ナカ

**概要** 新規導入した加工方法に対する見積り作成のための社内Webシステムを新規開発。既存システムでは対応不可で属人化していたため、標準化と情報共有を目的として開発を担当。 **チーム規模 / 役割** エンジニア1名（私） 要件ヒアリング / 要件定義 / 画面設計 / DB設計 / 実装 / テスト / 社内オンプレ環境構築 / 運用保守 --- ### 課題 - 新規加工方法に既存システムが対応しておらず、毎回担当者が手計算していた - 見積り内容を共有できず、営業や他部署では確認できない状態だった - 属人化が進んでおり、担当者以外は見積もり作業ができなかった - 加工機との通信により工程データ取得が必要だったが、取り組めていない状態だった --- ### 技術的な打ち手・工夫 - 現場担当者・営業・上司の4名へヒアリングを行い、用語定義と計算ロジックを整理 - 通信仕様書を読み込み、機械と通信して加工条件データを取得する処理を実装 - 加工条件（速度・材質・加工長・工具種類等）を変数化し、計算式を共通化 - 見積データは変更不可設計とし、履歴管理の完全性と一意性を確保 - 既存システムのデータベースには読み取りのみでアクセスし、競合を回避 - UIは既存業務プロセスに合わせ、初回利用時の負荷を低減 - ドキュメント整備とコードの可読性を重視した設計 --- ### 使用技術 | 項目 | 内容 | |------|------| | 言語 / FW | PHP / Laravel, JavaScript | | DB | MySQL | | インフラ | 社内オンプレ環境（Linux/ Apache） | | その他 | ER図, 要件定義書, 操作マニュアル, ログ設計 | --- ### 成果 - 見積り履歴共有により部門間で即座に内容確認が可能に - 週約1時間必要だった見積作成時間を約10分へ短縮（80%以上削減） - 属人性を排除し、業務を複数人で分担できる体制を実現 - 社内にて現在も利用が継続 ---

**概要** 社員約200名規模の工場で稼働する基幹となる生産管理システムの開発・保守を担当。受注登録、製造指示、進捗管理、出荷までを一元管理する社内オンプレ環境のシステムであり、工場運営に不可欠な役割を担う。 **チーム規模 / 役割** エンジニア4名（自社開発チーム） 担当領域：受注機能の開発・改善、UI修正、パフォーマンス改善、障害対応、テスト計画作成、問い合わせ対応、運用保守 --- ### 課題 - 要望が口頭で寄せられるため仕様認識に齟齬が発生しやすかった - 受注画面は顧客ごとに取り込み形式やデータ構造が異なり、複雑で保守性が低かった - 外部ファイル取り込み時のDBアクセスやデータ取得処理が重く、性能劣化が発生していた --- ### 工夫 - ヒアリングを通じて業務フローと定義を整理し、仕様を明確化。仕様書として共有して認識統一 - 受注画面（十数社分）に対し、機能共通化と処理整理を実施することで可読性・保守性を向上 - DB・ファイル取得処理のタイミング整理とクエリ改善によりパフォーマンス改善を実施 - 既存の類似機能がある場合は、仕様追加前に事前確認を行い、冗長な機能追加を防止 - UIの入力チェックや警告表示の追加により、業務ミス予防を強化 --- ### 使用技術 | 項目 | 内容 | |------|------| | 言語 / FW | VB.NET | | DB | SQL Server / Access | | インフラ | 社内オンプレ（Windows Server / IIS） | | その他 | ヒアリングによる要件整理 / テスト計画 / パフォーマンス改善 / 操作マニュアル作成 | --- ### 成果 - DBアクセス時間を **約60%短縮**（パフォーマンス改善により操作待ち時間を削減） - 業務手戻りの削減に貢献し、後工程での作業効率を改善 - 安定稼働と保守性向上により、基幹システムとしての信頼性向上に貢献