エンジニア6名(リーダー1名、サブリーダー1名、メンバー2名、業務委託2名)で構成された開発チームにおいて、サブリーダーとして主にメンバー2名のマネジメントを担当しました。
担当範囲は、オンボーディング支援・日々の業務サポート・タスク管理などの業務面に加え、半期ごとの目標設定支援やモチベーションの維持・向上を図るピープルマネジメントも行いました。
自社で開発・運用している不動産業界向けサービスにおいて、既存機能の改修やバグ修正、他部署からの問い合わせ対応などを担うチームであったため、担当メンバーには以下の力を早期に身につけてもらうことが求められていました。
- バグ調査や改修を自律的に行う自走力
- 自社システムの仕様を正確に把握する理解力
- 他部署との円滑な連携を図るコミュニケーション力
これらを身につけ、一人で業務を遂行できる「即戦力」としてチームに貢献できる状態に早期に導くことが、組織およびリーダーから求められ私自身の責務でした。
新メンバーが早期に業務へ自走できるよう、以下のような工夫と取り組みを行いました。
### オンボーディングの最適化
メンバー入社前に自社システムの理解度を測るテストを独自に作成し、それに沿ったオンボーディングプランを構築しました
ドキュメントが社内に散在していたため、テスト設計を通じて注力すべき学習領域を明確化し、効率的な知識習得を実現しました
### 双方向コミュニケーションの促進
入社から3ヶ月間は朝夕2回の1on1ミーティングを実施し、都度課題や疑問を解消できる体制を整えました
当初、メンバーからの質問が少ないことが課題だったため、タスク着手時にSlackで専用スレッドを立てるルールを導入し、非同期での質問・相談を促進しました
### プロダクト理解の底上げ
システムのコアとなるメインロジック部分のコードリーディング会(全5回)を主導し、併せて全体構造を可視化したフロー図も作成。
自らのキャッチアップ経験を活かし、複雑なロジックの理解を図る機会を提供することで、メンバーの技術的な自立を後押ししました。