ID:82300さん

キャリアビジョン


チームが自発的に改善を行い、組織として成長し続ける,そのプロセス自体が文化として根づく組織を作ることが、私のキャリアビジョンです。

これまでのキャリアで、仕組みを作ることで組織の動きが変わる実体験を重ねてきたことが理由です。 前々職では、案件ごとの機能出現率を分析して再利用可能なプログラムに整備し、クライアントへの提供速度を大幅に改善しました。また、オンボーディング動画を作成し、新人教育の再現性を高めました。前職では、全チームにスクラムを導入してバッチサイズの縮小とリリース手順の標準化を進め、デプロイメント頻度を月2回程度から週1〜2回に改善しました。リリースが1チームに限られていた状態から、どのチームでもリリースできる体制を構築しました。また、保守運用チームには1day sprintを導入し、スケジュール管理だけを担う1人工を不要にして全員が案件に取り組める体制にしました。 ただ、これらはすべて私のアイディアで整備してきたものです。今後やりたいのは、こうした改善活動をメンバー自身ができるようにすることです。個人が自立してアウトプットを出し、それを持ち寄ることでチームの成果が相乗効果で高くなっていく。そしてチームが良くなる活動は誰でもやれるという文化を醸成していきたいと考えています。 そのために私が担っていきたいのは、技術的な知見をベースにした開発プロセスの設計と、それをチームに浸透させるファシリテーションです。チームが自律的に動ける状態をつくることで、自分はさらに次の組織課題に取り組めるようになります。その繰り返しで組織全体の改善力を底上げしていくことが、最終的な到達点だと考えています。

プロジェクト経験

2023年/2年以上

開発組織の自走化設計とリテンション施策

**期間**: 2023年11月〜現在 **チーム構成**: 開発2課 約20名(プロパー6名 + 業務委託チーム複数) **担当役割**: チームリーダー(エンジニアリングマネージャー相当の業務範囲) **使用技術**: (組織マネジメント・プロセス設計が主) ### 背景・課題 電子書籍流通プラットフォーム企業に、ウォーターフォール中心の開発体制をアジャイルへ変革するフェーズにコミットする形で入社。 入社時の役職は開発管理で、課長の下で業務委託4チームの開発進行管理と新規プロパーチームの立ち上げを担当。 その後の人事制度改変によりチームリーダーとなり、プロパー6名のチームを直接マネジメントしつつ、課全体約20名の開発組織運営を課長と連携して推進した。 2025年5月に課長(その後部長に昇格)が退職。 同年6月からは他部署と兼務の新任課長の下で、現場のマネジメント判断の比重がより自身に寄る体制となった。 アジャイル変革自体は入社時に想定していたが、以下は入社後に直面した想定外の構造的課題だった。 - 組織再編に伴い、評価制度・勤務体制・開発フローが短期間に急変 - マネジメント層の対応に起因する組織不信が部門全体に広がり、他部署から多数の退職者が発生。さらに直属の上司(課長→部長)も退職 - 組織方針として「開発生産性の向上」は掲げられていたが、具体的な施策や優先順位はチーム側で設計する必要があった ### 打ち手 「自分がいなくてもチームが自律的に判断・行動できる状態」を設計目標に据え、目的から逆算して施策を組み立てた。 **チーム自走化の設計** - 「開発生産性の向上」という抽象的な組織方針に対して、目的から逆算した具体的な方針仮説をチームに提示。スクラムの改善サイクル(スプリントレトロスペクティブ)を通じて、チーム自身が方針を検証・修正できる仕組みを構築 - チームの成熟度に合わせて関与レベルを段階的に変化(具体的指示 → 支援的 → 委任的) - Working Out Loudで非同期の業務状況を共有。時短勤務メンバーもキャッチアップ可能な環境を整備 **リテンション施策** - メンバー一人ひとりに対して月1回の1on1を実施。長期的なキャリアストーリーの構築を支援 - チーム単位で自作のレトロスペクティブを実施し、半年前との比較で成長・停滞を可視化 - 会社方針を自分の言葉で噛み砕いて伝え、メンバーの不満には共感しつつ構造的な背景を共有 - メンバーの強みを言語化し期待を伝えつつ、組織課題との整合性を明示 ### 成果 - **組織不信により他部署から多数の退職者が出る状況下で、直接マネジメントするプロパー6名のチームからは退職者ゼロを維持** - 課長と分担しながら業務委託4チームの進行管理を行いつつ、プロパーチームを新設。組織変動が続く中でチームの開発機能を維持 - チームの自走化により、自身が他プロジェクトの支援や横断的な課題対応にリソースを割ける状態を実現

