## VBAを用いた業務効率化ツールの作製
### プロジェクトの概要
国のコロナワクチン接種記録システム管理(リーダーとして)を行なっていた。その際に予診票の入力データと国の記録システムの整合性を合わせ、正しいデータを作成しアップロードする必要があったが、作業時間がかかっていた。VBAを一から学習し、Excelファイルの自動読み込み、CSV出力機能、ファイル名指定機能などを含んだツールを作成し、作業時間の削減を行なった。
### チーム情報
開発は1人で行なった。作製後、別の職員にテストを依頼した。
### 開発・実装内容A
【どのような機能の開発・実装か】
所定フォルダ内にあるExcelファイルを1つのExcelファイルへ取りまとめする機能。
【課題・問題点】
医療機関から届く予診票について水準ごとにExcelに入力及びファイル作成を行なっていた。予診票の入力データと国の記録システムの整合性を合わせる際に、1つのファイルに全て取り込んだ上で作業を行なっていたが、ファイル数が多いと取りまとめにも時間がかかり、コピーアンドペーストを謝る可能性もあった。
【打ち手・使用した技術】
・ファイル作成方法の見直し及びファイル数の削減(他のメンバーに話を行い、できる限りファイル数を削減できる方法を提案)
・VBAを用いた、所定フォルダ内のExcelファイルを同じシートに取りまとめる機能
全実装内容に共通するが、VBAはそれまでに触ったことがなかった。1冊の本で基礎知識を学習した後、開発要件を書き出し、コードの書き方を調べながら、実装とテストを行った。
### 開発・実装内容B
【どのような機能の開発・実装か】
国のシステムへアップロード用のcsvファイルの一括作成とファイル名の指定
【課題・問題点】
国のシステムにアップロードする際はコロナワクチンの接種回種ごとにデータを作成し、アップロードする必要があった。元々は手作業で回数ごとのExcelシートを作成し、名前をつけて保存→ファイル名の指定を行っていたが、効率が悪かった。
【打ち手・使用した技術】
・マクロを実行できる環境を整えるため、使用していたExcelのフォーマットを修正
・VBAを用いて各シートのcsv出力機能を実装(シート名の例:1回目,2回目,3回目,4回目)
・csv出力の際にファイル名を指定する機能を実装。Excelフォーマットの見出しに、出力したいファイル名(例:20250902)を入力すると、"ファイル名"+"シート名".csv に出力される。
・誰でも使用できるように、使い方を示したシートを作成。