プロジェクト概要
企業向けチャットボットサービスの機能開発と運用です。
一か月に一回のバージョンアップを実施し、顧客満足度とサービス品質の向上を実現しました。
### 役割・体制
**自身のポジションと役割**
- フロントエンド、バックエンド、インフラ、データ分析の全工程を横断的に担当し、エンジニア6名とリーダー1名のチームの一員として、機能の設計・コーディング・テスト・運用・保守に加え、データ分析も実施しました。
- 私自身は、Azureを利用したクラウド環境に関する知識とスキルを向上させることで、技術的な課題解決能力を高め、効率的なシステム開発に寄与しました。
- 私の役割は、技術的な検証と実装のリード、またチームメンバーとの協力を通じて、実現可能なソリューションの提案と最適化を行うことでした。
**チーム規模と構成**
- 6名のエンジニアと1名のリーダーからなるチームで動き、アジャイル開発手法の下、短期間で高品質な機能をリリースする体制を整えました。
- 具体的な役割としては、フロントエンドのUI開発、バックエンドのAPI構築、インフラ展開など、実装する上で全体的な開発を担当していました。
### 背景・課題
- 企業顧客から寄せられる要望の多くは抽象的・曖昧であり、具体的な仕様や仕様変更の意図を理解するのに時間を要し、実装においても試行錯誤が必要でした。
- これらの要望に対し、技術的な解決策を見出すために、技術調査と検証が不可欠となり、特にAzure上でのリソースの理解と活用が鍵となりました。
- 最大の課題は、顧客や社内からの抽象的な要望を具体的な機能に落とし込み、スピーディに実現することでした。要望の実現に向けた技術的な迷路を解明し、最適なソリューションを導き出す必要性がありました。』
- さらに、複雑な要望に対して、どの技術を選択し、どのように実装すれば効率的かつ効果的に対応できるかを判断することも重要な課題でした。これらの技術選定において、Azureのリソースや資格取得を通じて自らスキルを高める努力を重ねました。
### 実際の取り組み
**開発環境**
- Azureを中心に、クラウドリソースの管理・運用とともに、PythonやJavaを用いたAPI開発、TypeScript/Next.jsによるフロントエンド開発を行いました。
- Azure資格(AZ-204)を取得し、クラウドリソースの最適な使い方とトラブル対応を習得しました。
- これにより、要望に応じたリソースのスケーリングや、コスト最適化、セキュリティ設定の最適化を迅速に判断できるようになりました。
**設計・改善内容**
- 顧客の曖昧な要望に対して、まず自らが技術調査と検証を行い、Azureのリソース)の適切な組み合わせを提案しました。
- チーム内での情報共有のために、検証結果をまとめたドキュメントやプレゼン資料を作成し、関係者の理解を促進しました。
- 実装では、TypeScriptとNext.jsを用いたフロントエンドのUI改善や、Spring FrameworkやPythonを用いたバックエンドの機能拡張、PostgreSQLやSQL Serverでのデータ管理を行いました。
- 特に、ユーザーからのフィードバックや運用データを分析し、UIの操作性向上やレスポンス改善のための改善策を提案・実施しました。
**その他アピールポイント**
- 機能追加や改善においては、アジャイル手法の中で、短いスプリントの中で定期的に成果をリリースし、フィードバックを反映させました。
- さらに、運用/保守のフェーズでは、Azureの監視ツールやログ分析を駆使し、システムの安定稼働に努め、問題発生時には迅速に対応しました。これにより、システムのダウンタイムを最小限に抑えることに成功しました。
### 成果・価値
- 機能追加や改善の結果、顧客からは「操作が便利」「レスポンスが速くなった」などの高評価を獲得し、顧客満足度の向上に直結しました。
- プロジェクトの2年以内の活動により、サービスの安定性と拡張性を確保し、システムの運用コストを削減しつつ、新たな機能展開をスムーズに行える基盤を築きました。
- これにより、同種のサービス展開や新規顧客獲得のための営業活動が効率化され、年間売上や契約数の拡大に寄与しました。
- 最終的に、継続的な改善と運用の最適化により、顧客からの信頼を獲得し、長期的なサービス改善とビジネス成長の両面で成果を挙げることができました。