2024年/2年以上

アジャイルトランスフォーメーションとデプロイメント頻度改善

**期間**: 2024年1月〜現在 **チーム構成**: 開発4チーム + 保守運用1チーム(全チームが対象) **担当役割**: アジャイルコーチ / スクラムマスター(CSM認定保持) **使用技術**: GitHub(開発チームのバックログ管理・ADR・CI)、Notion(保守運用チームのバックログ管理・ドキュメント集約) ### 背景・課題 - デプロイメントが月2回程度にとどまり、リリースのたびにメンテナンス日を設けてシステムを停止する必要があった - リリースを実行できるチームが1チームに限られており、他チームはリリースのたびにそのチームに依存していた - バッチサイズが大きく、リリースのたびにリスクが高い ### 打ち手 - 全チームへのスクラム導入を主導。ただし画一的な適用ではなく、チームごとの特性(プロパー/業務委託、新規開発/保守運用)に応じた運用へ柔軟にアレンジ - バッチサイズの縮小を段階的に推進。過剰なテストプロセスを省力化し、品質を維持しつつリリース負荷を低減 - リリース前・リリース時・リリース後の手順を整備し、どのチームでもリリースを実行できる体制を構築。SREチームと協業してWebサーバを2台構成に冗長化し、無停止リリースを実現。その際のリリース手順書も構築 - 保守運用チームには「1dayスプリント運用」を設計・導入。日次で状況把握と優先度判断ができる体制に転換 - Lightning Talkや社内勉強会の企画・運営を通じ、チーム間の知見共有と「学び続ける文化」を定着 ### 成果 - **デプロイメント頻度を課全体で月2回程度→週1〜2回に改善(約4倍)**。DORA Four Keysの指標でいえば「Low」から「Medium〜High」への改善に相当 - メンテナンス日のシステム停止が不要になり、無停止でリリースできる状態を実現。リリース可能なチームも1チーム→全チームに拡大 - 一部のチームでスクラムの自律的な改善サイクルが定着し、アジャイルコーチとしての伴走から委任へ移行。他チームへの展開を推進中

2024年/2年以内

エンジニア採用の戦略立案と採用ターゲットの明確化

**期間**: 2024年3月〜現在 **チーム構成**: 自身 + 人事採用課(連携) **担当役割**: 採用ターゲット明確化・スカウト戦略設計・面接官 **使用技術**: — ### 背景・課題 - エンジニア採用は行われていたが、体系的な戦略がなく場当たり的な状態だった - 人事の採用課にもエンジニア採用の知見はあったが、エンジニア市場特有の競争環境への対応が十分でなく、採用ターゲットの定義が曖昧なまま運用されていた - CIOが設定した採用ペルソナが市場実態と乖離していた(インフラ・アーキテクチャ・BE・FE全般のフルスタック+要件定義・PMも可能+低コミュニケーションコスト、というハイスペック人材を想定)。結果として、アクセンチュア等の高年収提示企業とバッティングし敗北するケースが頻発 - 採用活動のPDCAサイクルが存在しなかった ### 打ち手 - CIOの希望を踏まえつつ、採用ターゲットを具体化。「SESから事業会社に転職し、システム開発の全体にコミットしたい層」を軸に、技術スタック・経験年数・志向性を言語化して人事と共有 - 求職者への訴求ポイントとして「システム開発の上流から下流まで全工程に携われる環境で、数年後のキャリア形成にプラスになる」という差別化メッセージを設計 - スカウト戦略を設計し実行。媒体選定・スカウト文面の設計を担当 - 新卒・中途の書類選考および2次面接を担当 ### 成果 - 戦略がなかった状態から、採用ターゲットの定義・スカウト戦略・PDCAサイクルの仕組みを構築 - 構造的制約(自社年収水準 vs 競合の提示額・企業知名度)の中で、現実的な採用ターゲット像を整理し、採用活動の方向性を確立

