導入企業が700社を超えるERPパッケージのベンダーに出向しました。2年程度在籍しました。
こちらでは上記パッケージのアプリケーション共通基盤部分の保守を担当としていました。
役割としては、軽微なバグ改修、リリース作業、SIerからの問い合わせ対応、SIer向けの技術研修などをしていました。
アプリケーション共通基盤という名の通り、様々な業務アプリケーションの基盤となる部分なので、 バグが発生した場合の影響が大きく、それゆえに何よりも安定性が求められる部分でした。
パートナーとして働いている方々も含めて、チームのメンバーはエンジニア、マネージャー共にレベルが高く、 とても得るものが多かったです。
CIという考え方や、CIを回すための具体的な方法など、この環境で学べたことが今の自分のベースになっています。
マネージャーは技術への感度がとても高い方で勉強会への参加を積極的に勧めてくれたり、 人前で話すことが得意ではない僕が研修講師がつとまるよう懇切丁寧に指導してくださったことなど、とても感謝しています。
一方で、製品としてほぼ完成している状態での参画となったため、なかなか開発の機会がないこと、 グループ会社のフレームワークややや枯れた技術を少なからず採用していることなどから、 どこでも通用するエンジニアとしてこれからステップアップできないのではないかという不安や葛藤がありました。