情シスチームの若手メンバー育成
入社前の会社(若手メンバー)の状況
- 情シス担当は若手メンバー 1名のみ
- 情シス担当としての経験が少ない
- 会社で扱っているものは知っているものの何から始めていいのかわからない状態
- 情シス担当としてのスキル向上
- コーチングできる関係性を構築する
- 主体的に業務を進められる環境をつくる
【情シス担当としてのスキル向上】
情シスやエンジニアリングのベース知識がない状態からのスタート。エンジニアリングの興味を引き出す取り組みとしてAWSに関するカリキュラムを用意した。
- IAMの管理・運用
- AWS CLIの使い方
- S3の使い方
- Route53について
- 静的サイトの作成とS3への設置
情シスのAWS入門としてのカリキュラムと静的サイト作成から公開までの簡単なアーキテクチャ解説などを行い、興味を引き出すと共にパブリッククラウドの管理・運用のためのスキルを積み上げるきっかけを作った。
【コーチングできる関係性を構築する】
コミュニケーションが取れないと何も進められないので心理的安全性を確保しつつ議論、会話ができる関係を構築することに取り組みました。
- 自己開示を自分から行い、仕事へのスタンスを共有する
- 積極的に失敗していいという空気を作る
- 失敗してもいいのでスピード感を大事にする
- コミュニケーションを計画的にとる
- 1週間の振り返りを目的とした雑談会を実施
- テキストコミュニケーションで不安を感じたら会話も織り交ぜる
- リモート中心ながらもいつでもコミュニケーションを優先的にする
これらの取り組みで距離を近づけつつ業務や目標の方向性を揃えていくという成果を出した。
【主体的に業務を進められる環境をつくる】
入社前は属人化した業務やヘルプデスクによる作業の増加などが多く、改善にまで手が出せない状況で主体的な仕事ができていなかった。
また、行っている業務の視認性が悪く、何をしているのかが見えづらかったので可視化することも課題してあった。
- 日報の習慣化
- 毎日アウトプットすることで情報を共有することを習慣化させる
- その日一日で何をやったかを整理する時間をつくる
- 仕事内容や成果の発表もコミュニケーションの一環とした習慣化
- Notionによる情シス内のタスク管理
- チケット化によるタスク管理は習慣化させるにはハードルが高いと考えたので簡易管理から始めた
- タスク管理することで雑談会で状況を整理しやすくなった
- タスクのフォローアップがしやすくなった
「正しいやり方」ではなく「今の状況に合ったやり方」を導入し、一緒に試行錯誤することを共有しながら取り組むことも主体性を生むことに貢献した。