2025年/3ヶ月以内

書籍入稿業務のDX化 — 新規プロダクト開発

**期間**: 2025年12月〜現在(開発進行中) **チーム構成**: プロパー開発チーム(自身がアーキテクト・初期実装を担当) **担当役割**: 要件定義、技術選定、アーキテクチャ設計、初期構築 **使用技術**: TypeScript, Hono(BE), Next.js(FE), Lambda, CloudFront + Lambda@Edge, MySQL, SmartSheets, Box, Auth0, Vitest, Playwright ### 背景・課題 - 出版社からメール・SFTPで行われていた書籍入稿業務が手作業に依存 - 業務管理・ファイル管理・認証がバラバラで、ヒューマンエラーのリスクが高い - もともとCIO主導でPoCが行われていたが、PoCを担当していた業務委託が解約となり、リリース時期だけが決まった状態でチームに引き継がれた - チーム内に本格的なシステム新規構築の経験者がおらず、技術キャッチアップからアーキテクチャ選定・開発基盤構築までを短期間で進める必要があった ### 打ち手 - 自身がプライベートの時間も含めて技術調査を行い、得た知見をチームに展開。 - **モノレポ+RPC(TypeScript型共有)** のアーキテクチャを選定。FE/BE間の型安全性を確保しつつ、開発効率を最大化 - レイヤードアーキテクチャをベースにしたディレクトリ構成を設計。メンバーが迷いなく機能追加できる構造を実現 - 業務管理はSmartSheets、ファイル管理はBox、認証はAuth0と外部SaaSを活用し、自社開発スコープを入稿ワークフロー部分に集中 - AIエージェントを活用し、ローカルDocker環境でFE/BE/DBが連携して動作する状態までの初期実装を高速で実施 - UT/CI/Linter/Formatter・ホットリロードなど開発フロー全体を整備し、メンバーは機能開発に集中できる環境を構築 ### 成果 - 開発進行中。モノレポ+RPC基盤の構築により、FE/BE間のインターフェース不整合を型レベルで防止 - 自身がアーキテクチャと開発基盤を構築し、メンバーがその上で機能開発を推進する分業体制を確立 - AIエージェント活用により、初期構築の速度を大幅に短縮

2025年/1年以内

レガシー基幹システムの信頼性向上

**期間**: 2025年3月〜現在 **チーム構成**: プロパー開発チーム **担当役割**: 要件定義、設計、方針決定、工程・工数管理 **使用技術**: PHP, EC2(Web + Batch), Aurora PostgreSQL, Playwright, Monolog ### 背景・課題 - 事業の根幹を支える基幹システムだが、テスト自動化・監視・冗長化が不十分 - SQLインジェクション・XSSなどのセキュリティリスクが残存 - 既存コードがスパゲッティ化しており、リリース時の影響範囲が読みづらい状態 - 事業継続を最優先しつつ、段階的に信頼性を向上させる必要があった ### 打ち手 事業継続を最優先に据え、一括リプレースではなく段階的な改善戦略を選択。リスクの高い領域から順に実施。 - SQLインジェクション・XSS対策の実施 - PostgreSQLのバージョンアップ - Webサーバ(EC2)の2台構成への冗長化と無停止リリースの実現 - PlaywrightによるE2Eテストの定期実行およびUTのCI導入で品質保証を自動化 - 構造化ログ(Monolog)の導入とアラート検知強化で障害の早期発見を実現 - 不要ロジックの削除による保守性向上(常時) - 24時間365日のアラート対応体制を運用(常時) ### 成果 - Webサーバの冗長化により無停止リリースを実現し、リリース時の事業影響を排除 - PlaywrightによるE2Eテストの定期自動実行により、自チームのリリース時だけでなく他課のリリース後のバグも検知可能に。スパゲッティコードで影響範囲が読みづらい環境下で、事故の早期検知が可能になり開発速度が向上 - 構造化ログとアラート強化により、障害の検知・対応速度が向上

