## コンサル及び改善プロジェクト立ち上げサポート
### 概要と背景
2010年から新規事業立ち上げとして、ソフトウェア開発支援ツール(IBM Rationalソフトウェア)の導入支援サービスに携わるため、日本IBM社へ6ヶ月出向した後、同サービスを開始した。
顧客は、中規模〜大規模の製造業やエネルギー関連企業、銀行など、IT部門を自社に抱えている企業。
### 職務内容や経験
提供する製品の技術サポート(営業時から導入後すべて)や、組織改善のための課題設定や教育サポートなどを主に担当した。
ソフトウェア開発プロセスに関して最新の知見が顧客の担当者にあまりなく、かつ中〜大規模のため顧客内での経緯やステークホルダーの状況が複雑かつ緊急度が高め、という状況が多かった。
そのため、自身でプロジェクトを進行するための調整やツールの導入を行いつつ、サービス提供の終了後に顧客が自走できることを重要視したサポートを実施。
この事により、顧客の担当者がサポート契約終了後でも、継続してソフトウェア開発のプロセス改善を行え、かつ企業同士の関係性が高まり、別案件の獲得もできるようになっていった。
主な担当業務
* 課題の明確化や計画の調整
* ハンズオン学習の講師
* 顧客内での検討会のファシリテーション
* ソフトウェア開発支援ツールの利用環境構築、利用サポート、カスタマイズ
* ドキュメントの整備
* 顧客内のプロセス改善チームと開発チームとの調整
## プロセス改善の独自システム開発
## 概要と背景
製造業(重工メーカー)の製品に対する、組み込みソフトウェアのバージョンと製品モデルごとの動作パラメータを管理するシステムの受託開発プロジェクト。
顧客の状況としては、販売している製品モデルや納品した顧客環境に応じて、組み込みソフトウェアのバージョンやパラメータがバラバラになっていた。
そのため、メンテナンスや製品サポート業務の複雑性が高く、それに伴う業務効率の低下が課題だった。
開発部門や営業部門がそれぞれにexcelなどで管理していたものを、Webアプリケーションで一元化し、情報の鮮度と管理性を向上させることをゴールとしていた。
### 職務内容や経験
ソフトウェア・エンジニアとして、フロントエンド、バックエンドともに設計、実装、テストを行った。
担当した対象機能としては、
* ユーザー管理
* 顧客登録
* 各製品モデルごとのパラメータ種別の管理
* 外部データのエクスポート/インポート
などを担当。
製品モデルとパラメータ種別の管理体系に関しては、当初の要件定義では不足があったため、顧客との折衝から要件定義も行った。
担当する機能がどんな業務のどの場面で使用され、誰を喜ばせるのかを重要視し、そのことを開発リーダーと詰めながら開発を進めた。
この事が功を奏して、要件定義上の機能間での矛盾を発見することができた。発見時は開発の終盤であったが、リーダーと共に要件調整と実装修正を行い、顧客が安心して使えることに貢献した。
### この際に使用した技術
* バックエンド
* Django - Python
* フロントエンド
* jQuery / jQuery Mobile - JavaScript