# プロジェクト概要
SaaSにて提供する採用管理システム(ATS)の自社開発に携わりました。
このサービスは他にも勤怠や稟議管理などのバックオフィスサービスがあり、その中のサービスの一つになります。
採用管理SaaSがリリースされて半年頃に参画し、二年半の間担当していました。
そのため、サービスの初期段階における機能の追加開発やリリース当初の不具合の改修などを行いつつ、サービスの拡大に貢献しました。
所属期間の間では、利用企業が3,000社ほどとなり利益として黒字になるまでを支えておりました。
# プロジェクトに関連する技術
**【インフラ】**
インフラではGCPを用いていました。
このプロジェクトでは、自身はGCPでの開発はインフラ担当者への指示を行なっており、直接の開発はおこなっていません。
**【バックエンド】**
Ruby on Railsを利用していました。
**【フロントエンド】**
mithrilを用いて画面のrenderをおこなっていました。
ただし利用できるメンバーの確保が難しいことからReactへの置き換えを進めていました。
# 担当業務
エンジニアリーダーの立ち位置で、おおよそ4〜6名ほどのチームで開発をおこなっていました。
参画時期の当初半年ほどでは要件定義〜基本設計の工程を担当し、参画時期の残りでは加えて実装工程に関しても担当していました。
# 主な改修
**【ダッシュボード機能開発】**
参画期間:1ヶ月
メンバー:2名
関連技術:Ruby on Rails / React / Redux / mithril
クライアントが利用しているサービス内のデータのサマリを表示するため、どのような表示が必要かクライアントからの過去の問い合わせなどから必要情報の要件定義から行いました。
表示コンテンツに関してはUI/UXデザイナーと相談して決め、実装に関しては自分のみで行いました。
この改修の時期には、mithrilからReactへの置き換えを検討しており、この改修ではReact/Reduxの導入方法の検討を行った上で、React/Reduxの導入を行いました。
**【認証/ユーザー管理サービス開発】**
参画期間:3ヶ月
メンバー:6〜8名
関連技術:GCP / Ruby on Rails
採用管理SaaSはシリーズとして勤怠や稟議管理など複数のサービス群の中の一つのサービスでした。
この改修の前にはそれぞれのサービスで個別にユーザー管理を行なっており、ユーザーは各サービスに個別にログインを求められたり、追加/更新/削除という操作が複数のサービスで求められる状態だったため、認証/ユーザーを統一的に管理するサービスの開発を行いました。
自分は採用管理のシステムのバックエンド部分(Rails)の改修と認証/ユーザー管理システム(Rails)の一部の改修、およびそれれに必要となるデータ移行を担当しました。