2024年/2年以内

保守業務のシステム化による業務オーバーヘッド削減

**期間**: 2024年6月〜2025年11月 **チーム構成**: プロパー開発チーム **担当役割**: 要件定義、ターゲット選定、工程・工数管理 **使用技術**: React, Go, CloudFront + S3(FE), ECS(BE), Playwright ### 背景・課題 - 保守対応(データ補正)でしか変更できないシステム設定値が多数存在し、バリエーションも多い - 各案件ごとに事業部から開発部への依頼→対応→確認のリードタイムが約1週間発生 - 隣の課が開発・運用しているシステム領域に対して、追加開発を行う形で対応する必要があった ### 打ち手 - 対象業務の洗い出しから優先度策定・機能化対象の選定までを主導 - 事業部が画面操作で完結できる管理画面を新規開発 ### 成果 - 2件のシステム化を実施し、トータルで月3〜5件分の保守依頼を解消。約1週間のリードタイムを即時完結に短縮し、事業部・開発部双方の業務オーバーヘッドを構造的に解消

2023年/2年以内

業務委託チームの開発管理・デリバリー推進

**期間**: 2023年11月〜2025年5月 **チーム構成**: 業務委託開発チーム(自身がPL/PM) **担当役割**: 要件定義、プロジェクト管理、工数管理、事業部・QAとの調整 **使用技術**: PHP, EC2(Web + Batch), Aurora PostgreSQL 入社直後から業務委託4チームの開発進行管理を担当。各チームが異なるシステム領域を担当しており、事業部・QAとの調整を含むプロジェクト推進が必要だった。以下は代表的なプロジェクト。 ### ① 外部売上取込の大量データ対応 **課題**: 100万行規模以上の売上データ取込時にOut of Memoryエラーが発生。従来は複数回に分割してアップロードする運用で回避しており、事業部側に大きな業務負荷がかかっていた **打ち手**: 業務委託チームと連携し、メモリ使用の最適化と処理の高速化を推進。要件定義から事業部・QAとの調整、工数管理までを担当 **成果**: 100万行規模のデータの一括取込を実現し、分割アップロードの運用を廃止。事業部の業務オーバーヘッドを削減 ### ② 外部電子書籍プラットフォーム書誌送付の自動化 **課題**: 外部プラットフォームへの書誌送付申請が手作業で行われており、人為的ミスのリスクが常在していた **打ち手**: PLとして途中から参画し、手動の書誌送付申請をシステム化するプロジェクトを推進。事業部・QAとの調整および工数管理を担当 **成果**: 書誌送付の自動化により、人為的ミスを防止し業務工数を削減

2020年/2年以上

14名チームの運用体制構築と人材育成システム設計

**期間**: 2020年〜2023年10月 **チーム構成**: 14名(リーダー含む) **担当役割**: チームリーダー(進捗管理・業務サポート・勤怠管理・キャリア支援・技術指導) **使用技術**: PHP, JavaScript, jQuery, SQL ### 背景・課題 - 年間1,500件超の案件を14名で運用するWebアンケートカスタマイズ開発チーム - 中堅・ベテランしか対応できない案件が多く、人材のボトルネックが常に発生 - 新規メンバーの立ち上がりに時間がかかり、戦力化までの期間が長い ### 打ち手 **ナレッジマネジメントによる属人化解消** - 中堅・ベテランしか対応できなかった案件を分析し、プログラム構成の簡易化・動画/テキストマニュアル化を実施 - 入社半年以内のメンバーでも対応可能な体制を整備 **人材育成システムの設計** - 目標管理・マニュアル整備・業務フローの明確化により、新規メンバーが半年以内に戦力化する教育制度を構築 - 36協定遵守指導を含む勤怠管理で、持続可能な働き方を維持 ### 成果 - **2023年度は9名を受け入れ、全員を既存メンバーと同等の量的アウトプットを出せる水準まで育成** - 属人化の解消により、チーム全体のキャパシティが向上 - 自身の離職後もチームが自走を継続(自走化設計の再現性を実証)

