### ■ 業務システム開発(intra-mart基盤・エンタープライズ向け)
大手インフラ企業の社内システム再構築プロジェクトに参画。
Lotus Notes ベースのワークフローを intra-mart 上に移行し、業務の電子化・効率化を推進。
**プロジェクト概要・役割**
- 対象:社内申請ワークフロー/帳票出力/マスタ管理系の業務システム
- 担当フェーズ:要件定義の一部〜基本設計〜詳細設計〜実装〜テストを担当
- 役割:実装フェーズでは 4 名チームのリーダーとして、タスク分解・進捗管理・コードレビューを実施
**主な取り組み・成果**
- **ワークフロー**
- 課題:intra-martに制約が多く、業務要件どおりの分岐・出力レイアウトをそのまま実現しにくい状況。
- アプローチ:
- intra-mart の制約を解析し、共通で利用できる独自スクリプト/共通関数を設計
- 帳票のページ分割や承認ルート分岐をスクリプト側で柔軟に制御できるように実装
- 成果:画面・帳票追加時に個別実装する箇所を削減し、保守性を維持したまま業務ごとの差分対応が可能な構成を実現。
- **ID 採番ロジック整理**
- 課題:従業員 IDの採番ロジックがかなり複雑で、現行システム側にも設計書が残っておらず、仕様が「現行コード」と「現場運用」にしか存在しない状態だった。
- アプローチ:
- 現行コードを解析し、どのタイミングでどの条件のときに ID が採番・更新されるかをパターンとして洗い出し
- 想定外ケースや例外運用についてお客様にヒアリングし、実際の運用ルールを再整理
- 採番ルールを構造化し、設計書として明文化
- 成果:採番処理の仕様がコード依存から設計書ベースに整理され、新規機能追加や改修時にもロジックを安全に再利用できる状態を実現。仕様の属人化を解消し、将来的な仕様変更時の影響範囲の把握が容易になった。
- **バッチ処理(ファイル作成〜S3 連携)**
- 課題:特定帳票や集計結果を定期的に外部連携する必要があったが、手作業に依存しており、漏れや作業負荷が発生していた。
- アプローチ:
- 業務要件を整理し、DB からデータを抽出してファイルを生成するバッチ処理を設計・実装
- 生成ファイルを S3 へアップロードするフローを組み込み、自動実行できる構成を構築
- 成果:人手を介さず定期連携が行えるようになり、運用負荷とヒューマンエラーの削減。
**得られたスキル**
- 基本設計、詳細設計を通じた業務システムの設計スキル
- 業務要件と技術仕様のギャップを埋める仕様整理のスキル
- 小規模チームリード(タスク分解・進捗管理・コードレビュー)の実務経験