【UI基盤ライブラリの開発】
役割:プロジェクトリード・テックリード
チーム構成:エンジニア4名、デザイナー4名、プロダクトマネージャー1名
事業規模の拡大に伴い数十のプロダクトが存在する中、ボタンやフォームなどの基本的なUIコンポーネントは統一されていたが、画面レイアウトレベルでの一貫性は確保されていなかった。類似のUIパターンが各プロダクトで個別に実装され、開発効率とユーザー体験の両面で改善の余地があった。
ユーザーが複数プロダクト間を移動しても一貫した操作感を提供し、開発プロセスにおける設計議論や実装コストを削減するため、より大きな粒度のUIコンポーネントライブラリ(Atomic DesignにおけるLevel 3・4相当)である「標準UI」の開発・導入プロジェクトを発足。ライブラリの設計・開発を主導するとともに、各プロダクトチームへの導入支援とフィードバックに基づく継続的な改善を行った。また、AIを活用しエンジニア以外のメンバーでもライブラリを使用したコードを生成できるワークフローの構築やMCPの実装にも取り組んでいる。
参考資料:
・https://developers.freee.co.jp/entry/introducing-standard-ui
・https://www.youtube.com/watch?v=rEi1Htf3CSU
【プロダクト共通ナビゲーションコンポーネント開発】
プロダクト間で共通のナビゲーションメニューを提供するためのフロントエンドコンポーネントとそのバックエンドとなるマイクロサービスを開発。各チームの導入支援を併せて行い、主要プロダクトのUIを統一するとともにサービス間の行き来を容易にした。
【申請・承認ワークフローの共通コンポーネント開発】
プロダクト間の横断的な申請・承認のワークフローを行う基盤を容易に導入できるよう、BFFとフロントエンドコンポーネントを開発。水平型のマイクロフロントエンドアーキテクチャを採用し、WebComponentsによるカプセル化を行うとともにコンポーネント単位での独立したデプロイ体制を構築した。
【権限管理の共通コンポーネント開発】
ユーザー属性や契約プランに応じて機能の可視性・利用権限を制御する基盤のフロントエンドを実装。制御用のコンポーネントとカスタムフックを共通ライブラリ化し、全プロダクトで再利用可能にした。