主力事業であるECプラットフォームが新型コロナウィルスによる社会変化により急成長を遂げ、より大規模なショップを運営するオーナーが急激に増えたことにより、既存の機能の改善が喫緊の課題であった。そこで開発チームを再編し、ショップオーナーにとって重要なコアな既存機能の改善に取り組むための組織を作ることになり、その開発グループのマネージャーを担当した。
2021年4月〜2022年12月
# 環境
メンバーは15名(内業務委託8名)
グループ内でバックエンドとフロントエンドの職能別で2チームを持ち、フロントエンド側のメンバーは自分がマネジメントし、バックエンド側は別のMgrに任せる形。
# 業務内容
採用・評価などのピープルマネジメント全般と、一部PJの開発進行など。
プロダクトの課題としては明確で、やりたいこと自体はある程度はっきりしており、とにかくその開発を素早く遂行することが重要であった。
# 課題
後で書く
# 成果
注文管理機能、商品管理機能などのコア機能の改善を中心に成果を上げた。
一定期間の後役割を終えたため解散し、新規機能開発を中心とした開発グループに再編された。
複数チームのEM業務
カートシステムを運用開発するチーム
様々な新規機能開発を担当するチーム
カートシステムを運用開発するチーム
様々な新規機能開発を担当するチーム
の2チームのマネジメントを担当。
業務としては、PJの開発進行はチームのEPM(スムーズな開発進行を責務としたロール)などに任せ、採用・評価などのピープルマネジメントを中心としたもの。
2023年1月〜2025年9月
# カートシステムを運用開発するチーム
このチームは、十分に経験を積んだメンバーが多く、運用業務も問題なくこなしていたが課題もあり、下記のような改善のアクションをとった。
## ドメイン知識が一人のベテランエンジニアに集中していること
社歴の長いベテランエンジニアが、決済関連のドメイン知識を持ってチーム内の意思決定や課題解決のほとんどを行っている実情があった。
まずはなるべく課題解決の機会が分散できるよう、もともとあった輪番制の運用業務を定期的に見直し、しっかりと業務として渡せるような環境を維持した。
また、決済関連の経験が長いエンジニアを採用することで、中心となるベテランエンジニア一人でなく二本柱でチームを支えられるような環境を作った。
## 変化がなくある種のコンフォートゾーンにある状態であること
運用業務はしっかりと定常業務として定義されうまく回っており、新規の機能開発もそこまで積極的に行われることもない時期が続いており、若干マンネリ気味な状況があった。
まずは2名のメンバーに社内異動により別チームから入ってもらい、技術や決済関連のドメイン知識を獲得し仕事の幅を広げていってもらいつつ、チームの活性化を図った。
また、前述した新たに採用したエンジニアを中心に、より安定的な運用を実現できるよう一層の監視体制の強化を行ったり、今までSREチームに任せていたキャパシティプランニングなどをカートチームも一緒に行うことができないか企画を練るなども行った(こちらはまだ未実施)。課題を提示して、自発的に技術改善を行っていけるサイクルを作れないかを現在も模索している。
# 様々な新規機能開発を担当するチーム
このチームは、比較的経験のあるエンジニアが少ないことで、技術的な意思決定に都度時間がかかることが大きな課題となっていた。
そこで、2名比較的グレードの高いエンジニアを採用することで、チームのレベルアップを図ることでより迅速かつレベルの高い意思決定(より技術負債を生まないようなソリューションを出せるなど)を実現できた。
また結果的に新たに入社したメンバーにはテックリードに次ぐテック軸のロールを渡すことができ、会社の技術力を底上げすることができた。