作るものが使う人にとって意味があるかを見極め、意味のあるものを作り続けられるエンジニアになりたいです。
私は受託開発で、「この機能は本当に必要か」を考えながら仕事をしてきました。直近の案件は、ソースコードが現存しない既存アプリのWeb化として始まりましたが、顧客との定例で、製品選定のたびに機種ごとの能力表を目視で確認して絞り込んでいると伺いました。そこで、既存アプリをそのまま再現するのではなく、能力を入力条件にして機種を検索できる画面にすることをリーダーに提案し、リーダーが顧客に説明して合意を得ました。また、当初の計画にあったマスタのメンテナンス画面は、更新が年1〜2回で、最初に一度まとめて取り込めば画面はほとんど使われないと考え、Excel を Azure Data Factory で自動取込する形をリーダーに提案し、採用されました。その後、マスタが最大約1000万件になると分かり、画面から手作業で保守しない構成は有効だったと考えています。一方で、Data Factory は自分も社内も知見が少なく、工数は画面の開発と同等以上でした。 ただ、課題を伺ったのは顧客の担当者からで、実際に機種を選定している方の声は直接聞けていません。検索に置き換えることでどれくらい手間が減るのかも、お客様と話せていません。使う人が本当に楽になったのかを、自分で確かめられていないということです。リリース前の今、Application Insights で取得している検索履歴を、リリース後に誰がどう見るのかを、リーダーと相談していきます。 最初の案件だったスーパーのサイネージの PoC では、店舗で店員さんやお客さんが実際に使う様子を見ることができ、それが一番やりがいを感じた経験でした。今後は、業務効率化の SaaS のように、使う人の手作業を減らすプロダクトで、ユーザーの声や利用データを開発者が直接見られる環境で、設計の議論からリリース後の改善までを同じチームで続けたいと考えています。
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