2016年/2年以上

Webアンケートシステムのカスタマイズ開発

**期間**: 2016年4月〜2020年 **チーム構成**: 個人(1案件を一人で完結) **担当役割**: 要件把握・設計・実装・テスト・リリースの全工程 **使用技術**: PHP, JavaScript(jQuery), HTML, CSS, SQL, Photoshop ### 背景・課題 - 市場調査用のWebアンケート作成システム(社内CMS)では対応できないUI表現やアンケートロジックの個別要件が多数 - クライアントの調査要件に応じて、数時間〜数日の短納期でカスタマイズ開発を行う必要があった - 未経験からのスタート(東北大学大学院修了後、プログラミング独学) ### 打ち手 - PHP・JavaScriptを独学で習得し、要件の把握から設計・実装・テスト・リリースまでを一人で完結するスタイルを確立 - 画面デザイン(HTML/CSS/Photoshop)からバックエンドロジック(PHP/SQL)まで、フルスタックで対応 - 短納期・多案件の環境で、効率的な開発プロセスを自ら設計 ### 成果 - 未経験から4年間で、チーム内でトップクラスの案件対応力を獲得 - 要件把握→リリースまでの全工程を一人で完結する自律的な開発スタイルを確立 - この経験が後のチームリーダー・EM職での「メンバーの自走化設計」の原体験となった

マネージメント能力

開発2課 約20名(プロパーエンジニア6名+業務委託チーム複数)。課長と連携しながら、プロパーチームの直接マネジメントと業務委託チームの開発進行管理を担当。アジャイル導入・リテンション施策・採用戦略・技術選定まで幅広く推進。
チームが自律的に判断・行動できる状態を設計し、組織変動が続く中でもチームの開発機能を維持すること。具体的には以下の3点が責務でした。 1. ウォーターフォールからアジャイルへの変革を推進し、開発生産性を向上させること 2. 組織不信が広がる状況下で、メンバーのリテンションを確保すること 3. 「開発生産性の向上」という抽象的な組織方針を、チームが実行可能な具体施策に落とし込むこと
#### 入社時の状況と想定 ウォーターフォール中心の開発体制をアジャイルへ変革するフェーズにコミットする形で入社しました。入社時の役職は開発管理で、課長の下で業務委託4チームの開発進行管理と新規プロパーチームの立ち上げを担当。その後の人事制度改変によりチームリーダーとなり、プロパー6名のチームを直接マネジメントしつつ、課全体約20名の開発組織運営を課長と連携して推進しました。 アジャイル変革自体は入社時に想定していましたが、以下は入社後に直面した想定外の構造的課題でした。 #### 問題・障害 **① 組織の急激な変動と信頼の毀損** 組織再編に伴い、評価制度・勤務体制・開発フローが短期間に急変しました。マネジメント層の対応に起因する組織不信が部門全体に広がり、他部署から多数の退職者が発生。さらに2025年5月には直属の上司(課長→部長に昇格後)も退職し、同年6月からは他部署と兼務の新任課長の下で、現場のマネジメント判断の比重がより自身に寄る体制となりました。 **② 抽象的な組織方針** 組織方針として「開発生産性の向上」は掲げられていましたが、具体的な施策や優先順位はチーム側で設計する必要がありました。何をどこまでやるかの判断基準が不在の中で、チームが迷わず動ける状態を作る必要がありました。 **③ デプロイメント頻度の低さとリリース体制の属人化** デプロイメントが月2回程度にとどまり、リリースのたびにメンテナンス日を設けてシステムを停止する必要がありました。また、リリースを実行できるチームが1チームに限られており、他チームはリリースのたびにそのチームに依存していました。 #### 工夫・打ち手 **チーム自走化の設計** 「自分がいなくてもチームが自律的に判断・行動できる状態」を設計目標に据えました。私の役割は仕組みの設計者であり、最終的にはその仕組みの運用をチームに委譲して自分が不要になることがゴールです。 まず「開発生産性の向上」という抽象的な組織方針に対して、チームとプロセスの密結合を解体するという具体的な方針仮説を立てました。開発プロセスの中で無駄になっている部分をピックアップし、一つずつ潰していく形です。具体的には以下のような施策を進めました。 - リリース作業が特定チームに紐づいていた「属チーム性」を排除し、全チームがリリースできる体制を構築 - SREチームと連携してWebサーバを2台構成に冗長化し、無停止リリースを実現 - QAチームと会話し、過剰なテスト工数を整理。どんなテストが本当に必要かを合意形成 - スライドで作成していた冗長な要件定義書を、GitHub Issueレベルで十分という合意を形成し、ドキュメントの軽量化を実現 チーム内の意識改革としては、プロセスの中で閉じた意識になっていたメンバーに対して、プロセスの外に足を踏み出して実験することを促しました。「失敗したら戻せばいい、うまくいけばそれで進めましょう」というスタンスで小さな成功体験を積み重ねてもらい、自分たちで改善できるという意識を醸成しました。 - チームの成熟度に合わせて関与レベルを段階的に変化させました(具体的指示 → 支援的 → 委任的) - Working Out Loudで非同期の業務状況を共有し、時短勤務メンバーもキャッチアップ可能な環境を整備しました **リテンション施策** - メンバー一人ひとりに対して月1回の1on1を実施し、長期的なキャリアストーリーの構築を支援しました - チーム単位で自作のレトロスペクティブを実施し、半年前との比較で成長・停滞を可視化しました - 会社方針を自分の言葉で噛み砕いて伝え、メンバーの不満には共感しつつ構造的な背景を共有しました - メンバーの強みを言語化し期待を伝えつつ、組織課題との整合性を明示しました **アジャイルトランスフォーメーション** - 全チームへのスクラム導入を主導。ただし画一的な適用ではなく、チームごとの特性(プロパー/業務委託、新規開発/保守運用)に応じた運用へ柔軟にアレンジしました - バッチサイズの縮小を段階的に推進し、品質を維持しつつリリース負荷を低減しました - 保守運用チームには「1dayスプリント運用」を設計・導入し、日次で状況把握と優先度判断ができる体制に転換しました - チームの成熟に合わせてスクラムから発展させ、最終的にはXPとカンバンの要素を取り入れたチーム独自のプロセスへ進化させました #### 成果 - 組織不信により他部署から多数の退職者が出る状況下で、直接マネジメントするプロパー6名のチームからは退職者ゼロを維持 - デプロイメント頻度を課全体で月2回程度→週1〜2回に改善(約4倍) - メンテナンス日のシステム停止が不要になり、無停止リリースを実現。リリース可能なチームも1チーム→全チームに拡大 - 一部のチームで自律的な改善サイクルが定着し、コーチとしての伴走から委任へ移行

