# プロジェクト概要
社員証の電子化および管理の一元化を目的とした **社員証提示システム** と **社員証管理システム** を開発。
**貸金業法に基づく社員証保持の要件** を満たすため、物理カードを電子化。
他部署からの案件引き継ぎ。
開発は **React、Django、AWS環境** で進行し、**アジャイル開発** を採用。
自身は **フルスタックエンジニア兼チームリーダー** として開発を主導。
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# システム概要
## **1. 社員証提示システム**
- **社員証のデジタル表示**
- **写真登録・画像トリミング機能**
## **2. 社員証管理システム**
- **社員一覧の管理・表示**
- **データ削除、CSVデータ投入機能**
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# 開発体制
- **PM:** 1名
- **SM:** 1名
- **エンジニア:** 3名(インフラ兼任)
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# 担当内容
- **フルスタックエンジニアとして開発(フロントエンド、バックエンド、インフラ)**
- **チームリーダーとして開発の推進、チームの技術支援**
- **アジャイル開発の実施(スプリント単位で開発・レビュー)**
## **具体的な実装内容**
**APIの設計・実装**(認証、社員データ管理、通知処理など)
**フロントエンドの設計・実装**(社員証表示、画像処理機能の開発)
**自動テスト(E2E)作成**(Playwrightを使用)
**インフラの保守・改善**(AWS Lambda、ECSの最適化)
**システムの保守・運用**(エラー通知の導入、障害対応の効率化)
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# 使用技術
- **フロントエンド:** React, TypeScript
- **バックエンド:** Python3, Django
- **インフラ:** AWS Lambda, AWS ECS, Docker
- **データベース:** MySQL
- **開発支援:** GitHub Copilot, GitHub Actions, Playwright
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# 取り組んだ課題
## **1. APIエラーの障害通知が機能しない**
**課題:** APIで障害発生時に通知が届かず、業務時間外の対応が遅れる問題が発生
**対応:**
- **エラーコード出力箇所を見直し、通知のトリガーを適切に設定**
- **AWS Chatbot を導入し、Slackへ自動通知**
## **2. 障害対応の迅速化(業務時間外対応)**
**課題:** 業務時間外の障害発生時に、対応者がすぐに気づけず、復旧が遅れるリスク
**対応:**
- **Amazon Connect を活用し、障害時に自動電話通知を実装**
- **通知先のリストに順番に電話を発信(最大3回ループ)**
- **対応可能者がボタン押下で対応を宣言**
- **対応確定後、Slackへ即時通知**
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# 成果
**Slackでの障害検知を実現し、即時対応可能に**
**業務時間外の障害対応が迅速化(2件の障害を即時検知・対応)**
**APIエラーの通知精度が向上し、障害発生時の認識漏れをゼロに**
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# まとめ
本プロジェクトでは、**フルスタックエンジニア兼チームリーダーとして開発を主導** し、
**API設計、フロントエンド開発、E2Eテスト、自動通知の導入、インフラ改善** を担当。
また、**業務時間外の障害対応フローを整備し、即時対応できる体制を構築** することで、
**システムの安定稼働と業務効率の向上に貢献** した。