グロースチーム全体の立ち上げと、KPI設計・施策実行・データ分析のサイクルをマネージメントしていました。具体的には、マーケター2名・デザイナー1名からなる4名チームのグロースリードとして、チームの方向性・優先順位・開発プロセスを統括しました。
チームが「正しい課題に集中し、高速に仮説検証できる状態」にする責務がありました。具体的には、①重要KPIへの認識がチーム全体で統一されていること、②データに基づいた筋の良い仮説を自律的に立てられること、③スプリント単位で施策を実装・検証・改善するデリバリー文化が定着していること、の3点を目指しました。
まず根本課題の特定から始めました。チームが機能していなかった原因は「KPIが多数乱立し、どの指標を動かせばビジネスに貢献できるのかが不明確だった」点にあると判断しました。そのため、最初に収益構造と顧客課題を丁寧に紐解き、本当に重要なKPIを厳選して再定義することを最優先としました。
障害としては、KPIを絞り込む過程でステークホルダーや他メンバーとの認識齟齬が生じやすかったことが挙げられます。「なぜこの指標を重視するのか」という背景を一度説明しただけでは浸透せず、意思決定のたびに文脈が失われる場面がありました。そこで、KPIの重要性と背景をドキュメント化し繰り返し説明する場を設けるとともに、ステークホルダーとの定期的な認識合わせの仕組みを構築することで、チーム全体の「共通言語」として定着させていきました。
また、仮説検証の精度を高めるためにユーザーアンケートやインタビューを積極的に取り入れ、定性データと定量データ(Amplitude・MetaBase)を組み合わせた分析基盤を整備しました。これにより、感覚ベースではなくデータに裏付けられた意思決定ができる環境を作り、結果としてチーム発足から約2ヶ月で重要KPIを10%以上改善することができました。