ID:77753さん

# **会員ランク制度導入プロジェクト** 予約が取りにくい状況を改善するため、新たに**会員ランク制度**を導入し、 上位ランクの会員が優先的に予約を取れるよう**予約システムを改修**しました。 また、会員特典として**定期商品配送サービス**を開始し、 運営中のECサイト（**EC-CUBE**）と連携した機能や**定期決済システム**の開発を行いました。 **リードエンジニア**として、**プロジェクトの設計・開発・運用全般をリード**しました。 --- ## **■ 規模** - エンジニア：10名 - デザイナー：6名 - ビジネスサイド：10名 --- ## **■ 主な役割と対応策** ### **① 予約ロジックの改修** #### **課題** - 既存の予約システムは「先着順」ベースであり、人気の時間帯はすぐに埋まるため、特定の顧客層（長期契約・高額プラン利用者など）の満足度が低下していた。 - 予約の優先順位を動的に変更する必要があったが、**既存システムが単純なFIFO（First In, First Out）方式**で設計されており、ロジックの大幅な変更が必要だった。 #### **工夫** - **会員ランクごとに予約の優先順位を決定するアルゴリズム**を導入し、データベース設計（インデックス等）を見直し。 - **負荷テストを実施**し、ピークタイムのパフォーマンスを最適化（SQLチューニング）。 --- ### **② ECサイトとの連携開発** #### **課題** - EC-CUBEを利用した特典商品の配送機能を開発するにあたり、予約システムとの**データ整合性**を保つ必要があった。 - 定期配送のスケジュールと決済処理を一元管理しなければならず、**定期課金の失敗時のリカバリー処理が未実装**だった。 #### **工夫** - **イベント駆動アーキテクチャ（EDA）を採用**し、予約完了時に配送処理のトリガーを自動で発火。 - **EC-CUBEの定期決済プラグインをカスタマイズ**し、決済失敗時のリトライ処理を実装（3回までリトライ）。 - **配送処理を非同期で実行**することで、予約処理と分離しパフォーマンスを向上。 --- ### **③ プロジェクト管理** #### **課題** - 複数のチーム（エンジニア・デザイナー・ビジネスサイド）が関わるため、**仕様変更が頻繁に発生しやすく、開発の進行に影響を与えるリスクがあった**。 - 開発チーム間の情報共有が不十分で、**実装の重複や手戻りが発生**する可能性があった。 #### **工夫** - **スクラム開発を導入**し、週次スプリントで仕様変更を吸収しやすい開発体制を構築。 - **仕様をBacklogに定義**し、エンジニア・デザイナー・ビジネスサイド間で共通認識を持てるようにドキュメントを整備。 --- ## **■ 成果** - 予約の公平性を向上し、**予約の取りやすさを大幅に改善** - ECサイトとの連携により、**会員向け特典の利便性を向上** - 新システム導入後、**予約完了率の向上・業務効率化を実現** --- ## **■ まとめ** このプロジェクトでは、予約システムのロジック変更とECサイトとのシームレスな統合が求められる中で、 **「パフォーマンス最適化」「データ整合性の確保」「アジャイルなプロジェクト推進」** という3つの観点で工夫を行いました。 その結果、**予約の取りやすさ向上・業務効率化・システムの安定性向上**を実現しました。

# **新脱毛機導入プロジェクト** 店舗で使用する脱毛機を最新機種へ更新するプロジェクトを担当。 新脱毛機の導入により施術時間が短縮されることを受け、**予約システムや関連業務システムの改修を担当**しました。 特に**PHPを用いた予約データの一括更新バッチ処理の開発**を中心に行い、 **JavaやVB.NETを活用した周辺システムの連携改修**にも取り組みました。 --- ## **■ 規模** - エンジニア：7名 - デザイナー：3名 - ビジネスサイド：20名 --- ## **■ 主な役割と対応策** ### **① バッチ処理開発** #### **課題** - 既存システムでは**施術時間の一括更新機能がなく、手動更新は不可能**だった。 - 数百万件の予約データを処理する必要があり、**単純なSQL更新ではパフォーマンス低下やシステム負荷の増大が懸念**された。 - **処理失敗時のロールバック機能が未整備**であり、一部のデータが破損する可能性があった。 #### **工夫** - **バッチ処理をジョブキューとして実装し、分割処理を適用**。 - 予約データを時間帯ごとに区切り、**段階的に処理を実行**することで負荷を分散。 - **トランザクション管理（PostgreSQLのトランザクション機能）を導入し、データ不整合を防止**。 - 処理途中でのエラー発生時は、自動ロールバックによりデータ整合性を確保。 --- ### **② 周辺システム改修** #### **課題** - **脱毛機の施術時間短縮により、POSシステムや電子カルテの予約時間枠を変更する必要**があった。 - **契約内容に応じた料金変更が必要**だが、旧システムでは動的な料金変更の仕組みが未整備だった。 - システム間のデータ連携が複雑であり、**複数のシステムが影響を受ける改修のリスクが高かった**。 #### **工夫** - **電子契約システムの改修** - 施術時間変更時に、**契約料金の自動調整機能を追加**し、バックオフィス業務の負担を削減。 - **料金計算のロジックをAPI化**し、POS・予約システムと統合。 - **POSシステムの更新** - **新料金体系に対応したプラン管理機能を追加**し、リアルタイムで契約情報を反映。 - **システム間のデータ連携を強化** - 予約変更・施術記録・決済処理のイベントを連携し、システム間の処理負荷を軽減。 - 予約システムとPOSの同期をリアルタイム化し、**業務オペレーションの遅延をゼロに**。 --- ### **③ チームリード** #### **課題** - **エンジニア・ビジネスサイド間で仕様変更の調整が頻発し、開発スケジュールに影響**。 - **大規模なシステム改修により、影響範囲が広く、品質管理が難航**。 - **夜間の本番リリース時に万が一のトラブルが発生した場合のリスク管理が必要**。 #### **工夫** - **アジャイル開発を導入し、短期間での仕様調整を可能に**。 - ビジネスサイドと週1回の仕様確認ミーティングを実施し、開発の方向性を調整。 - **テスト環境を本番環境に近い形で再現し、品質向上を推進**。 - **夜間リリース時のリスク軽減策として、フェーズごとのデータバックアップ機能を実装**。 - 本番環境のデータを分割保存し、リリース時に問題が発生した場合は迅速に復旧できる仕組みを構築。 --- ## **■ 成果** - **予約システムの更新により、新脱毛機導入後の業務効率化を実現** - **大規模データ処理の最適化により、バッチ処理の安定稼働を確保** - **電子契約・電子カルテ・POSの改修により、店舗オペレーションをスムーズに移行** --- ## **■ まとめ** このプロジェクトでは、**「バッチ処理の最適化」「POS・電子契約との連携強化」「開発プロセスの改善」** の3つを重点的に対応。 特に、**システム全体のデータフローを最適化し、パフォーマンスと安定性の向上を実現**しました。 結果として、**新脱毛機のスムーズな導入と、業務効率化・顧客満足度の向上に大きく貢献**しました。

# **カウンセリング予約機能全面刷新プロジェクト** 従来のカウンセリング予約システムでは、予約希望日を入力し、可能な時間帯を表示する一般的なフローでしたが、**予約の取りやすさと利便性を向上**させるため、**デザインと機能を全面的に刷新**しました。 これにより、ユーザーの予約体験を改善し、予約率の向上に貢献しました。 --- ## **■ 規模** - エンジニア：5名 - デザイナー：1名 - ビジネスサイド：5名 --- ### **主な役割と対応策** ### **① カレンダー形式での空き状況表示** #### **課題** - 既存システムでは、**予約可能枠をテキスト形式で表示**していたため、ユーザーが希望日時を探しにくかった。 - 予約可能枠のデータ取得処理が非効率で、**検索に時間がかかる**ことがあった。 #### **工夫** - **カレンダーUIを導入**し、直感的に予約可能枠を確認できるよう改善。 - **バックエンド（PHP）で予約枠APIを最適化**し、予約可能枠のレスポンス時間削減。 --- ### **② リコンファーム機能（予約確認・再通知）** #### **課題** - 無断キャンセルが多発し、予約枠の最適利用ができていなかった。 - 予約確認のためのリマインド通知が手動で行われており、運用負荷が高かった。 #### **工夫** - **LINEやスマホ通知を活用し、リマインド通知を自動化**。 - 予約2日前と前日にSMS/メールで通知し、**予約の確認率を向上**。 - **予約未確認の場合、自動キャンセル処理を導入**し、直前の空き枠を他のユーザーへ開放。 --- ### **③ ソーシャルログイン機能** #### **課題** - ユーザーが新規登録時に手間を感じ、離脱率が高かった。 - 既存会員と新規会員の情報を統合する仕組みが不十分だった。 #### **工夫** - **Google OAuth、Yahooログイン、LINEログインを導入**し、ログイン・予約手続きを簡略化。 - **既存会員データとの統合処理を実装**し、重複登録を防止。 --- ### **④ カウンセリング情報の事前入力機能** #### **課題** - カウンセリング当日に、手書きでアンケートを記入する手間がかかっていた。 - 記入漏れや不明瞭な回答が発生し、業務効率が低下していた。 #### **工夫** - **カウンセリング前にオンライン入力フォームを導入**。 - **入力内容を電子カルテと自動連携**し、事前情報をスムーズに反映。 - **必須項目のバリデーションを強化**し、不完全な情報の送信を防止。 --- ## **成果** - **直感的なカレンダーUIの導入により、予約完了率が向上** - **リマインド通知機能の導入により、無断キャンセル率を削減** - **ソーシャルログイン対応で、ユーザーの利便性が向上** - **カウンセリング準備の効率化で、業務の負担を軽減** --- ## **■ まとめ** このプロジェクトでは、**「予約体験の向上」「キャンセル削減」「ユーザー負担の軽減」** の3つを重点的に対応。 特に、**フロントエンド・バックエンドの両面から改善を実施し、UXと業務効率の両方を向上**しました。 結果として、**予約率の向上・業務負担の削減・ユーザー満足度の向上に大きく貢献**しました。

# **予約検索機能の全面刷新プロジェクト** 既存の**脱毛部位ごとの予約検索機能を、コース単位で予約できる検索機能へ全面変更**するプロジェクトを担当。 システムの主要な**MVCモデルの設計・構築**を手掛け、**検索ロジックの設計・実装をリード**しました。 --- ## **■ 規模** - エンジニア：12名 - デザイナー：5名 - ビジネスサイド：10名 --- ### **■ 主な役割** ### **① アーキテクチャ設計** #### **課題** - 既存システムは**部位ごとにデータ構造が最適化されていたため、新しいコース単位での検索に適していなかった**。 - **パフォーマンス要件が厳しく、大量の予約データを即時検索する必要があった**。 #### **工夫** - **MVCモデルを基盤に、検索機能のコア部分を再設計**し、スムーズな拡張が可能な構造を採用。 - **DB設計を見直し、正規化とインデックス最適化により検索処理速度を向上**。 --- ### **② 検索ロジック構築** #### **課題** - **検索ロジックの変更により、既存のビジネスルールとの整合性を維持する必要があった**。 - **検索条件が多岐にわたり、SQLの実行速度がボトルネックとなる可能性があった**。 #### **工夫** - **条件ごとに最適なインデックスを作成し、SQLのパフォーマンスをチューニング**。 --- ### **③ 開発・コードレビュー** #### **課題** - **開発スピードを優先するとコード品質が低下しやすく、バグが発生しやすい**。 - **大規模な変更のため、機能ごとのテストが不十分になりがち**。 #### **工夫** - **コードレビューのガイドライン（PSR-2準拠等）を策定し、コードの可読性・保守性を向上**。 - **ペアプログラミングやリファクタリングを積極的に実施し、品質向上と知識共有を促進**。 --- ### **④ ステークホルダーとの調整や管理** #### **課題** - **ビジネスサイドの要求が変化しやすく、開発途中で仕様変更が頻発した**。 - **技術部門とビジネス部門の認識のズレが発生し、スムーズな意思決定が難しい場面があった**。 #### **工夫** - **アジャイル開発の手法を取り入れ、スプリントごとにフィードバックを受けながら開発を進行**。 - **技術的制約や実現可能な仕様を事前に説明し、合意形成を強化（週次の定例会議を実施）**。 - **プロトタイプを早期に作成し、ビジネスサイドに実際の動作を見てもらいながら仕様を確定**。 --- ## **■ 成果** - **検索機能の刷新により、ユーザーの予約体験を大幅に向上** - **システムの拡張性を確保し、将来的な機能追加にも対応可能な設計を実現** - **開発チームのスキル向上と開発プロセスの最適化に貢献** --- ## **■ まとめ** このプロジェクトでは、**「検索速度の向上」「ユーザー体験の向上」「品質の維持」** の3つを重点的に対応。 特に、**アーキテクチャ設計の改善・検索処理の最適化・開発プロセスの改善を通じて、高品質なシステムを構築**しました。 結果として、**予約率向上・運用負荷削減・システムの拡張性向上に大きく貢献**しました。