【プロジェクト名】
金融動画教育プラットフォーム(toC)のバックエンド開発および保守運用
【プロジェクト概要】
一般ユーザー向け金融教育サービスのバックエンド開発を担当。レガシーな技術スタックにおける負債解消から、売上に直結する新規機能の開発、パフォーマンス改善、運用効率化までを幅広く主導しています。
【技術スタック】
言語/環境: PHP (独自フレームワーク / レガシー環境), jQuery, MySQL
インフラ: AWS (EC2, RDS)
ツール: GitHub, Slack, チケット管理ツール
【業務内容と工夫した点】
売上増に直結する「2分割決済機能」の提案・実装
高額商材の購入時、クレジットカードの利用限度額オーバーによる離脱が課題となっていました。この機会損失を防ぐため、「カード+カード」や「カード+銀行振込」による分割決済機能を提案し、実装を完遂しました。
技術的配慮: 決済実行前にデータの存在確認(二重決済防止バリデーション)を実装し、金銭を扱うシステムとしての整合性を担保。
ビジネス成果: 導入後、月間約400万円の売上純増を達成。
決済基盤のデータ構造最適化と安全な移行(バックフィル)
サブスクリプション決済におけるデータ管理の不整合を解消するため、データの集約化とDB設計の修正を主導しました。
保守性向上: 決済種別ごとに分散していたデータを共通テーブルへ集約。領収書発行や集計ロジックを共通化し、コードの複雑性を大幅に低減しました。
バックフィル: 稼働中の本番環境において、数千件規模の過去データを整合性を保ちつつ新構造へ移行。事前検証と計画的な実行により、停止なしでの移行を完了させました。
パフォーマンス改善によるシステム安定化(N+1問題の解消)
データ増加に伴い、一覧画面で500エラーが発生していた箇所を特定。クエリ最適化(N+1問題の解消)によりエラーを完全に払拭し、表示速度を約2秒まで高速化(劇的なUX改善)を実現しました。
運用効率化に向けた配信基盤の非同期化(メールキューの実装)
大量配信時の負荷分散とレスポンス速度向上を目的に、DBとcronを用いたメッセージキュー方式を設計。
信頼性: DBステータス管理による二重送信防止と、最大3回のリトライメカニズムを構築。
柔軟性: テンプレートのDB管理化により、非エンジニア部門で文面修正ができる仕組みを構築し、開発工数を削減しました。
ドメイン理解への投資と能動的な提案
顧客と同じ目線で仕様を検討するため、自らも投資を開始しドメイン知識を深めています。これにより「エンジニア目線」「顧客目線」の両軸で、集計処理の高速化など現場に即した改善提案を行っています。
【成果】
直接的な収益貢献: 2分割決済の導入により、月間400万円規模の売上機会を創出。
システム安定性の劇的向上: 500エラーの解消、レスポンス高速化、配信リトライ機能による信頼性向上を達成。
運用・マーケ施策の加速: テンプレート自律化により、エンジニアのデプロイを介さない迅速な施策実行を可能に。