プロジェクトの要件定義、スケジューリング、開発機能の検討、会社への提案、開発メンバーの教育など、プロジェクト全体の進行管理を担当していました。
会社が提示した要件を確実にクリアし、売れる製品として立ち上げると同時に、スムーズなプロジェクト進行を実現する責務がありました。具体的には、プロジェクトの最終成果に責任を持ち、リソース・スケジュール・品質を統括しながら、チーム全体が円滑に開発を進められる環境を整えることが求められました。
1. 最終ゴールの明確化
まずは会社が想定する「売れる製品像」を具体化し、顧客や市場調査を通じて機能要件を定義しました。
誰がいつ何を達成すべきかを明示し、チーム全員が目指す方向を共有しました。
2. ゼロからのプロジェクト立ち上げ
土台づくり: 完成後の全体を考慮し、コードのルール策定やサンプルを作成し、開発の指針を確立。
AWS学習: 社内にAWSの知見が乏しかったため、すぐに資格取得に取り組み、活用可能なサービスを徹底的に調査。
3. スケジュール管理と優先度調整
タスクの重要度と難易度を見極めて優先度を設定し、進捗をRedmineで可視化。
要件変更や新技術の導入による影響を即時に判断し、スケジュールを適切にリスケジュール。
4. 部下の教育
苦労: 自分は問題なく実装できても、部下の技術レベルや性格に合わせた指導が必要。
工夫: 部下の能力より少し上のタスクを割り当て、段階的な成長を促進。コードレビューや1on1を通して課題解決を支援。
5. 技術的・人的な障害への対処
最新技術の取り込み: 便利になると確信したAI-OCRなどは、休日を利用して試作を実装し、有用性をデモで示すことで社内の反対を乗り越えた。
チーム内コミュニケーションが不足すると感じたらミーティングや1on1を増やし、情報共有を強化。
6. 円滑なコミュニケーションとモチベーション管理
メンバーが抱える課題や懸念を毎日の朝会で早期に把握し、トラブルを未然に防止。
小さな成功体験を積み重ねることで、チーム全体のやる気とプロジェクトの推進力を高めた。