PLとして3~4名のチームと、6ヶ月間のプロジェクトをマネージメントしていました。
具体的には、Googleガイドライン変更対応プロジェクトにおいて、予算・課題・リスク・進捗・品質の全体管理を担当し、要件定義から運用保守までの一連のプロセスを統括しました。また、メンバーのタスク管理とスケジュール調整、社内関係部署との調整も行いました。
責務は、Googleガイドライン施行日までに、ワンクリック登録解除機能を確実にリリースし、サービスへの影響を最小限に抑えることでした。具体的には以下の状態を実現する必要がありました。
1. 品質面:外部ガイドラインに完全準拠し、メール配信機能を実装すること
2. スケジュール面:施行日に間に合わせ、サービス停止リスクを回避すること
3. チーム面:メンバーが自律的に動ける状態を作り、各自の強みを活かした役割分担を実現すること
4. コスト面:期間内で開発を完了し、追加コストを発生させないこと
【基本的な考え方】
「早期のリスク特定と共有」「チームメンバーの強みを活かした役割分担」「透明性の高い進捗管理」の3点を重視しました。
【具体的な取り組み】
1. プロジェクト管理手法の統一
チーム内で管理手法がバラバラだったため、Jiraを導入してタスクの可視化と進捗管理を効率化することを提案し、採用されました。スプリント管理とカンバンボードにより、誰が何をしているかが一目で分かる状態を作りました。
2. 早期のリスク共有
週次で上長に進捗報告を実施し、判断に迷う点や遅延の兆候があれば、すぐに相談しました。例えば、社内API連携部分で仕様確認に想定より時間がかかった際、早めに共有したことで、優先度の見直しやスケジュール調整の提案をいただき、手戻りを防ぐことができました。
3. メンバーの強みを活かした役割分担
チーム内にテストが苦手なメンバーがいたため、得意な設計・実装業務に注力してもらい、私がテスト設計をカバーする形で柔軟に役割を調整しました。
【直面した問題と工夫】
問題1:スクラム開発の知識不足
初めてスクラム開発を導入することになり、学習に時間がかかりました。書籍や経験者への質問で学習を進めましたが、時間不足という課題が発生しました。そこで、学習項目に重要度を付け、優先度の低い項目をスキップすることで、必要な知識を効率的に習得しました。
問題2:外部ガイドラインの解釈
Googleガイドラインの技術的な要件(List-Unsubscribeヘッダーの実装等)について、当初解釈が難しい部分がありました。公式ドキュメントを精読するとともに、検証環境で早期に動作確認を行い、不明点は上長に相談することで、仕様の誤解を防ぎました。
問題3:社内API連携のスケジュールリスク
社内APIのリリーススケジュールとの調整が必要でしたが、API担当チームとの定例ミーティングを設定し、週次でお互いのスケジュールや仕様変更を共有する仕組みを作りました。これにより、API側の仕様変更を早期にキャッチでき、手戻りを防止できました。
【結果】
これらの取り組みにより、施行日までに計画通りリリースを完了し、上長から評価していただきました。また、Jiraによる管理手法がチームの標準として定着し、今後のプロジェクトでも活用されています。