# クラウドベースドキュメント管理サービスの新規開発
## プロジェクト概要
営業資料や請求書などのドキュメントを安全に共有・管理するクラウドベースのサービスを開発。
- **類似製品**: Google Drive、Box、Direct Cloud
- **目的**: 紙ベースの情報をデータ化して、資源の削減や電子帳簿保存法に対応するため
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## チーム情報
- **チーム規模**: 8人
- **自身の役割**: プロジェクト管理、インフラ設計・構築、データベース設計、フロントエンド・バックエンド開発全般を担当。
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## 開発・実装内容
### 機能A: フォルダ機能
#### 【概要】
ユーザーが自身のドキュメントを安全に管理し、共有できるフォルダ機能を開発。
- **マイフォルダ**: ユーザー自身のみがアクセス可能なプライベートフォルダ。
- **共有フォルダ**: アクセス権限を設定して他者とファイルを共有可能。
#### 【課題】
- ファイルの安全性を保ちながら、柔軟な共有機能を提供する必要があった。
- 大量のユーザー間での高速なファイルアクセスを実現する必要があった。
#### 【工夫・使用技術】
- **技術スタック**:
- React-TypeScriptで直感的なUIを構築。
- NestJS-TypeScriptとTypeORMでバックエンドを構築。
- **課題解決の工夫**:
- ユーザーごとのアクセス権限管理を設計し、共有フォルダの柔軟性を向上。
- AWS S3を利用してファイルストレージを構築し、高速で安全なファイルアクセスを実現。
#### 【成果】
- 直感的で簡易的なファイル共有を実現。セキュリティトラブルも0件に抑えることに成功。
- サービス導入後、ユーザー満足度調査で85%以上の利用者が「フォルダ機能が直感的で使いやすい」と回答。
### 機能B: セキュリティ機能
#### 【概要】
IP制限や二要素認証を導入し、セキュリティを強化。
- **IP制限**: 指定されたIPアドレスからのみアクセス可能に設定。
- **二要素認証**: ユーザー認証時に追加のセキュリティ層を提供。
#### 【課題】
- クラウド環境でのセキュリティリスクに対応し、企業利用にも耐えうるシステムを構築する必要があった。
#### 【工夫・使用技術】
- **技術スタック**: AWS Cognitoを利用した認証基盤を構築。
- **課題解決の工夫**:
- IP制限のルールを柔軟に設定可能にし、企業ごとのセキュリティポリシーに適応。
- CognitoとLambdaを連携し、カスタマイズ可能な認証フローを実現。
#### 【成果】
- セキュリティ基準を満たし、導入後に企業顧客からの問い合わせ数が20%減少。
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### 機能C: AI-OCR機能
#### 【概要】
Google Document OCRとOpenAIを活用したドキュメント読み取り機能を実装。
#### 【課題】
- 膨大な紙文書を手動で入力する手間を削減し、業務効率を大幅に向上させる必要があった。
#### 【工夫・使用技術】
- **技術スタック**: Google Document AI APIとOpenAI APIを組み合わせたOCRシステムを構築。
- **課題解決の工夫**:
- 大量データの処理に対応するため、分散処理を採用しスケーラビリティを確保。
- AIモデルのカスタマイズで特殊なフォーマットにも対応可能に。
#### 【成果】
- ドキュメント読み取りの精度が88%を超える水準に向上。
- 電子帳簿保存法に対応するための作業時間を短縮。
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## その他の取り組み
- **電子帳簿保存法対応**: 法規に基づいたドキュメント保存機能を提供。
- **ワークフロー機能**: 申請・承認フローのシステムを設計・実装。
- **インフラ設計・構築**: AWSを活用した高可用性のインフラ構築を主導。
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## 成果
- 社内での初のAWS導入プロジェクトを成功させ、他部署からの技術的信頼を獲得。