### 概要
freee人事労務の利用者拡大のために変形労働制に対応した。
#### プロジェクト規模
平均 5~6 人チームでのアジャイル開発
#### 役割
スクラムマスター、設計、コーディング、コードレビュー、ユニットテスト、バグの調査と修正
#### プロジェクト詳細
##### 仕様技術
- UI実装
- React.js
- コードベースが大規模なため、変更が容易なようにReact Hooksを使ってコンポーネントの関心ごとに分割した設計を行いました。
- TypeScript
- Formik
- 事業所向けの設定画面の入力フォームにFormikを使用し、フロント側でのバリデーションを行うことで無駄なAPIリクエストを削減しました。またモーダルのままエラーが表示されるのでユーザーが何を間違えたのか分かりやすく設定してから躓くことが無いようになるべく小さい範囲でエラーを出すようにしています。
- バックエンド
- Ruby on Rails
- フォームのバリデーションだけでは判別しきれないエラーの実装を行っています。
- Rspec
##### デザイナーとの実装スピードアップのための取り組み
デザイナー、エンジニアともに社内デザインシステムを用いた開発を行っていましたが、デザイナーの作ったUIを確認しエンジニアがそれと同じものをデザインシステムのStorybookでコンポーネント名を確認してから実装。なければデザインシステム側に実装すべきか、プロダクト内に独自に作るかを判断する必要がありました。
そこでデザイナーに協力してもらい、デザインをしてもらう段階でFigmaのコンポーネント名をStorybook上のコンポーネント名に揃えてもらうことでエンジニアのフロントエンドの実装スピードを向上する取り組みを行いました。
改善の結果、デザインの相違の減少やデザイナーとの議論のしやすさが上がるなどの結果が得られました。
##### マネージャーからのスクラムマスター業務の引き継ぎ
多忙なエンジニアリングマネージャーからスクラムマスターの引き継ぎを段階的に行いました。
スクラムマスターの経験がなく、チームの課題が明確に見えなかったため、他のチームのスクラムイベントに参加し自分のチームで上手く機能しそうなやり方を取り入れながら改善を行いました。
https://developers.freee.co.jp/entry/start-scrum-with-low-cal
改善の結果、マネージャーから実装タスクを取りやすくなったとのフィードバックがありました。