マーケティングリサーチ企業のWebアンケートカスタマイズ開発チーム(14名)のチームリーダー。年間1,500件超の案件運用における進捗管理・業務サポート・勤怠管理(36協定遵守指導)・キャリア支援・技術指導を担当。
年間1,500件超の案件を14名で安定的に運用しつつ、新規メンバーが半年以内に戦力化する再現性のある体制を構築すること。具体的には以下の2点が責務でした。 1. 中堅・ベテランしか対応できない案件が多く属人化していた状態を解消し、チーム全体のキャパシティを向上させること 2. 新規メンバーの立ち上がりを仕組み化し、個人の力量に依存しない育成体制を作ること
#### 問題・障害 **① 属人化による人材のボトルネック** チームが扱う案件には多様なバリエーションがあり、複雑な案件は中堅・ベテランしか対応できませんでした。特定のメンバーに負荷が集中し、チーム全体のキャパシティが個人の力量に依存する構造になっていました。 **② 新規メンバーの戦力化に時間がかかる** オンボーディングの仕組みが体系化されておらず、新規メンバーの立ち上がりは先輩のOJTに依存していました。教える側のスキルや時間によって育成品質にばらつきがあり、戦力化までの期間が読めない状態でした。 #### 工夫・打ち手 **ナレッジマネジメントによる属人化解消** - 中堅・ベテランしか対応できなかった案件を分析し、何が難しさの要因かを構造的に整理しました - 案件ごとの機能出現率を分析し、頻出パターンを再利用可能なプログラムとして整備。クライアントへの提供速度を大幅に改善しました - プログラム構成の簡易化と動画・テキストマニュアル化により、入社半年以内のメンバーでも対応可能な体制を整備しました **人材育成システムの設計** - 目標管理・マニュアル整備・業務フローの明確化により、新規メンバーが半年以内に戦力化する教育制度を構築しました - オンボーディング動画を作成し、教える側のスキルに依存しない再現性のある育成プロセスを実現しました - 36協定遵守指導を含む勤怠管理で、育成のスピードと持続可能な働き方のバランスを維持しました #### 成果 - 2023年度は9名を受け入れ、全員を既存メンバーと同等の量的アウトプットを出せる水準まで育成 - 属人化の解消により、チーム全体のキャパシティが向上 - 自身の離職後もチームが自走を継続(自走化設計の再現性を実証)

アピール項目


アウトプット

GitHub アカウント
あり
Qiita アカウント
未入力です
Zenn アカウント
未入力です
Speaker Deck アカウント
未入力です
SlideShare アカウント
未入力です
特にアピールしたいアウトプット
未入力です

今後、身につけなければいけないと思っている技術は何ですか?

