事業観点とエンジニアリング観点の調和を通じたビジネスの成功
職業ITエンジニアとしてキャリアを始めて、エンジニアリングを軸としながらも途中であえて周囲にITエンジニアがいない環境で数年を過ごして気づいたことは、自分がやりたいことはビジネスとエンジニアリング、開発とマネジメント、仕事とプライベートのような、一見相反するものの調和をとってパフォーマンスを最大化させることなんだな、と気づきました。 ## ビジネスとエンジニアリング ミドル期のtoBスタートアップで開発者として業務を進める中で、開発チームというよりはその先の顧客やビジネスの価値を目が向きました。 当時のプロダクトチームにおいては、CSやセールスといったビジネス職とプロダクトチームの間にやや壁があり、意見の交換がしづらくなっている側面がありました。そこで私は自ら提案してプリセールス/ソリューションアーキテクトとして、その架け橋を担うことを行いました。 ## 開発とマネジメント 社会人のキャリアを始めて数年間は技術力の深掘りこそがキャリア開発の成功だと考えていましたし、OSS活動やライブラリ開発、カンファレンスでの登壇を通じて実際に自らの腕を磨いてきました。 他方で学生の頃より、プロジェクトマネジメントやチームのパフォーマンス最大化という領域に興味を持っていました。チームマネジメントに関して、最初はメンバーがのびのびと動ける環境を作ることこそが正しさだと信じていました。 ただ、VCで投資先スタートアップを支援する中で開発マネージャ、さらにはその上の経営チームの視点に立つと企業活動においてはそれらも事業継続、ビジネスの成功があってからこそということに気づきました。 このバランスに関しては企業や環境の状況もあるため一概に言えませんが、個人の考えとして良いチームが良い成果を生むことを通じて両立することを目指したいです。 ## 仕事とプライベート シンプルであることをよしとして、仕事やコトにのみフォーカスをしてきた人生だったように思います。 シンプルであることが正義という考え方は今もありますが、他方で言語化したりシンプルにしないままで良いこともあるような気がしています。 40年近い人生の中では自分自身の感情を蔑ろにした結果、心がついてこないという経験もしました。ライフステージや周りからの見られ方の変化によって働き方を変える必要が出てくることもありました。 仕事である以上、コトに向き合うのは前提条件ではあるのですが、さらに深いところにある人生を考えると、その中でもコトとヒト、論理と感情、調和をとった働き方を模索していきたいと感じています。 これまでのキャリアを通じて、あらゆる視点に触れてきた自負があります。 自分自身の関心・強みを活かして、エンジニアリングマネージャやCTO、アジャイルコーチ、プロダクトマネージャのようなエンジニアリングに近いところにいながらも相反するものの間に立って、あるいは当事者となって三方よしとなるような状態を実現していきたいです。
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