カメラSWチームのテックリードとして、開発とマネジメントを両立しました。基本設計から詳細設計、PG開発、品質改善まで工程管理を担当し、CI/CD導入や無線機能評価で品質向上に貢献。協力会社との折衝や社内連携、トラブル対応を行い、さらに技術メンバー採用にも携わり、複数名の採用を実現しました。製品ローンチ成功とチーム強化に寄与したことが強みです。
私の責務は、カメラSWチームのテックリードとして、製品とチームを最適な状態に導くことでした。具体的には、開発工程を円滑に進め、品質を担保することが最重要課題でした。基本設計から詳細設計、PG開発、テストまでの工程管理を行い、CI/CD導入や無線機能評価による品質改善を推進しました。
また、協力会社との折衝や進捗管理を通じて外部との連携を強化し、社内要望を迅速に反映できる体制を構築しました。さらに、メンバー採用や技術サポートを行い、チームのスキル向上と開発効率化を実現。結果として、製品ローンチを成功させ、ユーザー要求に応える高品質な製品を市場に届ける責務を果たしました。
## **1. 目指した状態と考え方**
私が目指したのは、
**「製品ローンチを成功させるために、品質を担保しながら開発スピードを最大化できる体制」**を構築することでした。
- 当初、カメラ制御ソフトウェアは協力会社に全面委託されており、社内に技術的な知見がほぼゼロ。
- 市場要求や社内要望を反映するには、協力会社を経由するため時間がかかり、コミュニケーションロスが多発。
- このままでは製品の完成度や納期に大きなリスクがあると判断。
そこで私は、
**「自社でカメラSWを内製化し、即時対応できる体制を作る」**という方針を打ち立てました。
これにより、社内の要望を迅速に試作に反映し、製品の完成度を高めることが可能になります。
---
## **2. 直面した問題・障害**
### **(1) 技術的なノウハウ不足**
- 社内にはカメラ制御や組み込み開発の経験者がいない状態。
- STマイクロ社のマイコン、USBカメラ制御、Wi-Fi無線、タッチパネル液晶など複数技術領域が絡む。
### **(2) 測定器や評価基準の不在**
- 無線機能の性能評価やカメラ画質確認に必要な測定器や評価基準が社内に存在せず、外部委託はコスト・時間が膨大。
### **(3) コミュニケーションの分断**
- 協力会社とPdM間で間接的なやり取りが行われ、仕様変更や追加要望が現場に届くまでタイムラグが発生。
### **(4) チーム体制の脆弱さ**
- プロジェクト中盤で参画したため、既存体制は協力会社依存。採用や教育を並行して進める必要あり。
---
## **3. 工夫したこと・解決策**
### **(1) 技術習得と内製化の推進**
- 協力会社からソースコードを巻き取り、社内でビルド・改修できる環境を構築。
- STマイクロ社のマイコン開発環境を整え、C/C++によるファームウェア開発を自らリード。
### **(2) 評価基準の確立と測定器選定**
- 外部情報を徹底調査し、社内に適した測定器を選定。
- 試作を繰り返しながら評価基準を策定し、品質改善のPDCAを回せる仕組みを構築。
### **(3) CI/CD導入と品質改善**
- 開発スピードと品質を両立するため、CI/CDを導入。
- コードレビューやテスト自動化を推進し、品質担保を効率化。
### **(4) コミュニケーション改革**
- Slackやオフサイトミーティングを活用し、情報共有を迅速化。
- 協力会社との折衝もGitHub、Redmine、Asanaで透明性を高め、進捗管理を効率化。
### **(5) チーム強化と採用活動**
- 技術メンバー採用を担当し、正社員・業務委託・インターンを含む複数名を採用。
- 採用後は技術サポートを行い、チームのスキル向上を促進。
---
## **4. 成果**
- **製品ローンチ成功**:世界初のAIを用いたインフルエンザ診断機器を予定通り市場投入。
- **品質改善**:ローンチ後のバグFIXし、市場サポートを通して市場のトラブルに対応。
- **開発体制強化**:協力会社依存から脱却し、社内で即時対応可能な体制を構築。
- **UX改善版リリース完了**:メンバー強化から、更なるリリース投入でUX改善版モデルをリリース。(操作性、無線接続性が大幅に向上し市場トラブルの減少、初動対応の容易化に貢献)
- **採用実績**:十数名中4名の採用を実現し、チーム力を強化。
---
## **5. 学びと強み**
この経験を通じて、私は
**「技術とマネジメントを両立し、ゼロから体制を構築する力」**を身につけました。
課題解決力、柔軟な対応力、品質へのこだわりは、今後の業務でも活かせる強みです。