チーム開発においてシステムが長期的に健全であり続けるための構造設計技術を深めたいと考えています。具体的には、ヘキサゴナルアーキテクチャやクリーンアーキテクチャといったソフトウェアアーキテクチャの実践知、チームトポロジーに基づくチーム構成とシステム構成の整合設計(コンウェイの法則の意図的な活用)、DevSecOpsによるCI/CDパイプラインとセキュリティの自動化、モノレポ戦略の深化、可観測性(メトリクス・ログ・トレーシング)の設計、そしてテスト戦略(テストピラミッドの最適化、E2Eテストと単体テストの役割分担設計)です。いずれも前職で部分的に取り組んできた領域ですが、チームがスケールしてもコードベースが腐敗しない仕組みを設計できるレベルまで引き上げたいと考えています。プロセス設計の引き出しを増やすためにも、技術的な基盤の強化が不可欠だと捉えています。

あなたが一番パフォーマンスを出せるのはどんな環境ですか?

役割範囲とレポートラインが明確な環境で最もパフォーマンスを発揮します。組織方針をチームの行動指針に翻訳し、プロセスを設計・改善していくのが自分の強みですが、それが機能するには「誰に対して何を担うか」が定義されていることが前提になります。逆に、複数のレポートラインの間で翻訳業務に追われる状況では、本来注力すべき仕組みづくりに集中できなくなります。 エンジニアリングに対するリスペクトがあり、互いに技術的な学びを得られる環境も重要です。プロセス改善の施策は技術的な引き出しと掛け合わせて初めて効果が出るため、自分自身も技術を学び続けながらチームと一緒に成長していける組織が望ましいです。 また、率直なフィードバックが行き交う心理的安全性のある文化を重視しています。前職では、メンバーが「失敗したら戻せばいい」と思える環境を意識的に作ることで自律的な改善サイクルが回り始めました。自分自身もそうした環境の中でこそ、仮説を立てて実験し、チームと一緒に学んでいくスタイルで成果を出せると感じています。

生成AIの活用状況

日常的な情報収集・業務活用
ChatGPTやGeminiなどのチャットツールを、情報収集、ドキュメント作成、翻訳に日常的に活用
業務でコード補完系の生成AIを活用
GitHub Copilot等のコーディング支援ツール
業務でコード生成、コーディングエージェント系の生成AIを利用
コードレビュー、テストコード生成、デバッグに生成AIを活用

キャラクター

直近で一番やりたいこと
マネジメント力を上げたい
好きなスタイル
好きな規模
自信を持って人より秀でていると言える点
学習能力 / 分析力 / 問題解決力
スキルのタイプ
得意なフェーズ
会社を選ぶ一番の基準
一緒に働く人
やりたくない分野
金融 / 広告 / ゲーム / アダルト / 仮想通貨
その他の特徴
使用言語にはこだわらない / レガシーな環境を改善できる
その他のやりたいこと・やりたくないこと
未入力です

やりたい事

手を動かして設計してコードを書きたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
価値あるプロダクトを作り成長させたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
学び続けて技術力でプロダクトに貢献したい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
意義があることや社会に貢献できる仕事がしたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
人や計画の調整・マネジメントをしたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
レガシーなシステムの保守・運用・改善をしたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
企画や仕様を考えるところから関わりたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
業務効率を改善して一緒に働く人のためになりたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
全社横断的な共通基盤作りや強化をしたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい
組織や文化を作る・成長させる仕事をしたい
絶対やりたくない
あまりやりたくない
別に普通
やりたい
絶対やりたい

基本プロフィール

年齢
今年で30代中盤
好きなテキストエディタ
VSCode
希望勤務地
東京都 / 神奈川県 / リモート勤務
家庭の事情や体調など、都合に合わせてリモート出来れば問題ない
希望年収
未入力
ご意見箱

要望、不具合報告、使いづらい点や感想など、お気軽にお寄せください。
いただいたご意見は、今後のサービス向上に活用させていただきます。

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返信を希望する場合はお問い合わせよりご連絡ください。

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