【プロジェクト概要】
• 空港業務の生産性向上を目的とし、生成AIを活用した業務支援システムを新規開発。
• 社内の膨大なドキュメント資産をAIで活用することで、業務効率化・ナレッジ共有を促進し、現場課題の解決を目指す。
【チーム体制・役割】
• プロジェクト規模:26名(自身は設計・開発をリード、一部チームリーダー)
• RAG機能(Retrieval-Augmented Generation)開発全般を担当
• インデクサ開発ではチームリーダーとして設計・実装を主導
【実績】
■ RAG(Retrieval-Augmented Generation)機能の設計・実装
• 概要/目的
社内ドキュメントからAIが自動で最適な回答を生成するQ&A機能を開発。
• 担当内容
- フロントエンド(React/TypeScript)でのQ&A UI設計・実装
- バックエンド(FastAPI/Python)でのRAGパイプライン実装
- データベース(ベクトルDB・SQL/NoSQL)設計・連携
- Embeddingモデル・プロンプト設計など、AIワークフロー全体の設計・PoCも推進
• 課題・工夫・使用技術
- セキュアな社内環境下での高速検索/権限管理(Azure AD連携、認可設計)
- 社内ドキュメントの多様性・例外的なファイル構成にも柔軟対応できるデータパイプライン設計
■ インデクサ(ドキュメント差分検知・同期)開発・マルチモーダル対応
• 概要/目的
社内GoogleドライブやWebサイトを定期クロールし、1分単位で差分をリアルタイム反映するインデクサを開発。
• 担当内容
- インデクサ設計・実装(Python, Azure Durable Functions, Google API, etc.)
- チームリーダーとして開発方針策定・設計レビュー・進捗管理も担当
- Officeファイル(Word, Excel, PowerPoint)、画像(OCR処理)、音声ファイル(文字起こし)等のマルチモーダルデータ対応ロジックを開発
• 課題・工夫・使用技術
- スケーラビリティ/耐障害性の両立を目指し、Durable Functionsによる分散処理・リトライ設計を導入
- Google Drive・Webサイトなど多様なデータソースを統合管理できるアーキテクチャを設計
- ファイル更新差分のベクトルDB(AISearch)へのリアルタイム反映
- ノイズ除去・権限ごとのアクセス制御など現場運用の課題にも柔軟に対応
【成果・効果】
• クライアントが掲げる**「社内全ドキュメントのAI検索・Q&A」基盤構築に中心的に貢献**
• 複数データソース・マルチモーダルへの柔軟な自動連携を実現し、現場ユーザーから「業務問合せ時間が大幅短縮」「ナレッジ活用の裾野拡大」等の定性的評価を獲得
• インデクサによる差分同期の高速化・自動化
【アピールポイント】
• 生成AI×ベクトルDBを用いた業務システムの設計・実装・運用推進経験
• RAG・マルチモーダル処理など、先進技術を現場業務に即した形でプロダクト化した経験
• 分散処理・高可用性アーキテクチャ設計/リーダーとしての開発・進捗推進
• ドキュメント管理の標準化・業務効率化に技術で大きく貢献