能を求めているのか、今後改修していく際に大変ではないかや現実的なコストで運用できるかなど、多方面を考える必要性がありました。 メンバー間でミーティングを重ね、プロトタイプを作りながら、エンジニアとユーザーどちらにもフレンドリーなものを作るために非常に時間がかかりました。しかし、このとき時間をかけて進めたことで、メンバー全員の意思や方針が揃い、現在は比較的早いサイクルで開発を進めることができています。 ## 成果・価値 - 機能追加や改善の結果、顧客からは「操作が便利」「レスポンスが速くなった」などの高評価を獲得し、顧客満足度の向上や新規契約の増加に繋がりました。 - サービスの安定性と拡張性を確保し、システムの運用コストを削減しつつ、新たな機能展開をスムーズに行える基盤を築きました。

## プロジェクト概要 社内の会計処理等を行う基幹システムの処理を刷新し、コスト削減と業務効率化を実現しました。 ### 役割・体制 **自身のポジションと役割** - バックエンドエンジニアとして、JavaとPythonを用いたAPI連携やPower Automateを活用したRPAフローの作成を担当しました。 - システムのコーディングとテスト工程全般を担当しました。 **チーム規模と構成** - エンジニア5名、会計処理等を行う業務チーム3名、そしてプロジェクトリーダー1名の計9名のチームにおいて、私はコーディングとテストをメインに担当しました。 ### 背景・課題 - 社内の既存システムは長年の運用により老朽化が進み、運用コストやライセンス料の高騰が企業全体のコスト負担増に直結していました。 ### 実際の取り組み 開発環境 - Javaを用いて既存システムとのAPI連携部分をコーディングし、PythonのスクリプトやPower AutomateによるRPAフローを作成して、業務の自動化と効率化を行いました。 - Javaでは、社内に存在するマスタやトランザクション系のテーブルのデータと、Salesforce等との連携を行うバッチ処理の実装やテストを行いました。 - Power Automateを活用したフローは、RPAを作成し、定型業務の自動化を実現しました。 - 既存の仕様書や設計書に基づき、コードやフローを作成しましたが、内容の理解不足から発生する不整合を避けるため、チームリーダーと認識合わせを繰り返し行い、品質確保に努めました。 設計・改善内容 - 仕様書や設計書は既存の資料をもとに作成されていましたが、不明点や新規サービスの理解には、チームリーダーやと密に連携し、認識合わせを行いながら開発を進めました。 仕様理解を深めるため、ドキュメントだけに頼らず、実際のシステム動作やサービスの挙動を確認できる簡単なプロトタイプや動作確認用のツールを作成しました。 この取り組みにより、仕様の不明点や不整合を早期に発見・修正でき、システムの安定性を向上させるとともに、関係者間の認識ギャップを解消しました。 特にAPIのインターフェースやPower Automateのフロー設計においては、既存システムとの連携が複雑だったため、事前に認識合わせと動作確認を徹底して実施しました。 - 運用・保守フェーズでは、トラブル対応や改善提案も行い、システムの安定稼働に寄与しました。 開発以外に行っていたこと - 入社して初めて参加したプロジェクトでしたが、仕様書や設計資料の理解に苦戦しながらも、チームリーダーやメンバーと密に連携し、責任を持ってコーディングとテストを進めていました。 議事録やメモを取りつつ、わからなかった個所は別途メンバーと相談したり、改めてヒアリングを行ったりなど業務理解のための行動を多くしていました。 ### 成果・価値 - リプレイス完了により、従来のシステムのライセンス料がなくなり、大きくコスト削減を実現した結果、企業の経営効率化に寄与しました。 - 入社後初めての大規模プロジェクト参加として、技術的・組織的なスキルを高める貴重な経験となり、今後のキャリアにおいても重要な財産となっています。