ID:24554さん

#### 概要 金融庁が主催する実証実験ハブにて、金融商品販売時にかかる投資家保護を目的とした電子記録のモニタリング業務をAI関連技術を用いて高度化するプロジェクトにプロジェクトマネージャーとして参画。 効果として、現行手法と比較して提案手法の方が、38％の時間削減効果（かつ抽出対象検知精度は従来以上）が確認された。 [参考URL: 「FinTech実証実験ハブ」支援決定案件の実験結果について](https://www.fsa.go.jp/news/30/20180801.html) #### 課題 - 金融商品販売時、各銀行員が毎日数千枚もの販売記録（1枚数百文字程度）を記録し、役職者および監査人が日時または月次でその販売記録の妥当性を目視確認している（多大な工数）。 - 役職者または監査人に応じて、目視確認の質にばらつきがある。 #### 取り組み - 上記モニタリング観点をAIに学習させ、「確認すべき販売記録」と「その必要がない販売記録」に仕分けする。 - AIが提示する「確認すべき販売記録」のみを確認する場合と、従来通りの手法（KW検索、属性絞込等）で確認する方法とで、確認する時間、質に違いがあるかどうかA/Bテストする。 - 参加金融機関は3行1社の計4社にて計測 - うち、私の担当として、1行のモニタリング観点の学習、仕分け、A/Bテストまでを設計、プロジェクト管理する。 - 期間はおよそ1ヶ月と非常にタイトな中、お客様の企画部門、ユーザー部門、社内解析士、他社プロジェクトのプロジェクトマネージャーなどと会話しながら、成果を出す。 #### 今後 一定の成果を確認できたため、引続き金融機関でのAI活用の導入・運用支援を通じて、実業務の効率化・高度化へ寄与していく。