AI翻訳のユーザーがどのようなペイン(英文が長すぎると全体の理解に時間がかかる、英文を翻訳AIで作成してもそれが正しいか判断がつかず不安であるなど)を抱えており、それをどのように解消すれば良いかに関してさまざまな仮説が出てきました。そこで共同研究先と協業して翻訳AIとChatGPTを使ってこれらのペインを解消できるかをビジネス的側面、および教育的側面で検証するための実験を行いました。最近行った実験であり、分析はまだ進行しているため、検証結果はまだ実用化されていませんがどのような要約が望まれているか、どのような英文校閲を行えばユーザーの不安感を払拭できるかなど教育的にも翻訳AIというプロダクトの観点でも重要な知見を引き出すことに貢献しています。この実験を行うために私は以下のことを担当しました。
- 実験企画案の作成
- 共同研究先との交渉(倫理的側面や、双方にメリットがあるPJとなるか、実験の実行可能性などの課題に関する確認、社内での調整など)
- 社内調整(実験にかかるコストの計算と稟議申請、実験協力者のリソース調達、実験によるアウトカム予測に関するCxO陣との認識合わせなど)
- 実験計画
- インタビュー項目・内容の洗い出し
- 詳細ドキュメントの作成
- 実験の実施
- 実験データ(アンケートフォーム)の集計
- 分析(因果ダイアグラム+回帰モデル+傾向スコアマッチング)