# プロジェクト概要
## 目的、背景
- クラウド基盤新規構築およびオンプレメールシステムのクラウド移行
- クラウド基盤新規構築およびオンプレWebシステムのクラウド移行
## 規模感、チーム構成、担当した役割
- 100人月
- チーム構成
- プロジェクトマネージャー 2 名
- プロジェクトリーダー 2 名
- 要件定義チーム 5 名
- 構築・設計・テストチーム (コンポーネントごとに 5 〜 10 名)
- 移行チーム 7 名
- 品質評価チーム 4 名
- 担当した役割
- メンバーとして参画 (要件定義、構築、設計、テスト、移行、品質評価サポート)
## 使用技術や開発環境等
- Linux, Windows
- KVM, Kubernetes, Dovecot Pro, Cassandra, MariaDB, OpenLDAP, OpenAPI, Python, jquery, Perl, lua
# 取り組んだ課題
## どんな課題だったのか
- VM で構築していたシステムの Kubernetes 化
- データ移行ツールの内製
- 顧客向け操作説明書の作成
## 技術的なアプローチや工夫した点
- 品質評価チームと連携してシステムテスト期間の短縮を図った
- データ移行時間の短縮にマルチプロセスとマルチスレッドそれぞれで実行時間の計測を実施した
- 操作説明書の作成を早い時期に行いシステム要件の再確認を実施した
- ソフトウェアベンダー提供の操作説明書は機械翻訳のため可読性が低く 7 割の文章を書き直した
# 取り組みの成果
## VM で構築していたシステムの Kubernetes 化
- 定期的に勉強会を設けてメンバーのスキルレベルを合わせることができた
- マニフェスト管理ツール導入により環境差分管理の省力化につながった
## データ移行ツールの内製
- パフォーマンスチューニングを兼ねた結合テストの実施で横断的に考慮漏れやボトルネック箇所を効率よく発見できた
- プログラム初心者にもわかりやすくコード記述したことで別プロジェクトのデータ移行ツールとして使われることになった
## 顧客向け操作説明書の作成
- 操作説明書の早期提出によって顧客から不要機能のフィードバックを受けコストカットにつながった